巨人が2020年シーズンから新外国人助っ人として、メジャーリーグの経験もあるチアゴ・ビエイラ投手を獲得しました。
球速・球種からピッチング・スタイルを分析してみると、見た目通りのパワーで押してくる速球派のピッチング・スタイルといえそうです。
193cmの長身から投げ下ろされるボールは非常に速く迫力満点ですが、メジャーでの成績はどうだったのでしょうか?
今回は、巨人のチアゴ・ビエイラ投手のメジャーでの成績と巨人での年俸推移、球速・球種などを見ていきたいと思います。
チアゴ・ビエイラのメジャーでの成績
チアゴ・ビエイラ投手がメジャーリーグで初登板を果たしたのは2017年で、プロ入りから実に7年後のシーズンでした。
そして、気になるメジャーリーグ(MLB)での通算成績は、2017・2018・2019年の3年間で23試合(25.2イニング)に登板し、2勝1敗1セーブ、24奪三振、防御率7.36でした。
防御率がかなり悪く特に見るところがない成績でしたが、奪三振数24と投球イニング数とほぼ同じ三振を取っているのは速球投手らしいところです。
メジャーリーグでは先発での登板はなくリリーフ専門で、巨人に来てからもそこは変わっていません。
巨人1年目の2020年シーズンは、27試合(24.2イニング)に登板し、0勝1敗2ホールド防御率3.28の成績を残しています。
チアゴ・ビエイラ投手のメジャーでの成績は、以下の通りです。
チアゴ・ビエイラのメジャーでの年度別投手成績
年度 | 球団 | 登板 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 防御率 |
2017年 | SEA | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 |
2018年 | CWS | 16 | 1 | 1 | 1 | 1 | 7.13 |
2019年 | CWS | 6 | 1 | 0 | 0 | 0 | 9.00 |
MLB通算 | 23 | 2 | 1 | 1 | 1 | 7.36 |
※SEA:シアトル・マリナーズ、CWS:シカゴ・ホワイトソックス
チアゴ・ビエイラの巨人での年俸推移
成績の次はビエイラ投手の年俸推移を見ていきましょう。
残念ながらメジャーリーグ時代の年俸が不明なので、巨人での年俸推移になります。
ビエイラ投手が巨人と契約したのは2019年12月3日のことなので、まだ2年分の年俸しかデータがありません。
ビエイラ投手の年俸推移は、2020年は推定年俸5,500万円、さらに2021年は推定年俸7,000万円で引き続き巨人でプレーしています。
メジャーリーグでの実績や巨人での1年目の成績から考えると妥当な年俸かとは思いますが、2021年の活躍や話題性から来シーズンはかなりの年俸アップが期待されるのではないでしょうか。
倍増、あるいは2億円に達する可能性もありますが、場合によってはメジャーリーグから声がかかってもおかしくないともいえます。
チアゴ・ビエイラの巨人での年俸推移
2021年 7,000万円
2020年 5,500万円
※金額は推定
チアゴ・ビエイラの球速・球種
続いて、チアゴ・ビエイラ投手の球速・球種やピッチング・スタイルの特徴を見ていきましょう。
まず、ストレートの球速は自己最高167.0km/hで、2021年8月13日に日本球界最速の166.0km/hを記録しています。
球種はストレートの他、スライダー、チェンジアップなどの変化球を投げます。
ピッチング・スタイルとしては、ストレートが約5割を占めており、変化球はスライダーを得意としています。
193cmの長身から投げ下ろす160.0km/hを超えるストレートは迫力十分で、ここにスライダーなどの変化球で緩急をつけたピッチング・スタイルが決まれば打者もそう簡単には打ち崩せないでしょう。
ピッチング・スタイルは三振を奪うタイプで、課題だった制球難の克服により2021年シーズンには32試合連続無失点など、日本で一気にその才能が開花中です。
チアゴ・ビエイラの背番号などプロフィール
チアゴ・ビエイラ投手は、1993年1月7日、ブラジル・サンパウロ州生まれで、野球は8歳の時に友人に誘われて始めました。
2010年にシアトル・マリナーズとマイナー契約を交わしてプロ入りし、2011年プロデビュー、2012年にはWBCブラジル代表にも選出されました。
2016年11月にメジャー契約し、2017年8月14日にブラジル出身の選手としては4人目のメジャーデビューを果たしました。
2017年11月シカゴ・ホワイトソックスへ移籍し、2019年12月に巨人と契約し、さらに2021年も引き続き巨人でプレーしています。
巨人での背番号は49ですが、メジャーリーグ時代の背番号は、シアトル・マリナーズ時代(2017年)は40、シカゴ・ホワイトソックス時代(2018・2019年)は50でした。
チアゴ・ビエイラ投手の背番号などプロフィールは、以下の通りです。
チアゴ・ビエイラの背番号などプロフィール
名前
チアゴ・ビエイラ
生年月日
1993年1月7日
身長・体重
193cm・113kg
国籍
ブラジル
出身地
ブラジル・サンパウロ州タトゥイ
出身高校
カントリーキッズ高校
プロ入り
2010年
投打
右投右打
ポジション
投手
背番号
40(シアトル・マリナーズ)→ 50(シカゴ・ホワイトソックス)→ 49(巨人)
経歴
シアトル・マリナーズ→シカゴ・ホワイトソックス→巨人
※2022年4月19日現在の情報です。
チアゴ・ビエイラのメジャーでの成績~まとめ
今回は、巨人のチアゴ・ビエイラ投手のメジャーでの成績と巨人での年俸推移、球速・球種などを見てきました。
メジャーリーグ(MLB)での通算成績は、2017・2018・2019年の3年間で23試合(25.2イニング)にリリーフで登板し、2勝1敗1セーブ、24奪三振、防御率7.36でした。
年俸推移はメジャーリーグ時代の年俸が不明なので巨人での年俸推移になりますが、巨人2年間で2020年は推定年俸5,500万円、2021年は推定年俸7,000万円です。
球速は自己最高167.0km/hで、2021年8月13日に日本球界最速の166.0km/hを記録、球種はストレートの他、スライダー、チェンジアップなどの変化球を投げます。
課題だった制球難も克服し、2021年シーズンには日本球界最速の166.0km/hや32試合連続無失点を記録するなど、日本で一気にその才能がブレイクしました。
ビエイラ投手の今後の活躍から目が離せません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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