一度は大関の地位まで上がったものの怪我や病気で序二段まで番付を落とし、再び這い上がって復活優勝を遂げ横綱の地位まで昇りつめたのが照ノ富士関です。番付推移なども波乱万丈で常人離れしていますが、復活を支えた結婚相手との絆があってこそのこれまでの相撲人生です。
見るからに大柄でパワーのありそうな体格ですが、相撲の取り口も豪快そのものでさらなる飛躍が期待されています。そんな照ノ富士関ですが、身長・体重・年齢などの基本的な力士情報が気になります。
今回は、照ノ富士関の身長・体重・年齢など力士情報や結婚相手や番付推移などについて見ていきます。
照ノ富士の身長・体重・年齢など力士情報
照ノ富士関は、1991年(平成3年)11月29日、モンゴルのウランバートル市生まれで、相撲は16歳頃に日本に観光旅行して相撲を見たのをきっかけに始めました。他の力士と比較するとかなり遅いように思いますが、19歳頃までは特に本格的にスポーツに取り組むこともなかったようです。
しかし、モンゴルにいた少年時代から体は大きかったようで、この体を生かすべく相撲留学を決意しました。照ノ富士関は見るからに大柄なのはわかりますが、身長は192cm、体重は174kgあります。大相撲入門後は、この恵まれた体格と桁外れのパワーで順調に番付を駆け上がり、2015年5月場所で幕内初優勝を果たし、平成生まれでは初の大関昇進を果たしました。
大関になってからは膝や肩などの怪我に苦しんで優勝はなく、2017年9月場所の5回目のカド番でついに大関を陥落し、その後は糖尿病や腎臓結石も患って番付は序二段まで落ちました。何度か師匠に引退を申し出るものの説得され現役を続けた結果、徐々に復調し、幕内に返り咲くと2020年7月場所で2回目の幕内優勝を果たしました。
その後も順調に番付を上げ、2021年3月場所は東関脇で大関返り咲きを賭けた場所で優勝し大関復帰を果たすと、復帰直後の5月場所でも優勝、そして新横綱となった9月場所でも見事に優勝を飾りました。度重なる怪我や病気に悩まされた波乱万丈ともいえる相撲人生を送ってきた照ノ富士関の年齢は、2024年7月現在、32歳です。
照ノ富士関の身長・体重などの力士情報は、以下の通りです。
照ノ富士の身長・体重など力士情報・プロフィール
- 四股名
照ノ富士 春雄(てるのふじ はるお) - 本名
ガントルガ・ガンエルデーネ - 生年月日
1991年(平成3年)11月29日 - 身長・体重
192cm・174kg - 血液型
O型 - 出身地
ウランバートル(モンゴル) - 出身高校
鳥取城北高校 - 所属部屋
間垣部屋 → 伊勢ヶ濱部屋 - 四股名履歴
若三勝 由章 → 照ノ富士 春雄 - 初土俵
2011年(平成23年)5月場所 - 得意技
右四つ・寄り - 趣味
カラオケ - 好きな食べ物
牛タン - 嫌いな食べ物
カレーライス、生魚 - ツイッター
@ganerdene91
※2024年7月28日時点の情報です。
照ノ富士の結婚相手
どん底から這い上がってきた照ノ富士関ですが、復活の過程で実は結婚をしていました。結婚相手は3歳年下で同じモンゴル出身のツェグメド・ドルジハンドさんで、すでに2018年2月15日に東京都・富岡八幡宮で結婚式を行っていたとのことです。
結婚相手のツェグメド・ドルジハンドさんは高校から日本に留学していて、照ノ富士関が22歳頃、知人の紹介で知り合いました。22歳頃というと怪我もなく破竹の勢いで番付を駆け上がっていた頃ですが、照ノ富士関が一目惚れし、お互いに好印象を持って交際がスタートしました。
その後、怪我や病気などで序二段まで番付が下がっても献身的に照ノ富士関をサポートし続け、復活を支えました。そしてついに2018年2月14日のバレンタインデーに照ノ富士関がプロポーズし、翌15日に婚姻届を提出する運びとなりました。
婚姻届を提出した2018年は、照ノ富士関が番付を下げ続けていた頃です。いかに2人の愛の絆が強く信頼し合っていたかが、わかるというものです。結婚相手のツェグメド・ドルジハンドさんの支えがなかったならば、照ノ富士関の復活優勝があったかどうかわからないとさえいえる存在といえるでしょう。
照ノ富士の番付推移
