大相撲夏場所2023が、予定通りの日程で東京都の両国国技館で開催されます。
春場所では関脇・霧馬山が大栄翔との優勝決定戦を制して初優勝を飾りましたが、夏場所2023の優勝力士の予想はどうでしょうか?
番付表では照ノ富士が引き続き東の正横綱で一人横綱、カド番の貴景勝が西大関に、相変わらず関脇・小結陣が大所帯で元気です。
横綱・照ノ富士が復帰優勝を果たすのか、元気な関脇・小結陣が躍動するのか、さらに勢いのある若手力士の活躍が加わることになれば優勝争いはさらに盛り上がることでしょう。
上位下位にかかわらず見どころの多い夏場所になりそうです。
今回は、大相撲夏場所2023の優勝力士を予想するとともに、日程はいつからで番付表はどうなっているのか注目力士なども見ていきます。
大相撲春場所2023の優勝力士を予想
大相撲のここ1年間の優勝者を見ると、照ノ富士(横綱)、御嶽海(当時関脇)、霧馬山(関脇)、逸ノ城(当時前頭2枚目)、玉鷲(当時前頭3枚目)、阿炎(当時前頭9枚目)が各1回ずつとなっています。
横綱・照ノ富士の休場が続いているということもあり、優勝力士は横綱から平幕まで多種多様で複数回優勝者がいない戦国時代の様相を呈しています。
2021年は上位力士が安定して優勝するようになっていましたが、またもや下剋上の時代に逆戻りした感があります。
この夏場所は横綱・照ノ富士が4場所ぶりに出場予定ということで、優勝候補筆頭となるのは間違いないところでしょう。
しかし、久しぶりの土俵ということで不安もあり、優勝争いは混戦になる可能性も高いといえます。
そんな中で優勝候補の一角を担うのが、先場所初優勝し今場所大関取りがかかる関脇・霧馬山、優勝決定戦まで残り関脇に返り咲いた大栄翔、3場所連続で二桁勝利をあげている新関脇・若元春です。
3力士とも勢いの中にも安定感をつけてきており、だれがつ優勝してもおかしくないといっていいでしょう。
とにかく最近は関脇・小結が元気なので、二桁勝利を続け関脇の座を守り続けている豊昇龍、上位で安定している小結・琴ノ若あたりからも目が離せません。
また、1度は平幕まで落ちた元大関・正代も春場所は本来の相撲を見せ二桁勝利をあげ、ダークホースといっていいでしょう。
さらに忘れてはいけないのが、ついに幕内に復帰した朝之山です。
番付下位で優勝争いの中に入る後半までは上位力士との対戦はないでしょうから、幕内復帰即優勝ということも十分に考えられます。
春場所もそうでしたが、とにかく大所帯となった関脇・小結陣が元気なので、照ノ富士が本来の力を出せなかった場合にはこの中から優勝力士が出る可能性が高いのではないでしょうか。
大相撲夏場所2023は照ノ富士を優勝候補筆頭に、霧馬山と大栄翔、若元春の3関脇を対抗A、豊昇龍と琴ノ若を対抗B、ダークホースに正代と朝之山の2人の元大関をあげたいと思います。
横綱・照ノ富士の調子次第では、本命なしで平幕優勝もあり得る大混戦の場所になると予想します。
大相撲の優勝力士と成績
大相撲の2019年以降の本場所の優勝力士と成績は、以下の通りです。
大相撲2023年の大相撲優勝力士と成績
- 3月場所:霧馬山(関脇)12勝3敗
- 1月場所:貴景勝(大関)12勝3敗
大相撲2022年の優勝力士と成績
- 11月場所:阿炎(前頭9枚目)12勝3敗
- 9月場所:玉鷲(前頭3枚目)13勝2敗
- 7月場所:逸ノ城(前頭2枚目)12勝3敗
- 5月場所:照ノ富士(横綱)12勝3敗
- 3月場所:若隆景(関脇)12勝3敗
- 1月場所:御嶽海(関脇)13勝2敗
大相撲2021年の優勝力士と成績
- 11月場所:照ノ富士(横綱)15勝0敗
- 9月場所:照ノ富士(横綱)13勝2敗
- 7月場所:白鵬(横綱)15勝0敗
- 5月場所:照ノ富士(大関)12勝3敗
- 3月場所:照ノ富士(関脇)12勝3敗
- 1月場所:大栄翔(前頭1枚目)13勝2敗
大相撲2020年の大相撲優勝力士と成績
- 11月場所:貴景勝(大関)13勝2敗
- 9月場所:正代(関脇)13勝2敗
- 7月場所:照ノ富士(前頭17枚目)13勝2敗
- 5月場所:中止
- 3月場所:白鵬(横綱)13勝2敗
- 1月場所:徳勝龍(前頭17枚目)14勝1敗
大相撲2019年の大相撲優勝力士と成績
- 11月場所:白鵬(横綱)14勝1敗
- 9月場所:御嶽海(関脇)12勝3敗
- 7月場所:鶴竜(横綱)14勝1敗
- 5月場所:朝乃山(前頭8枚目)13勝2敗
- 3月場所:白鵬(横綱)15勝0敗
- 1月場所:玉鷲(関脇)13勝2敗
※番付・格付は当時のものです。
大相撲夏場所2023の日程はいつから?
