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全日本大学駅伝のシード権と出場資格は?歴代優勝校・区間記録とコースの特徴も

全日本大学駅伝は、箱根駅伝、出雲駅伝とともに男子の三大大学駅伝と呼ばれている大会のひとつで、正式名称を「全日本大学駅伝対抗選手権大会」といい、1970年から始まりました。

全日本大学駅伝は日本の大学駅伝チームの日本一を決める大会で毎年秋に開催されていますが、シード権出場資格などはどういうシステムになっているのでしょうか?

また、歴代優勝校とコースの特徴なども気になります。

今回は、全日本大学駅伝のシード権と出場資格、歴代優勝校とコースの特徴などについて見ていきます。

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全日本大学駅伝のシード権と出場資格

1970年に出場校20校で始まった全日本大学駅伝も回数を重ねるとともに出場資格も変更され出場校の枠を増やし、2019年(第51回)大会以降は25校になっています。

2022年(第54回)大会には選抜チームが2チーム加わって27校になっています。

出場資格を持つ25校の内訳は前年大会8位以内に入ったシード権を持つ大学8校と、全国8地区の選考会(予選会)から選ばれた17校です。

シード権は2018年までは前年大会6位以内の大学に与えられていましたが、現在は前年大会8位以内に拡大されています。

現在の全日本大学駅伝の出場枠は、現在は以下のようになっています。

全日本大学駅伝の出場資格
・日本学生陸上競技連合普通会員

・前年大会8位以内の大学(シード権)⇒ 8校(シード校)

・全国8地区に配分された基本枠が各1枠 ⇒ 8校

・9位から17位までの大学の所属地区に配分された成績の枠が9枠 ⇒ 9校
(※ただし同一地区から出場できる大学はシード校を含め最大15校まで)

・オープン参加の日本学連選抜チーム(東海を除く全国7地区学連からの選抜)

・東海学連選抜チーム

※出場資格は2023年時点のものです。

全日本大学駅伝の歴代優勝校

続いて、全日本大学駅伝の歴代優勝校を見ていきましょう。

最多優勝回数は駒澤大学の16回、次いで日本体育大学の11回で、この2校が群を抜いています。

以下、大東文化大学の7回、早稲田大学の5回と続きます。

連覇が多く最多連覇記録は4連覇ですが、大東文化大学、早稲田大学、駒澤大学と3校もの大学が記録しているのも大きな特徴といえます。

その時代によって突出した実力を持った大学があったことを物語る記録です。

最高タイム記録は、駒澤大学が2022年の第54回大会に記録した5時間06分47秒です。
(2023年・第55回大会終了時点)

全日本大学駅伝の歴代優勝校と優勝タイムは、以下の通りです。

全日本大学駅伝の歴代優勝校と優勝タイム
1970年(第1回)日本体育大学①6時間05分24秒
1971年(第2回)日本体育大学②5時間37分02秒
1972年(第3回)日本体育大学③5時間43分35秒
1973年(第4回)大東文化大学①5時間46分59秒
1974年(第5回)大東文化大学②5時間32分46秒
1975年(第6回)大東文化大学③5時間36分43秒
1976年(第7回)大東文化大学④5時間34分27秒
1977年(第8回)日本体育大学④5時間33分01秒
1978年(第9回)日本体育大学⑤5時間38分55秒
1979年(第10回)福岡大学①5時間31分53秒
1980年(第11回)日本体育大学⑥5時間23分20秒
1981年(第12回)福岡大学②5時間22分45秒
1982年(第13回)福岡大学③5時間23分44秒
1983年(第14回)日本体育大学⑦5時間20分44秒
1984年(第15回)大東文化大学⑤5時間27分31秒
1985年(第16回)日本体育大学⑧5時間29分16秒
1986年(第17回)京都産業大学①5時間26分53秒
1987年(第18回)日本体育大学⑨5時間25分53秒
1988年1月(第19回)日本体育大学⑩5時間24分27秒
1988年11月(第20回)日本体育大学⑪5時間23分59秒
1989年(第21回)大東文化大学⑥5時間26分39秒
1990年(第22回)大東文化大学⑦5時間26分51秒
1991年(第23回)日本大学①5時間25分56秒
1992年(第24回)早稲田大学①5時間20分32秒
1993年(第25回)早稲田大学②5時間19分21秒
1994年(第26回)早稲田大学③5時間19分33秒
1995年(第27回)早稲田大学④5時間20分46秒
1996年(第28回)神奈川大学①5時間22分40秒
1997年(第29回)神奈川大学②5時間17分18秒
1998年(第30回)駒澤大学①5時間17分48秒
1999年(第31回)駒澤大学②5時間19分10秒
2000年(第32回)順天堂大学①5時間20分16秒
2001年(第33回)駒澤大学③5時間14分12秒
2002年(第34回)駒澤大学④5時間18分41秒
2003年(第35回)東海大学①5時間21分06秒
2004年(第36回)駒澤大学⑤5時間18分02秒
2005年(第37回)日本大学②5時間18分34秒
2006年(第38回)駒澤大学⑥5時間19分05秒
2007年(第39回)駒澤大学⑦5時間16分21秒
2008年(第40回)駒澤大学⑧5時間16分17秒
2009年(第41回)日本大学③5時間21分04秒
2010年(第42回)早稲田大学⑤5時間13分02秒
2011年(第43回)駒澤大学⑨5時間15分46秒
2012年(第44回)駒澤大学⑩5時間12分43秒
2013年(第45回)駒澤大学⑪5時間13分09秒
2014年(第46回)駒澤大学⑫5時間14分36秒
2015年(第47回)東洋大学①5時間13分04秒
2016年(第48回)青山学院大学①5時間15分15秒
2017年(第49回)神奈川大学③5時間12分49秒
2018年(第50回)青山学院大学②5時間13分11秒
2019年(第51回)東海大学②5時間13分15秒
2020年(第52回)駒澤大学⑬5時間11分08秒
2021年(第53回)駒澤大学⑭5時間12分58秒
2022年(第54回)駒澤大学⑮5時間06分47秒
2023年(第55回)駒澤大学⑯5時間09分00秒

