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全仏オープンテニスの男女シングルス歴代優勝者は?賞金とポイントも

1891年に「フランス選手権」として始まった全仏オープンテニスは、グランドスラムの大会の中で唯一のクレーコート(赤土)の大会で、毎年上位選手が苦しむ波乱の大会として知られています。

それだけにシングルスの歴代優勝者を見ると他のグランドスラムとは異なり、かなり偏った傾向が見られます。
その他、賞金やポイントなども気になります。

今回は、全仏オープンテニスの男女シングルス歴代優勝者と賞金・ポイントなどについて見ていきます。

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全仏オープンテニスの男女シングルス歴代優勝者

全仏オープンテニスはクレーコート(赤土)で開催されていることから、歴代優勝者は「クレーコート・スペシャリスト」と呼ばれたりします。歴代優勝者を見ると、他のグランドスラムの大会に比較してアメリカ人選手の名前が少なくヨーロッパの選手が多い傾向があります。

特に男子のラファエル・ナダル選手(スペイン)の強さは異常とも思えるもので、もはや全仏オープンテニスはナダルの独壇場といっても過言ではありません。明らかにクレーコート(赤土)で開催されることが、全仏オープンテニスを特徴づけているといえるでしょう。

では、全仏オープンテニスの男女シングルス歴代優勝者を見ていきましょう。

全仏オープンテニスの歴代優勝者~男子シングルス

2000年以降の男子シングルスの全仏オープンテニスの歴代優勝者は、ラファエル・ナダル(スペイン)の5連覇、4連覇、3連覇が光ります。優勝回数14回と5連覇はともに全仏オープンテニスの最多記録です。アメリカ人選手の名前がないのは不思議としか言いようがありません。

