2020年シーズンは52勝56敗12引き分けで2年連続のBクラス5位に終わった広島東洋カープですが、主力選手の流出もなく補強によって戦力はむしろアップしています。
投打のバランスもいいだけに、故障者が出なければ優勝争いに絡む可能性は高いといえます。
既存の戦力と新戦力をどう絡めていくか、佐々岡新監督率いる広島東洋カープの2021年シーズンの開幕スタメン・オーダーと先発ローテーションはどうなるのでしょうか?
今回は、広島東洋カープの開幕スタメン&先発ローテーション2021を予想してみたいと思います。
広島東洋カープの開幕スタメン2021予想
2021年の広島東洋カープは野手陣で大きな戦力ダウンもなく、既存の主要メンバーはほとんどが残っているので開幕スタメンオーダーは組みやすいのではないかと思います。
1番にはさらなる復活が期待される俊足のリードオフマン・田中広輔選手、何でもできる菊池涼介選手と1・2番コンビで相手を揺さぶり、不動の3番・4番の西川龍馬選手と鈴木誠也選手につなぎます。
5番には成長著しい堂林翔太選手、6番には長打力のある新外国人のケビン・クロン選手、7番には実績のあるベテラン・長野久義選手の起用を予想します。
8番は捕手ですが、正捕手の會澤翼捕手と昨シーズン攻守で好成績を残した坂倉将吾捕手かで悩みます。
開幕は正捕手の會澤翼捕手でスタートすることを予想しますが、捕手はシーズン中の調子を見ながらの起用になる可能性があります。
広島東洋カープは捕手の打率もそこそこ高く、結果的に打線は1番から8番まで切れ目のない開幕スタメンオーダーができあがりました。
戦力ダウンもなく、2020年シーズンも相手投手が息をつくところのない好調な打線を維持していくものと予想します。
広島東洋カープの開幕スタメン2021予想は、以下の通りです。
広島東洋カープ開幕スタメン2021予想
1番 (遊) 田中広輔(率.251 8本 39打点)
2番 (二) 菊池涼介(率.271 10本 41打点)
3番 (中) 西川龍馬(率.304 6本 32打点)
4番 (右) 鈴木誠也(率.300 25本 75打点)
5番 (三) 堂林翔太(率.279 14本 58打点)
6番 (一) ケビン・クロン(新外国人)
7番 (左) 長野久義(率.285 10本 42打点)
8番 (捕) 會澤翼(率.266 7本 36打点)
9番 (投) 大瀬良大地(5勝4敗 防御率4.41)
控え
坂倉将吾(捕手)
安部友裕(内野手)
上本崇司(内野手)
松山竜平(外野手)
野間峻祥(外野手)
広島東洋カープの開幕投手2021予想
広島東洋カープの開幕投手2021は、大瀬良大地投手とすでに発表されています。
成績だけ見れば、開幕投手は2020年シーズンにチームで唯一の二ケタ10勝を挙げた新人王・森下暢仁投手が適任のように思われましたが、筆者の予想に反して今シーズンも大瀬良大地投手となりました。
2020年シーズンは5勝と開幕投手としては物足りない成績に終わりましたが、これまでの実績とエースとしての期待があっての起用と思われます。
大瀬良大地投手の開幕投手は3年連続3回目となります。
広島東洋カープの先発ローテーション2021予想
続いて、広島東洋カープの先発ローテーション2021予想です。
2020年シーズンはジョンソン投手が期待外れに終わり、シーズン終了後には退団しました。
結局、先発ローテーションはほとんど日本人投手で回し、ジョンソン投手の穴は新人の森下暢仁投手で埋まりましたが全体的には不調に終わったシーズンでした。
広島東洋カープの先発ローテーション2021は、大瀬良大地投手と森下暢仁投手の2人のエースに安定感が増した久里亜蓮投手を加えた3本柱が中心になると予想します。
4番手には完全復活が期待される野村祐輔投手、5・6番手にさらなる成長を期待して若手の遠藤淳志投手と床田寛樹投手の起用を予想します。