※マル内の数字は優勝回数です。

全日本大学駅伝の優勝回数ランキング
1位:16回
駒澤大学

2位:11回
日本体育大学

3位:7回
大東文化大学

4位:5回
早稲田大学

5位タイ:3回
福岡大学、日本大学、神奈川大学

8位タイ:2回
青山学院大学、東海大学

10位タイ:1回
京都産業大学、順天堂大学、東洋大学

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全日本大学駅伝の区間記録

全日本大学駅伝のコースは8区間ですが、区間記録はそのほとんどが近年に更新されたものです。

毎年のように更新されているので、今後も続々と新しい記録が生まれることが予想されます。

全日本大学駅伝の区間記録は、以下の通りです。

全日本大学駅伝の区間記録
第1区(9.5km):26分58秒(2022年・第54回大会)
ピーター・ワンジル(大東文化大学)

第2区(11.1km):31分12秒(2022年・第54回大会)
葛西潤(創価大学)

第3区(11.9km):32分46秒(2021年・第53回大会)
イェゴン・ヴィンセント(東京国際大学)

第4区(11.8km):33分16秒(2020年・第52回大会)
石原翔太郎(東海大学)

第5区(12.4km):35分18秒(2023年・第55回大会)
吉田響(創価大学)

第6区(12.8km):37分01秒(2022年・第54回大会)
吉居大和(中央大学)

第7区(17.6km):49分38秒(2022年・第54回大会)
田沢廉(駒澤大学)

第8区(19.7km):55分32秒(2007年・第39回大会)
メクボ・ジョブ・モグス(山梨学院大学)

※区間距離変更のため第1~7区は第50回大会以降、第8区は第24回大会以降の記録

※2023年第55回終了時点

全日本大学駅伝のコースの特徴(高低差など)

最後に、高低差など全日本大学駅伝のコースの特徴を見ていきましょう。

まず全日本大学駅伝のコースは愛知県と三重県の2県にまたがるのが大きな特徴で、愛知県名古屋市の熱田神宮西門前をスタートし三重県伊勢市の伊勢神宮内宮宇治橋前をゴールとする8区間106.8kmのコースとなっています。

1970年(第1回)大会から1978年(第9回)大会まではコースが近鉄の踏切で平面交差していたために分断され、選手が踏み切り待ちを余儀なくされるということもありました。

そのため、前半と後半に分かれていたので総合成績は前半と後半を通算したものでした。

2018年(第50回)大会で8区を除く各区間の距離が変更されましたが、総距離と経路に変更はありません。

コースは前半は小刻みなアップダウンが多く後半は比較的フラットですが、コース全体の高低差は最大20mで、比較的緩やかです。

コースの区間距離は徐々に長くなり、かつ区間距離の差が大きく、最も短い区間が1区の9.5km、最も長い区間が8区の19.7kmで、その差は約10kmもあるのもコースの特徴といえます。

全日本大学駅伝のコースの概要は、以下の通りです。

全日本大学駅伝のコース概要
スタート
熱田神宮西門前

ゴール
伊勢神宮内宮宇治橋前(8区間106.8km)

第1区(9.5km)
熱田神宮西門前 → 愛知県・名古屋市港区藤前(ファーストカーゴ前)

第2区(11.1km)
名古屋市港区藤前 → 三重県・桑名市長島町(長島スポーツランド前)

第3区(11.9km)
桑名市長島町 → 四日市市羽津(霞ケ浦緑地前)

第4区(11.8km)
四日市市羽津 → 鈴鹿市林崎町(ファミリーマート鈴鹿林崎町店前)

第5区(12.4km)
鈴鹿市林崎町 → 津市河芸町(ザ・ビッグエクストラ津河芸店前)

第6区(12.8km)
津市河芸町 → 津市藤方(ベイスクエア津ラッツ)

第7区(17.6km)
津市藤方 → 松阪市豊原町(JA松阪前)

第8区(19.7km)
松阪市豊原町 → 伊勢神宮内宮宇治橋前

全日本大学駅伝のシード権と出場資格~まとめ

今回は、全日本大学駅伝のシード権と出場資格、歴代優勝校とコースの特徴などについて見てきました。

全日本大学駅伝の出場枠は、前年度8位以内のシード権を持つ大学8校の他、全国8地区の選考会で選ばれた17校の計25校などです。(選抜チームが加わる場合あり)

歴代優勝校は最多優勝回数16回を誇る駒澤大学、次いで11回の日本体育大学で、最高タイム記録は駒澤大学が2022年の第54回大会に記録した5時間06分47秒です。(2023年・第55回大会終了時点)

コースは愛知県と三重県の2県にまたがり高低差は最大20mの緩やかなコースですが、区間距離の差が大きく、その差が約10kmもあるのがコースの特徴といえます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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