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テニスコートの種類はなぜたくさんあるの?特徴と四大大会の場合!

テニスの試合を見ていると、「○○コートでは○○選手が有利!」とか「○○選手は○○コートに強い!」という実況をよく耳にします。

テニスコートが何種類かあって選手によって向き不向きがあるということなのでしょうが、そもそもなぜテニスコートの種類はこんなにたくさんあるのでしょうか?

またテニスコートの種類でそれぞれどんな特徴があるのかも気になります。

今回は、テニスコートの種類はなぜたくさんあるのか、その特徴と四大大会の場合はどうなっているのかを見ていきます。

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テニスコートの種類はなぜたくさんあるの?

テニスコートには確かにさまざまな種類がありますが、なぜこんなにも種類があるのでしょうか?

それは世界の各地域の気候や文化、さらにテニスコートの維持管理の問題などが影響しているためです。

テニスコートの種類には歴史があって、テニスの歴史が古いイギリスではグラスコートが多いですがグラスの手入れや維持が大変だということで、次にクレーコートができました。

しかし、クレーコートは雨が降ると何日か使えないため続いてハードコートができ、さらには屋内コートまでできて天候にも左右されなくなりました。

人工芝~ドーム球場というように変貌を遂げていった野球の球場にもよく似ていますね。

このように、テニスコートは維持管理しやすいように、また天候の影響も受けなくて済むように進化(?)してきたともいえます。

なお、規定ではどのテニスコートを使わなければいけないということはなく、それぞれの大会は自由にテニスコートの種類を選択できます。

いっそのことどれかひとつに統一すればいいようにも思われますが、なぜか統一しようという動きは出ていません。

きっとテニスコートの違いによって選手のプレースタイルや個性などが変わって、テニスがいっそうおもしろくなるからではないでしょうか。

では次に、テニスコートにはどんな種類があるのか、また、それぞれどんな特徴があるのかを見ていきましょう。

テニスコートの種類と特徴

テニスコートの代表的な5種類をその特徴とともに、以下にまとめました。

テニスコートそれぞれにメリット・デメリットがあり、選手にも得意・不得意が生じてプレイ・スタイルにも大きく影響してくるのは間違いありません。

テニスコートの種類と特徴①~ハードコート

ハードコートは、セメントやアスファルトを基礎にして合成樹脂などでコーティングされたコートで、維持管理のコストも楽なので現在世界で最も多く普及しているコートです。

ハードという名の通り表面が硬くボール速度は速いのが特徴ですが、イレギュラー・バウンドがほとんどなく実力通りの結果が出ることが多いため番狂わせは出にくいといえます。

選手への負担が大きく、テニスシューズは衝撃を和らげるために他のコートで使用するシューズより底が厚くなっています。

テニスコートの種類と特徴②~クレーコート

クレーコートは、その名の通りクレー(土)でできたコートですが、地域によって使われる素材が異なり、日本では粘土質の地面の上に砂をまいたものが多く、全仏オープンではレンガを砕いた赤土が使われていたりします。

他のコートに比べて球速が遅いのが特徴で、ラリーが続きやすくストロークとフットワークが得意な選手には向いていますが、足がスライドしやすく体力も必要とされます。

天候に左右されやすく雨に弱く、維持管理も大変なのがデメリットです。

テニスコートの種類と特徴③~グラスコート

グラスコートもその名の通りグラス(芝生)でできたコートですが、維持管理に手間やコストがかかるため日本ではあまり見られず世界でもそう多くはありません。

他のどのコートよりも弾道が低くて速くイレギュラー・バウンドも出やすいのが特徴で、サーブ&ボレーを得意とする攻撃型選手に向いています。

グラスコートで開催されるプロのトーナメントは現在7試合しかなく、練習する機会もそうないので実戦経験がカギになります。

テニスコートの種類と特徴④~オムニコート(砂入り人工芝コート)

オムニコートという独特の呼び名がありますが、テニスに詳しくない方には砂入り人工芝コートといったほうがわかりやすいでしょう。

その名の通り、人工芝に砂を敷き詰めたコートで、日本とオーストラリア、ニュージーランドで多く見られますが、その他の地域ではほとんど見られません。

選手への負担が少なく乾きが早いので多少の雨ならプレー可能なのが特徴で、クレーコートの改良版ともいえます。

テニスコートの種類と特徴⑤~屋内コート

屋内コートは、文字通り屋内のコートで、素材としては木材、セメント、カーペット、人工芝などさまざまな素材が用いられています。

屋内コートは、なんといっても天気に左右されない全天候型というのが特徴で、硬式テニスでは「東レ パン・パシフィック・オープン」がよく知られているところだと思います。

テニスコートのサイズ・面積については、こちらをご参照下さい↓

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テニスコートの種類~四大大会の場合

では、最後に四大大会(グランドスラム)ではどんな種類のテニスコートが採用されているのかを見ていきましょう。

テニスの四大大会(グランドスラム)で採用されているテニスコートの種類は、以下の通りです。

四大大会(グランドスラム)のテニスコートの種類
全豪オープン & 全米オープン:ハードコート

全仏オープン:クレーコート

ウインブルドン選手権(全英オープン):グラスコート

四大大会(グランドスラム)では、うまい具合にテニスコートの種類が分かれていますが、ヨーロッパのグランドスラム大会はテニスコートも伝統的です。

四大大会(グランドスラム)で優勝するには、採用されているテニスコートに合った戦い方・作戦が必要になりますが、すべてを制するにはやはり弱点のない総合力に優れた選手でなければ難しいといえます。

テニスのグランドスラム達成者と優勝回数ランキングは、こちらをご参照下さい↓

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テニスコートの種類はなぜたくさんあるの?~まとめ

今回は、テニスコートの種類はなぜたくさんあるのか、その特徴と四大大会の場合はどうなっているのかを見てきました。

テニスコートの種類はなぜたくさんあるのかは、世界の各地域の気候や文化、さらにテニスコートの維持管理の問題などが影響しています。

テニスコートには、ハードコート、クレーコート、グラスコート、オムニコート、屋内コートなどの種類がありますが、それぞれ特徴があり選手のプレイ・スタイルにも大きく影響しています。

ちなみに四大大会(グランドスラム)のテニスコートの種類は、全豪・全米オープンはハードコート、全仏オープンはクレーコート、ウインブルドン選手権(全英オープン)はグラスコートです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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