ここまで怪我や病気に苦しみ、番付の上でも浮き沈みの激しい相撲人生を送ってきた照ノ富士関ですが、番付推移を見ていきたいと思います。
照ノ富士関は2011年5月技量審査場所において19歳で初土俵を踏むと、2015年7月場所の大関昇進まで一気に駆け上がっていきます。小結を飛び越えて関脇に昇進し、そのまま大関に昇進するという快挙を成し遂げています。
そして、2017年11月場所で関脇に陥落すると、2019年3月場所の序二段まで今度は逆に一気に陥落していきます。序二段まで落ちた後は復調し、2021年1月場所では関脇まで戻ってきました。
通常は大関まで昇進した力士が序二段まで落ちれば引退してもおかしくありませんが、度重なる照ノ富士関の引退の申し出に対して踏みとどまらせた師匠の伊勢ヶ濱親方の説得あってこその復活です。
照ノ富士関の番付推移は、上がるも下がるもジェットコースターのように一気に急上昇急降下する凄まじい番付推移です。再び上昇気流に乗っている照ノ富士関は大関返り咲き、そして横綱まで上り詰めました。
照ノ富士の番付推移
2011年5月技量審査場所:初土俵
2011年7月場所:序ノ口
2011年9月場所:序二段
2011年11月場所:三段目
2012年1月場所:幕下
2013年9月場所:十両
2014年3月場所:幕内
2015年3月場所:新関脇(新三役)
2015年7月場所:新大関
2017年11月場所:関脇陥落
2018年3月場所:十両陥落
2018年7月場所:幕下陥落
2018年11月場所:三段目陥落
2019年3月場所:序二段陥落
2019年5月場所:三段目再昇進
2019年7月場所:幕下再昇進
2020年1月場所:十両再昇進(関取復帰)
2020年7月場所:幕内再昇進
2020年11月場所:新小結(返り三役)
2021年1月場所:関脇再昇進
2021年5月場所:大関再昇進(大関復帰)
2021年9月場所~:新横綱
※2024年7月場所までの番付推移です。
照ノ富士の優勝回数
照ノ富士関の優勝回数は幕内で10回、十両でも2回など計13回ですが、幕内10回の優勝は照ノ富士関の実力から考えるとやや少ないように感じます。
大関に2年余り在位していた頃、当時は優勝回数を増やすと思われていましたが、やはり怪我の影響は大きかったのでしょう。優勝争いに絡んだ場所もありましたが、それ以上に負け越しや休場でカド番脱出に苦しんでいたという印象が強いです。
照ノ富士関の優勝回数は、以下の通りです。
照ノ富士の優勝回数
幕内:10回(2015年5月場所・2020年7月場所・2020年3月場所・2021年5月場所・2021年9月場所・2021年11月場所・2022年5月場所・2023年5月場所・2024年1月場所・2024年7月場所)
十両:2回(2013年9月場所・2020年1月場所)
幕下:1回(2019年11月場所)
※2024年7月場所までの成績です。
照ノ富士の身長・体重・年齢などプロフィール~まとめ
今回は、照ノ富士関の身長・体重・年齢など力士情報や結婚相手や番付推移などについて見てきました。
照ノ富士関は身長192cm、体重174kgと恵まれた体格と桁外れのパワーで順調に番付を駆け上がり、2015年7月場所で平成生まれで初の大関昇進を果たしました。年齢は2024年7月時点で32歳です。
怪我や病気に苦しみ番付推移を見ると、大関まで一気に昇進した後は逆に序二段まで一気に落ちるというジェットコースターのような相撲人生です。結婚相手は3歳年下で同じモンゴル出身のツェグメド・ドルジハンドさんで、番付が下がっても献身的に照ノ富士関をサポートし続け復活を支えました。
照ノ富士関の優勝回数は2024年7月場所終了時点で幕内10回など計13回ですが、怪我などの影響が大きいいとはいえ実力から考えるとやや少ないといっていいでしょう。復活優勝して再び右肩上がりに番付を上げ優勝回数を増やし、ついに横綱まで上り詰めました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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