4番手以降は流動的で、新外国人の長身右腕・ドビーダス・ネバラスカス投手や即戦力候補のドラフト1位~3位ルーキーなど力のある新戦力投手がローテーション入りを狙っています。
故障者の復活と若手の台頭があれば、層も厚く安定してシーズンを乗り切ることができる先発ローテーションのように思います。
広島東洋カープの先発ローテーション2021予想は、以下の通りです。
①大瀬良大地(5勝4敗 防御率4.41)→②森下暢仁(10勝3敗 防御率1.91)→③久里亜蓮(8勝6敗 防御率2.96)→④野村祐輔(6勝3敗 防御率4.58)→⑤遠藤淳志(5勝6敗 防御率3.87)→⑥床田寛樹(5勝8敗 防御率4.93)
その他、ローテーションの谷間や故障者が出た場合の候補
ドビーダス・ネバラスカス(新外国人)
栗林良吏投手(ドラフト1位)
森浦大輔投手(ドラフト2位)
大道温貴投手(ドラフト3位)
広島東洋カープの2021年の戦力分析とシーズン展望
広島東洋カープの2020年シーズンの部門別成績を確認すると、防御率4.06はセ・リーグ5位、打率.262はセ・リーグ2位、得点数523はセ・リーグ2位、本塁打110本はセ・リーグ4位タイ、失策数73はセ・リーグ5位でした。
数字だけ見ると5位に終わるのが不思議な気もしますが、守備がいいイメージがある広島東洋カープで失策に多さは意外で改善は必須でしょう。
しかし、2021年シーズンの戦力を見ると、流出はほとんどなく投打に渡る的確な補強によって確実に戦力アップしています。
新外国人では先発候補として190センチの長身右腕・ドビーダス・ネバラスカス投手、リリーフに同じく190センチの長身左腕・カイル・バード投手、長打力アップを期待してケビン・クロン内野手を獲得しています。
また、ドラフトでも1位から3位まで即戦力候補の投手を獲得しており、新戦力はかなり充実しています。
これら新戦力と既存の戦力と噛み合えば2021年シーズンの展望はかなり明るいといえます。
戦力分析しても2020年シーズンのようなBクラス5位という結果は考えづらく、再び強力な優勝候補となり得る恐いチームになることでしょう。
広島東洋カープの中継ぎ投手2021
クローザー
フランスア
中継ぎ
塹江敦哉、菊池保則、島内颯太郎、ケムナ誠、中田廉、中村恭平、一岡竜司、カイル・バード
広島東洋カープの新戦力2021
新外国人
カイル・バード投手(レンジャーズ)
ドビーダス・ネバラスカス投手(パイレーツ)
ケビン・クロン内野手(ダイヤモンドバックス)
ドラフト
1位:栗林良吏投手(トヨタ自動車)
2位:森浦大輔投手(天理大)
3位:大道温貴投手(八戸学院大)
4位:小林樹斗投手(智弁和歌山高)
5位:行木俊投手(徳島インディゴソックス)
6位:矢野雅哉内野手(亜細亜大)
育成1位:二俣翔一捕手(磐田東高)
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広島東洋カープの開幕スタメン&先発ローテーション2021~まとめ
今回は、広島東洋カープの開幕スタメン&先発ローテーション2021を予想してみました。
もともと戦力が充実しており、部門別成績を見ても2020年シーズンが5位に終わったのがむしろ不思議な広島東洋カープでしたが、既存の戦力に新戦力が加わって広島東洋カープの開幕スタメンと先発ローテーション2021はかなりの充実度です。
オフシーズンに戦力ダウンがなかったのは大きく、守備を改善し新戦力が期待通りの活躍を見せれば優勝争いに絡む可能性は高いと予想します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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