マラソンではよく招待選手という言葉を耳にします。
招待というからには一般のランナーとは違う何か特別な待遇があるのかなとは思いますが、はたしてギャラ(出演料)は出るのでしょうか?
出ているとすればギャラはいくらなのかは、大いに気になるところです。
また、ペースメーカーという言葉も耳にしますが、ペースメーカーとはどんな役割でこちらもギャラ(出演料)は出るのでしょうか?
今回は、マラソンの招待選手やペースメーカーのギャラはいくらなのか、見ていきたいと思います。
マラソンの招待選手のギャラはいくら?
マラソンの招待選手は、ギャラ(出場料)がもらえますが、もらえるのはギャラだけではありません。
ギャラの他に交通費・宿泊費・食事代ももらえます。
こういったギャラや交通費・宿泊費・食事代を負担するのは日本陸上競技連盟ではなく、実際には新聞社やテレビ局などのスポンサー企業が負担しているようです。
もちろん参加費がかかるなんてことはなく、ゼッケンは違う色で最前列からのスタートとなり控室やウォーミングアップする場所も用意されていて至れり尽くせりです。
また、プロのマラソン選手の場合はランナーだけでなく、コーチやトレーナー、スタッフなどの費用も主催者側の負担となります。
そして、気になる招待選手のギャラですが、選手や大会によってケースバイケースのようです。
はっきりした金額を調べることはできませんでしたが、数万円から国外の実績ある選手などは100万円を超えているかな、といった感じです。
ちなみに公務員ランナーは、ギャラは副業になるのでもらえないため、もらえるのは参加費・遠征宿泊費のみです。
マラソンのペースメーカーのギャラはいくら?
まずマラソンのペースメーカーのギャラはもらえるのかどうかですが、もちろんもらえます。
そして、招待選手と同じようにギャラの他、交通費・宿泊費・食事代ももらえるようです。
ギャラは国外選手と国内選手の違いや実績によってかなり違うようですが、高額な場合は100万円を超えることもあるようです。
このように契約通りに走ることができれば、入賞賞金と比べても遜色のない金額を得られるため、ランナーにとっては大きな収入となります。
また契約次第ではレース続行も可能なので、入賞賞金とギャラとダブルで手にするということもあります。
実際、2000年ベルリンマラソンではペースメーカーのサイモン・ビウォット選手(ケニア)が、最後まで走り抜いて優勝するという快挙を成し遂げています。
マラソンのペースメーカーとは?役割は?
ここでマラソンのペースメーカーについて確認しておきたいと思います。
マラソンのペースメーカーとは、読んで字の如く、”ペースを作る人”という意味です。
ペースメーカーは、主催者側と”○kmを○分のペースで○○kmまで走る”、というような契約を交わします。
ペースメーカーは設定されたタイムに従って走り、多くの場合は決められた距離を走り終えた後はレースから離れることになります。
ペースメーカーがレースを引っ張ってくれることにより、他のランナーはペースを作りやすくなったり、また風よけにもなってくれるので、好記録につながりやすくなります。
しかし、ペースメーカーも人間です。
時には体調不良などでペースを作れないこともあり、途中で脱落してしまうこともあります。
別名ラビットともいわれていますが、オリンピックや世界陸上では採用されません。
日本では、以前はペースメーカーを隠して覆面ランナーのようにしていましたが、2003年12月の福岡国際マラソンから公認されるようになっています。
マラソンの招待選手のギャラ~まとめ
今回は、マラソンの招待選手やペースメーカーのギャラはいくらなのか、見てきました。
マラソンの招待選手のギャラは、選手や大会によってケースバイケースで0円から国外の実績ある選手などは100万円を超える場合もあると推測されます。
また、ペースメーカーのギャラも同様でケースバイケースですが、高額な場合は100万円を超えることもあるようです。
招待選手のギャラもペースメーカーのギャラも高額なのは国外の有力選手という場合が多いようです。
日本人ランナーには悔しい現実ですが、実績を残して多くの人気ランナーが誕生すれば招待選手も少なくなることでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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