高校時代から高校生の最速記録である163km/hのストレートを投げ、「令和の怪物」と呼ばれているのが千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希投手です。
2022年シーズンには史上最年少での完全試合達成や多くの奪三振記録を更新する活躍を見せましたが、これまでの年俸推移はどうなっているのでしょうか?
また、プロ入り後のストレートの最速や平均球速は何キロなのか、奪三振数などどんな成績を残しているのかも気になります。
今回は、佐々木朗希投手の年俸推移と奪三振数などの成績、ストレート最速や平均球速は何キロなのか、などを見ていきます。
佐々木朗希の年俸推移
まず佐々木朗希投手の年俸推移から見ていきましょう。
高校時代から最速163kmのストレートを投げ、プロ注目の将来を嘱望されてきた投手だけにルーキーとしては年棒は高額で1,600万円プラス出来高、契約金1億円から始まっています。
これだけの逸材ですから高額なのはわかりますが、はたしてふさわしい金額なのかどうかはわかりません。
この金額が高いか安いかは、佐々木朗希投手の成績にかかっているといえるでしょう。
佐々木朗希投手は沢村賞を目標に頑張っていきたいとコメントしていますが、契約金に関しては貯金するとのコメントを残しています。
その後、年俸は2021年シーズンオフに1,400万円アップとなる推定年俸3,000万円、2022年シーズンオフに5,000万アップの年俸8,000万円となっています。
完全試合や多くの奪三振記録を達成しましたが、1億円にはまだ届いていません。(2023年シーズン終了時点)
高卒4年目の選手としては、過去に大谷翔平選手とダルビッシュ有投手が2億円、田中将大投手が1億8,000万円、松坂大輔投手が1億4,000万円の年俸を獲得していますが、佐々木朗希投手の場合は勝ち星の少なさが影響しているものと推測します。
今後、登板数が増えてくれば勝ち星も伸びてくるのはほぼ間違いないでしょうから、1億円超えも時間の問題と思われます。
そして、将来メジャーリーグに移籍する時には数十億の年俸になると予想します。
佐々木朗希投手の年俸推移は、以下の通りです。
佐々木朗希投手の年俸推移
2024年 8,000万円
2023年 8,000万円
2022年 3,000万円
2021年 1,600万円
2020年 1,600万円(契約金1億円)
※年俸額は推定です。
佐々木朗希の奪三振数など成績
佐々木朗希投手は2019年に4球団競合の末、ドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団しました。
入団後しばらくは2軍で調整を続け、2021年5月16日の西武ライオンズ戦で待望のプロ1軍初登板を果たしました。
ブレイクしたのは2022年シーズンで、開幕からローテーションに入りすると、4月10日のオリックス・バファローズ戦でプロ野球史上16人目の完全試合を達成、同時に世界記録更新となる13者連続奪三振、プロ野球記録タイの1試合19奪三振などを記録しました。
4月は他にも17イニング連続無安打や52者連続アウトというプロ野球新記録も達成しており、記録づくめの1か月となりました。
登板数が少なく勝ち星は少ないものの防御率は2点台前半、奪三振数は投球イニング数を軽く上回っています。
佐々木朗希投手の奪三振数など成績は、以下の通りです。
佐々木朗希の奪三振数など成績
年度 | 登板 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | 投球回 | 奪三振 | 自責点 | 防御率 |
2021 | 11 | 3 | 2 | 0 | 63.1 | 68 | 16 | 2.27 |
2022 | 20 | 9 | 4 | 0 | 129.1 | 173 | 29 | 2.02 |
2023 | 15 | 7 | 4 | 0 | 91.0 | 135 | 18 | 1.78 |
1軍通算 | 46 | 19 | 10 | 0 | 283.2 | 376 | 63 | 2.00 |
※成績は2023年シーズン終了時点のものです。
佐々木朗希の2軍成績
参考として、佐々木朗希投手が2021年に1軍に昇格するまでの2軍(ファーム)成績も見てみましょう。
