フィギュアスケートのトップ選手としてソチ・平昌でオリンピック2大会連続で金メダルを獲得し、2022年の北京オリンピックで3大会連続金メダルを狙っているのが羽生結弦選手です。
4回転アクセルジャンプなど、フィギュアスケートという競技へのあくなき挑戦意欲は衰えることを知りませんが、ショートプログラムとフリーどちらでもプログラム曲に対するこだわりも並々ならぬものがあります。
はたして、これまでの3回のオリンピックの歴代プログラム曲は、どんな曲を選んできたのでしょうか?
今回は、フィギュアスケート羽生結弦選手のショートプログラムとフリーのオリンピック歴代プログラム曲一覧をまとめていきたいと思います。
羽生結弦のオリンピック歴代プログラム曲一覧
羽生結弦選手のこれまでの3回のオリンピック歴代プログラム曲は、クラシック音楽から映画音楽、ロックの名曲まで実にさまざまなジャンルから選ばれています。
歴代プログラム曲はジャンルにこだわらない選曲と言い換えることもできるのではないでしょうか。
しかし、原曲をそのまま使うのではなく、オーケストラ・バージョンをピアノに編曲したり、歌入りのバージョンではなくインストゥルメンタル・バージョン(歌なし)を選んだりと自身の演技に最も合うバージョンを使用しているのがわかります。
いずれにしても演技同様にプログラム曲もかなり吟味して選曲、そしてアレンジが施されています。
羽生結弦選手のオリンピック歴代プログラム曲と作曲者は、以下の通りです。
北京オリンピック2022のショートプログラムとフリーの曲
ショートプログラムの曲名と作曲者
「序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 作品28」
作曲者:サン=サーンス
フリーの曲名と作曲者
「天と地と」
作曲者:冨田勲
ショートプログラムの「序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 作品28」は、ピアニストの清塚信也氏にピアノへの編曲を依頼し演奏したバージョンです。
フリーの「天と地と」はNHKで1969年に放送された大河ドラマ「天と地と」のサウンドトラックからのバージョンです。
羽生結弦選手の北京オリンピックのショートプログラムとフリーの曲の詳細は、こちらからどうぞ↓
平昌オリンピック2018のショートプログラムとフリーの曲
ショートプログラムの曲名と作曲者
「パリの散歩道」
作曲者:ゲイリー・ムーア
フリーの曲名と作曲者
「SEIMEI」(映画「陰陽師」より)
作曲者:梅林茂
ショートプログラムの「パリの散歩道」はソチオリンピック2014に続いて、2大会連続での採用になります。
北アイルランドのギタリスト、ゲイリー・ムーアの1978年に発表したアルバム「バック・オン・ザ・ストリーツ」に収録されています。
このアルバムでは歌入りのバージョンですが、羽生結弦選手は歌なしのインストゥルメンタル・バージョンを使用しています。
フリーの「SEIMEI」は、平安時代の陰陽師・安倍晴明の活躍を描いた夢枕獏原作の映画「陰陽師」のサウンドトラックから梅林茂さん作曲による7曲をつなぎ合わせて、羽生結弦選手自らの手によって編集されています。
和笛・和太鼓の音色が美しい和のテイストに溢れた曲です。
ソチオリンピック2014のショートプログラムとフリーの曲
ショートプログラムの曲名と作曲者
「パリの散歩道」
作曲者:ゲイリー・ムーア
フリーの曲名と作曲者
「ロミオとジュリエット」(映画「ロミオとジュリエット」の劇中曲)
作曲者:ニーノ・ロータ
フリーの「ロミオとジュリエット」は映画「ロミオとジュリエット」の劇中曲で、ウィリアム・シェイクスピア原作の戯曲として有名です。
過去に何度も映画化されていますが、羽生結弦選手が使用したのは、1968年フランコ・ゼフィレッリ監督によって作品化されたバージョンです。
ショートプログラムの「パリの散歩道」の詳細は、こちらの記事をご参照下さい↓
羽生結弦のオリンピック歴代プログラム曲一覧~まとめ
今回は、フィギュアスケート羽生結弦選手のショートプログラムとフリーのオリンピック歴代プログラム曲一覧をまとめてみました。
羽生結弦選手のオリンピック歴代プログラム曲は、ショートプログラムとフリーにかかわらずジャンルにこだわらない選曲となっていますが、アレンジやバージョンには並々ならぬこだわりが感じられます。
自身の演技にはどんなバージョンが最も合うのかを吟味した結果の選曲といえるでしょう。
羽生結弦選手には日本フィギュアスケートのエースとして、ソチ・平昌オリンピックでの連続金メダル獲得に続いて、これらのプログラム曲に乗ってさらに金メダル獲得が続くことが期待されます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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