2000年以降の男子シングルスの全仏オープンテニスの歴代優勝者は、以下の通りです。

全仏オープンテニスの男子シングルスの歴代優勝者(2000年以降)
2024年 カルロス・アルカラス(スペイン)
2023年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2022年 ラファエル・ナダル(スペイン)
2021年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2017~2020年 ラファエル・ナダル(スペイン)
2016年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2015年 スタン・ワウリンカ(スイス)
2010~2014年 ラファエル・ナダル(スペイン)
2009年 ロジャー・フェデラー(スイス)
2005~2008年 ラファエル・ナダル(スペイン)
2004年 ガストン・ガウディオ(アルゼンチン)
2003年 フアン・カルロス・フェレーロ(スペイン)
2002年 アルベルト・コスタ(スペイン)
2001年 グスタボ・クエルテン(ブラジル)
2000年 グスタボ・クエルテン(ブラジル)
1998年 アンドレ・アガシ(アメリカ)
1998年 カルロス・モヤ(スペイン)
1997年 グスタボ・クエルテン(ブラジル)
1996年 エフゲニー・カフェルニコフ(ロシア)
1995年 トーマス・ムスター(オーストリア)
1993・1994年 セルジ・ブルゲラ(スペイン)
1991・1992年 ジム・クーリエ(アメリカ)
1990年 アンドレス・ゴメス(エクアドル)
1989年 マイケル・チャン(アメリカ)
1988年 マッツ・ビランデル(スウェーデン)
1986・1987年 イワン・レンドル(チェコスロバキア)
1985年 マッツ・ビランデル(スウェーデン)
1984年 イワン・レンドル(チェコスロバキア)
1983年 ヤニック・ノア(フランス)
1982年 マッツ・ビランデル(スウェーデン)
1978~1981年 ビョルン・ボルグ(スウェーデン)
1977年 ギリェルモ・ビラス(アルゼンチン)
1976年 アドリアーノ・パナッタ(イタリア)
1974・1975年 ビョルン・ボルグ(スウェーデン)
1973年 イリ・ナスターゼ(ルーマニア)
1972年 アンドレス・ヒメノ(スペイン)
1970・1971年 ヤン・コデシュ(チェコスロバキア)
1969年 ロッド・レーバー(オーストラリア)
1968年 ケン・ローズウォール(オーストラリア)
1967年 ロイ・エマーソン(オーストラリア)
1966年 トニー・ローチ(オーストラリア)
1965年 フレッド・ストール(オーストラリア)
1964年 エマニュエル・サンタナ(スペイン)
1963年 ロイ・エマーソン(オーストラリア)
1962年 ロッド・レーバー(オーストラリア)
1961年 エマニュエル・サンタナ(スペイン)
1959・1960年 ニコラ・ピエトランジェリ(イタリア)
1958年 メルビン・ローズ(オーストラリア)
1957年 スベン・デビッドソン(スウェーデン)
1956年 ルー・ホード(オーストラリア)
1954・1955年 トニー・トラバート(アメリカ)
1953年 ケン・ローズウォール(オーストラリア)
1951・1952年 ヤロスラフ・ドロブニー(エジプト)
1950年 バッジ・パティー(アメリカ)
1948・1949年 フランク・パーカー(アメリカ)
1947年 ヨージェフ・アシュボード(ハンガリー)
1946年 マルセル・ベルナール(フランス)
1940~1945年 大会未開催
1939年 ドン・マクニール(アメリカ)
1938年 ドン・バッジ(アメリカ)
1937年 ヘンナー・ヘンケル(ドイツ)
1936年 ゴットフリート・フォン・クラム(ドイツ)
1935年 フレッド・ペリー(イギリス)
1934年 ゴットフリート・フォン・クラム(ドイツ)
1933年 ジャック・クロフォード(オーストラリア)
1932年 アンリ・コシェ(フランス)
1931年 ジャン・ボロトラ(フランス)
1930年 アンリ・コシェ(フランス)
1929年 ルネ・ラコステ(フランス)
1928年 アンリ・コシェ(フランス)
1927年 ルネ・ラコステ(フランス)
1926年 アンリ・コシェ(フランス)
1925年 ルネ・ラコステ(フランス)
1924年 ジャン・ボロトラ(フランス)
1923年 フランソワ・ブランシー(フランス)
1922年 アンリ・コシェ(フランス)
1921年 ジャン・サマズイユ(フランス)
1920年 アンドレ・ゴベール(フランス)
1915~1919年 大会未開催
1912~1914年 マックス・デキュジス(フランス)
1911年 アンドレ・ゴベール
1910年 モーリス・ジェルモー(フランス)
1907~1909年 マックス・デキュジス(フランス)
1905・1906年 モーリス・ジェルモー(フランス)
1903・1904年 マックス・デキュジス(フランス)
1901・1902年 アンドレ・バシェロー(フランス)
1897~1900年 パウル・アイメ(フランス)
1894~1896年 アンドレ・バシェロー(フランス)
1893年 ローラン・リブレー(フランス)
1892年 ジェーン・シェーファー(フランス)
1891年 H・ブリッグス(イギリス)

全仏オープンテニスの歴代優勝者~女子シングルス

2000年以降の女子シングルスの全仏オープンテニスの歴代優勝者を見ると、アメリカ人選手はセリーナ・ウィリアムズ選手とジェニファー・カプリアティ選手のわずかに2名です。男子シングルスと比較するとより国際色豊かなのも特徴といえるでしょう。