2020年のルーキーイヤーはキャンプから1軍に帯同したこともあって早い時期での1軍登板も期待されましたが、故障を防ぐための身体づくりに専念したため、1軍・2軍ともに公式戦に登板する機会はありませんでした。
そして、満を持して2021年シーズンは3月12日のオープン戦・中日ドラゴンズ戦で初登板し1回無安打無失点1奪三振、その後、4月2日の2軍のヤクルトスワローズ戦で先発投手として公式戦デビューを果たしています。
気になる佐々木朗希投手の2軍(ファーム)での成績で特筆すべきは自責点の少なさで、20イニングを投げて自責点1、防御率0.45は驚異的な成績といえます。
奪三振数は投球イニング数とほぼ同じという成績です。
佐々木朗希投手の2021年に1軍に昇格するまでの奪三振数など2軍(ファーム)成績は、以下の通りです。
佐々木朗希の奪三振数など年度別2軍(ファーム)成績
年度 | 登板 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | 投球回 | 奪三振 | 自責点 | 防御率 |
2020年 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 |
2021年 | 5 | 1 | 0 | 0 | 20.0 | 19 | 1 | 0.45 |
2軍通算 | 26 | 0 | 4 | 0 | 20.0 | 19 | 1 | 0.45 |
※2軍成績は2021年5月15日までのものです。
佐々木朗希のストレート最速や平均球速は何キロ?
続いて、佐々木朗希投手のストレート最速や平均球速は何キロなのかを見ていきましょう。
ご存知のように佐々木朗希投手は、高校時代の2019年に高校生の最速記録である163km/hを記録して大きな話題となりました。
千葉ロッテマリーンズでは163km/h以上を期待されて背番号は17(170km/h)をつけていますが、プロ入りしてからのストレート最速はどうでしょうか。
佐々木朗希投手のストレート最速は2023年4月28日のオリックス戦と2023年3月4日のWBC侍ジャパン壮行試合で記録した165km/h、ストレート平均球速は約158.3km/h、フォークボールの最速は150km/h(ともに2022年シーズン)となっています。
球速はプロ入り当初は高校時代に比べて落ちているようにも思えましたが、身体への負担を考慮してか、かなり抑え目に投げていたように見えます。
決して全力投球しているようには見えませんでしたが、いよいよ本気で投げ始めて球速がアップしてきたということでしょう。
2022年3月27日のシーズン初登板となった楽天イーグルス戦で当時の自己最速164km/hを記録し、ストレートの球速が伸びていきます。
また、球種はストレート以外に、フォークやスライダー、カーブといった変化球を投げます。
最近の投手としては球種が少ないですが、ひとつひとつのボールの精度が非常に高くコントロールもいいため、打者にとっては大きな脅威となっています。
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佐々木朗希の年俸推移奪三振数など成績~まとめ
今回は、佐々木朗希投手の年俸推移と奪三振数などの成績、ストレート最速や平均球速は何キロなのか、などを見てきました。
佐々木朗希投手の年俸推移は1,600万円から始まり、現在8,000万円です。(2023年シーズン終了時点)
今後、登板数が増え勝ち星も伸びてくれば1億円超えも時間の問題で、将来メジャーリーグに移籍する時には数十億の年俸になると予想します。
奪三振数などの成績は防御率は2点台前半、奪三振数は投球イニング数を軽く上回り、2022年には史上最年少で完全試合を達成、同時に世界記録更新となる13者連続奪三振、プロ野球記録タイの1試合19奪三振などを記録しています。
ストレート最速は165km/h、ストレート平均球速は約158.3km/h、フォークボール最速は150km/hです。(ストレート最速は2023年11月6日時点、その他は2022年シーズン)
佐々木朗希投手は発展途上にある未完の大器であるがゆえ、今後、どんなピッチャーに成長していくのか大注目です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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