大相撲夏場所2023は5月14日(日)~28日(日)までの15日間の日程で、東京都の両国国技館で開催されます。
座席での飲食は可能ですが、飲食物・アルコールの持ち込みは禁止となっています。
大相撲夏場所2023の日程など概要は、以下の通りです。
大相撲夏場所2023の日程・会場など概要
名称
大相撲5月場所
開催日程
2023年(令和5年)5月14日(日)~28日(日)
開場
初日~12日目:午前8時30分
13日目~千秋楽:午前10時00分
会場
両国国技館(東京都)
所在地
〒130-0015東京都墨田区横網1丁目3-28
大相撲夏場所2023の番付表と注目力士
大相撲夏場所2023の番付は照ノ富士が先場所に引き続き東の横綱で一人横綱、大関は西に貴景勝のみとなります。
関脇は先場所から継続の霧馬山と豊昇龍に加え、返り咲きの大栄翔、若元春が新たに昇進し4力士、小結は継続の琴ノ若と再浮上の正代、関脇から陥落した若隆景の3力士です。
大きく番付を落とした力士は少ないものの、横綱・大関が各1名ずつで関脇・小結陣が渋滞気味の番付表になっています。
逆に大きく番付を上げたのが先場所新入幕で二桁11勝をあげた前頭5枚目の金峰山、同じく二桁10勝をあげた前頭筆頭の翠富士、前頭3枚目の錦富士の3力士で夏場所も勢いが続くのかどうかが注目されます。
新入幕力士はないものの元大関・朝乃山と元関脇・逸ノ城が幕内に復帰し、注目力士としてあげたいところでしたが、残念ながら夏場所を前に逸ノ城の引退が発表されています。
大相撲夏場所2023の番付表は、以下の通りです。
大相撲夏場所2023の番付表
東 | 幕内 | 西 |
照ノ富士 | 横綱 | |
大関 | 貴景勝 | |
霧馬山 | 関脇 | 豊昇龍 |
〇大栄翔 | 関脇 | ◎若元春 |
琴ノ若 | 小結 | ×若隆景 |
〇正代 | 小結 | |
阿炎 | 前頭1枚目 | 翠富士 |
高安 | 前頭2枚目 | 遠藤 |
翔猿 | 前頭3枚目 | 錦富士 |
宇良 | 前頭4枚目 | 錦木 |
金峰山 | 前頭5枚目 | 琴勝峰 |
明生 | 前頭6枚目 | 御嶽海 |
北勝富士 | 前頭7枚目 | 玉鷲 |
佐田の海 | 前頭8枚目 | 隆の勝 |
阿武咲 | 前頭9枚目 | 平戸海 |
竜電 | 前頭10枚目 | 宝富士 |
北青鵬 | 前頭11枚目 | 大翔鵬 |
碧山 | 前頭12枚目 | 琴恵光 |
千代翔馬 | 前頭13枚目 | 〇逸ノ城 |
〇朝乃山 | 前頭14枚目 | 妙義龍 |
一山本 | 前頭15枚目 | 剣翔 |
水戸龍 | 前頭16枚目 | 王鵬 |
輝 | 前頭17枚目 |
※◎は新、〇は再、×は転落
大相撲夏場所2023の優勝力士予想~まとめ
今回は、大相撲夏場所2023の優勝力士を予想するとともに、日程はいつからで番付表はどうなっているのか注目力士も見てきました。
大相撲夏場所2023は5月14日(日)~28日(日)の15日間の日程で、東京都の両国国技館で開催されます。
夏場所の優勝力士を予想すると、照ノ富士を優勝候補筆頭に、霧馬山と大栄翔、若元春の3関脇を対抗A、豊昇龍と琴ノ若を対抗B、ダークホースに正代と朝之山の2人の元大関をあげたいと思います。
横綱・照ノ富士の調子次第では大混戦となる可能性もあり、波乱の場所になるかもしれません。
番付表で大きく飛躍した金峰山、翠富士、錦富士の3力士を注目力士としてあげたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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