高校野球の投球制限は何球から?甲子園でピッチャーの故障は防げる?

高校野球では選手の負担を軽減するなどの目的で、タイブレークを2018年春の甲子園選抜大会から実施してきました。

しかし、なおピッチャーの投球過多による故障が問題となっており、ついに第92回選抜高校野球大会(2020年)から高校野球に投球制限が導入されることになりました。

そして気になるのがこの投球制限は何球からなのか、また投球制限の導入によって甲子園のピッチャーの故障は防げるのでしょうか?

今回は、「高校野球の投球制限は何球から?甲子園でピッチャーの故障は防げる?」と題して、ついに導入された高校野球の投球制限について見ていきます。

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高校野球の投球制限は何球から?

高校野球では投球過多によるピッチャーの肩・肘などの酷使がかねてから問題視されてきました。

日本高校野球連盟は「投手の障害予防に関する有識者会議」を重ねてきましたが、2019年11月29日、ついに投球制限導入が決定しました。

投球制限導入の目的はもちろんピッチャーの投球過多による故障の予防です。

そして、最も気になるのが投球制限は何球からということですが、具体的なルールとして、次のようになっています。

1人当たりの1週間の総投球数を500球以内(500球となる打者完了まで投球可能)

なお、この500球という球数には、雨などによるノーゲーム、再試合の場合も含まれます。

第92回選抜高校野球大会(2020年)から3年間を試行期間として導入されます。

この投球制限に関しては、過去に新潟県高校野球連盟で、2019年の春季新潟大会から各都道府県高校野球連盟が管轄する公式戦では全国で初めての導入が決まっていましたが、諸事情により見送られたという経緯もありました。

すでにタイブレークが導入されていますが、投球制限導入はさらに踏み込んだ対策でピッチャーを守る大きな決断といえるでしょう。

はたしてこれで、問題解決となるでしょうか?

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高校野球の投球制限は何球が妥当?

今回の日本高校野球連盟の投球制限は、1週間の総投球数を500球以内とするものですが、以前見送りとなった新潟県高校野球連盟の投球制限は1試合100球まででした。

1週間の総投球数を500球以内ということは1日250球を投げてもOKであり、これを週に2試合でもOKということになります。

また、1試合100球までという投球制限も連投OKとなればピッチャーの負担はやはり大きいように思います。

高校野球の投球制限は何球が妥当かは一概に比較はできないかもしれませんが、1週間の投球制限と1試合の投球制限の両方の投球制限がないとなかなか負担は減らないような気がします。

これまでに高校野球を対象にした球数制限はすでに実施されており、日本高校野球連盟と新潟県での球数制限のルールもこれを踏襲したものといえますが、効果としてはかなり少ないといえそうです。

U18アジア野球選手権大会を例に見ていきましょう。

U18アジア野球選手権大会における球数制限

2018年9月に宮崎で行われた第12回U18アジア野球選手権大会での球数制限のルールは、以下のようになります。

日本高校野球連盟や新潟県高校野球連盟の投球制限をより厳しいルールであることは一目瞭然です。

最大105球

105球に4日間の休息

50球に達した場合は中1日

球数にかかわらず、4日連続の投球は禁止

高校野球の投球制限は甲子園の投球過多による故障は防げるか?

このように投球制限を実施すればピッチャーの肩・肘の故障への対策は万全のように見えますが、はたして甲子園の投球過多による故障は防げるのでしょうか?

これには賛否両論あり、科学的な根拠にも乏しいようです。

実際に球数制限を実施して登板間隔を十分に空けても故障したピッチャーもいます。

球数が多くなる投げすぎによる蓄積疲労が故障の原因になることも否定できませんが、それよりも肩や肘を痛めない正しいピッチング・フォームを身につけることが重要だという意見もあります。

夏の甲子園に関しては災害レベルとまでいわれる酷暑の中で投げさせるのも大きな問題、こちらも早急に対処すべきだと思います。

他にも

ピッチャーをを複数人用意できるのか

勝負所でエースが交替せざるをえない

球数制限よりイニング制限

部員をそろえられる強豪校が有利になる

などの声があり、まだまだ議論が必要なようです。

高校野球の投球制限のまとめ

今回は、「高校野球の投球制限は何球から?甲子園でピッチャーの故障は防げる?」と題して、ついに導入された高校野球の投球制限について見てきました。

高校野球の投球制限は1人当たり1週間の総投球数が500球以内で、実施されるのは第92回選抜高校野球大会(2020年)からです。

投球制限導入で、甲子園の投球過多によるピッチャーの故障は防げるかどうかは賛否両論あり、肩や肘を痛めない正しいピッチング・フォームを身につけることが重要だという意見もあります。

いずれにしても一歩踏み出したことは間違いないので、どうなるのか見守りたいところです。

個人的には夏の甲子園で酷暑の中で投げさせるのは主催者の決断次第ですぐにでも実現できそうな気がします。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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