女子シングルスの全仏オープンテニスの歴代優勝者は、以下の通りです。

全仏オープンテニスの女子シングルスの歴代優勝者
2024年 イガ・シフィオンテク(ポーランド)
2023年 イガ・シフィオンテク(ポーランド)
2022年 イガ・シフィオンテク(ポーランド)
2021年 バルボラ・クレイチコバ(チェコ)
2020年 イガ・シフィオンテク(ポーランド)
2019年 アシュリー・バーティ(オーストラリア)
2018年 シモナ・ハレプ(ルーマニア)
2017年 エレナ・オスタペンコ(ラトビア)
2016年 ガルビネ・ムグルサ(スペイン)
2015年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2014年 マリア・シャラポワ(ロシア)
2013年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2012年 マリア・シャラポワ(ロシア)
2011年 李娜(中国)
2010年 フランチェスカ・スキアボーネ(イタリア)
2009年 スベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)
2008年 アナ・イバノビッチ(セルビア)
2007年 ジュスティーヌ・エナン(ベルギー)
2005・2006年 ジュスティーヌ・エナン=アーデン(ベルギー)
2004年 アナスタシア・ミスキナ(ロシア)
2003年 ジュスティーヌ・エナン=アーデン(ベルギー)
2002年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2001年 ジェニファー・カプリアティ(アメリカ)
2000年 マリー・ピエルス(フランス)
1993年 シュテフィ・グラフ(ドイツ)
1998年 アランチャ・サンチェス・ビカリオ(スペイン)
1997年 イバ・マヨリ(クロアチア)
1995・1996年 シュテフィ・グラフ(ドイツ)
1994年 アランチャ・サンチェス・ビカリオ(スペイン)
1993年 シュテフィ・グラフ(ドイツ)
1990~1992年 モニカ・セレシュ(ユーゴスラビア)
1989年 アランチャ・サンチェス・ビカリオ(スペイン)
1987・1988年 シュテフィ・グラフ(ドイツ)
1985・1986年 クリス・エバート・ロイド(アメリカ)
1984年 マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)
1983年 クリス・エバート・ロイド(アメリカ)
1982年 マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)
1981年 ハナ・マンドリコワ(チェコスロバキア)
1979・1980年 クリス・エバート・ロイド(アメリカ)
1978年 バージニア・ルジッチ(ルーマニア)
1977年 ミマ・ヤウソベッツ(ユーゴスラビア)
1976年 スー・バーカー(イギリス)
1974・1975年 クリス・エバート(アメリカ)
1973年 マーガレット・スミス・コート(オーストラリア)
1972年 ビリー・シーン・キング(アメリカ)
1971年 イボンヌ・グーラゴング(オーストラリア)
1969・1970年 マーガレット・スミス・コート(オーストラリア)
1968年 ナンシー・リッチー(アメリカ)
1967年 フランソワーズ・デュール(フランス)
1966年 アン・ヘイドン=ジョーンズ(イギリス)
1965年 レスリー・ターナー(オーストラリア)
1964年 マーガレット・スミス(オーストラリア)
1963年 レスリー・ターナー(オーストラリア)
1962年 マーガレット・スミス(オーストラリア)
1961年 アン・ヘイドン(イギリス)
1960年 ダーリーン・ハード(アメリカ)
1959年 クリスティン・トルーマン(イギリス)
1958年 ジュジャ・ケルメツィ(ハンガリー)
1957年 シャーリー・ブルーマー(イギリス)
1956年 アリシア・ギブソン(アメリカ)
1955年 アンジェラ・モーティマー(イギリス)
1953・1954年 モーリーン・コノリー(アメリカ)
1952年 ドリス・ハート(アメリカ)
1951年 シャーリー・フライ(アメリカ)
1950年 ドリス・ハート(アメリカ)
1949年 マーガレット・オズボーン・デュポン(イギリス)
1948年 ネリー・アダムソン・ランドリー(フランス)
1947年 パトリシア・カニング・トッド(アメリカ)
1946年 マーガレット・オズボーン(イギリス)
1940~1945年 大会未開催
1938・1939年 シモーヌ・マチュー(フランス)
1935~1937年 ヒルデ・スパーリング(ドイツ)
1933・1934年 マーガレット・スクリブン(イギリス)
1932年 ヘレン・ウィルス・ムーディ(アメリカ)
1931年 シリー・アウセム(ドイツ)
1930年 ヘレン・ウィルス・ムーディ(アメリカ)
1928・1929年 ヘレン・ウィルス(アメリカ)
1927年 コルネリア・ボウマン(オランダ)
1925・1926年 スザンヌ・ランラン(フランス)
1924年 ジュリー・ブラスト(フランス)
1920~1923年 スザンヌ・ランラン(フランス)
1915~1919年 大会未開催
1913・1914年 マルグリット・ブロクディス(フランス)
1909~1912年 ジャンヌ・マシー(フランス)
1908年 ケイト・ギロー=フェンウィック(フランス)
1907年 ド・カーメル伯爵夫人
1906年 ケイト・ギロー=フェンウィック(フランス)
1904・1905年 ケイト・ギロー(フランス)
1903・1904年 フランソワーズ・マッソン(フランス)
1900年 P・ジロー(フランス)
1900年 エレーヌ・プレボー(フランス)
1897~1899年 フランソワーズ・マッソン(フランス)

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全仏オープンテニスの賞金

全仏オープンテニスの賞金額がどれくらいのものなのか、他のグランドスラムの大会と比較してみましょう。

全仏オープンテニスの優勝賞金は、2019年現在、グランドスラムの大会の中では最も低い賞金額ですがそれでも日本円で約2億8,000万円という高額賞金となっています。

全仏オープンテニスのシングルスの優勝賞金を他のグランドスラムの大会と比較すると、以下のようになります。

テニスグランドスラム2019年男女シングルス優勝賞金
全豪オープン:410万豪ドル(約3億2,000万円)
全仏オープン:230万ユーロ(約2億8,000万円)
全英オープン:235万ポンド(約3億2,000万円)
全米オープン:358万ドル(約4億1,000万円)

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全仏オープンテニスの賞金総額と優勝賞金

全仏オープンテニスの賞金は2007年から男女同額となり、2019年まで賞金総額は毎年10%前後、優勝賞金も10万~20万ユーロの増額を続けています。2020年以降は2年連続で減額となったこともありましたが、ふたたび増額に転じています。

全仏オープンテニスのここ数年の賞金総額と優勝賞金は、以下の通りです。

全仏オープンテニスの賞金総額と優勝賞金の推移
2024年 53,478,000ユーロ(240万ユーロ)
2023年 49,600,000ユーロ(230万ユーロ)
2022年 43,600,000ユーロ(220万ユーロ)
2021年 34,367,215ユーロ(140万ユーロ)
2020年 38,000,000ユーロ(160万ユーロ)
2019年 42,661,000ユーロ(230万ユーロ)
2018年 39,197,000ユーロ(220万ユーロ)
2017年 36,000,000ユーロ(210万ユーロ)
2016年 32,017,500ユーロ(200万ユーロ)
2015年 28,028,600ユーロ(180万ユーロ)
2014年 25,018,900ユーロ(165万ユーロ)

※カッコ内は、男女シングルスの優勝賞金です。

全仏オープンテニスの賞金配分

続いて、全仏オープンテニスの賞金配分を見ていきましょう。

1回戦敗退でも7万3,000ユーロ(約1,226万円)の賞金を獲得できます。賞金配分の傾向としては、他のグランドスラムの大会と同様です。

全仏オープンテニスの賞金配分は、以下の通りです。

全仏オープンテニスの賞金配分(2024年男女シングルス)
優勝:240万ユーロ(約4億円)
準優勝:120万ユーロ(約2億円)
ベスト4:65万ユーロ(約1億1,000万円)
ベスト8:41万5,000ユーロ(約7,000万円)
ベスト16:25万ユーロ(約4,200万円)
3回戦:18万8,000ユーロ(約2,654万円)
2回戦:11万ユーロ(約1,848万円)
1回戦:7万3,000ユーロ(約1,226万円)
予選決勝:4万1000ユーロ(688万円)
予選2回戦:2万8000ユーロ(470万円)
予選1回戦:2万ユーロ(336万円)

※1ユーロ=168円

全仏オープンテニスのポイント

最後に、全仏オープンテニスのポイントです。

賞金額は男女ともに同額でしたが、ポイントはべすと4以下が少々異なり女子のほうがやや高い設定となっています。このあたりは全米オープンテニスと同じ設定です。

全仏オープンテニスのポイントは、下記のようになっています。

全仏オープンテニスのポイント
優勝:2000(男子)・2000(女子)
準優勝:1300(男子)・1300(女子)
ベスト4:800(男子)・780(女子)
ベスト8:400(男子)・430(女子)
ベスト16:200(男子)・240(女子)
3回戦:100(男子)・130(女子)
2回戦:50(男子)・70(女子)
1回戦:10(男子)・10(女子)

※2024年の男女シングルスのポイント配分です。

全仏オープンテニスの男女シングルス歴代優勝者~まとめ

今回は、全仏オープンテニスの男女シングルス歴代優勝者と賞金・ポイントなどについて見てきました。

全仏オープンテニスの男女シングルス歴代優勝者は、クレーコート(赤土)のためか偏りが見られ、歴代優勝者は「クレーコート・スペシャリスト」と呼ばれたりしてします。ラファエル・ナダル選手(スペイン)の圧倒的な強さに象徴されるようにヨーロッパの選手が強さを発揮している大会です。

賞金は毎年増額しており、ポイントは他のグランドスラムと同様です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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