ゴールデンウイークを過ぎて梅雨入りの時期が近づくと、プロ野球はいよいよ交流戦の時期となります。
セパのチームがリーグの枠組みを超えて対戦するのはペナントレースではこの交流戦だけで、歴史はまだ浅いですがペナントレースの流れが交流戦をきっかけに変わることも多く、各チームにとって重要なシリーズとなっています。
そんなプロ野球交流戦ですが歴代優勝チームと通算成績は、どうなっているのでしょうか?
今回は、プロ野球交流戦の歴代優勝チームと通算成績、セパ勝敗の対戦成績などについて見ていきます。
プロ野球交流戦の歴代優勝チームと通算成績
プロ野球交流戦は試合数の違いはあるものの、新型コロナウイルスの影響で中止となった2020年を除き2005年から毎年開催されています。
歴代優勝チームと通算成績は、チームとしてもリーグとしても以外なほど大きな差がついています。
プロ野球交流戦の歴代優勝チーム
プロ野球交流戦の優勝チームで、歴代最多は福岡ソフトバンクホークスの8回で、2位の読売ジャイアンツと千葉ロッテマリーンズの2回を大きく引き離しています。
これまで開催された交流戦の半数以上の優勝がソフトバンクなのですから、絶対王者ともいえる強さを発揮しています。
プロ野球交流戦の歴代優勝チームとMVPは、以下の通りです。
プロ野球交流戦の歴代優勝チームとMVP
2005年 千葉ロッテマリーンズ(24勝11敗1分)MVP:小林宏之(ロッテ)
2006年 千葉ロッテマリーンズ(23勝13敗)MVP:小林雅英(ロッテ)
2007年 北海道日本ハムファイターズ(18勝5敗1分)ライアン・グリン(日本ハム)
2008年 福岡ソフトバンクホークス(15勝9敗)MVP:川崎宗則(ソフトバンク)
2009年 福岡ソフトバンクホークス(18勝5敗1分)MVP:杉内俊哉(ソフトバンク)
2010年 オリックス・バファローズ(16勝8敗)MVP:T-岡田(オリックス)
2011年 福岡ソフトバンクホークス(18勝4敗2分)MVP:内川聖一(ソフトバンク)
2012年 読売ジャイアンツ(17勝7敗)MVP:内海哲也(読売ジャイアンツ)
2013年 福岡ソフトバンクホークス(15勝8敗1分)MVP:長谷川勇也(ソフトバンク)
2014年 読売ジャイアンツ(16勝8敗)MVP:亀井善行(読売ジャイアンツ)
2015年 福岡ソフトバンクホークス(12勝6敗)MVP:柳田悠岐(ソフトバンク)
2016年 福岡ソフトバンクホークス(13勝4敗1分)MVP:城所龍磨(ソフトバンク)
2017年 福岡ソフトバンクホークス(12勝6敗)MVP:柳田悠岐(ソフトバンク)
2018年 東京ヤクルトスワローズ(12勝6敗)MVP:吉田正尚(オリックス)
2019年 福岡ソフトバンクホークス(11勝5敗2分)MVP:松田宣浩(ソフトバンク)
2020年 新型コロナウイルスの影響により中止
2021年 オリックス・バファローズ(12勝5敗1分)MVP:山本由伸(オリックス)
2022年 東京ヤクルトスワローズ(14勝4敗)MVP:村上宗隆(ヤクルト)
2023年 横浜DeNAベイスターズ(11勝7敗)MVP:岡本和真(読売ジャイアンツ)
2024年 東北楽天イーグルス(13勝5敗)MVP:水谷瞬(日本ハム)
プロ野球交流戦の通算成績
プロ野球交流戦の通算成績を見ると、パ・リーグがセ・リーグを圧倒しており、2024年までパ・リーグの14回優勝に対してセ・リーグは5回の優勝にとどまっています。
交流戦だけでなく日本シリーズでも2011~2020年の10年間ではパ・リーグが9回優勝(うちソフトバンクが7回)しており、もはや実力的にもパ・リーグがセ・リーグをはっきり上回っているといえる時代になっています。
ちなみに歴代最高勝率もパ・リーグの福岡ソフトバンクホークスが2011年に記録した.818(18勝4敗2分)で、この年、ソフトバンクは2年連続のリーグ優勝を飾り、日本シリーズでも優勝し8年ぶりの日本一に輝きました。
プロ野球交流戦~セパ勝敗の対戦成績
プロ野球交流戦の歴代優勝チームと通算成績はわかりましたが、セパのリーグ別の勝敗の対戦成績はどうでしょうか。
セパのリーグ別の勝敗の通算対戦成績ではパ・リーグが1,306勝、セ・リーグが1,174勝とパ・リーグが大きく勝ち越し、その差が132あります。
パ・リーグ1,306勝 vs セ・リーグ1,174勝(引き分け76)
また、各年度の交流戦のセパのリーグの対戦成績を見ると、これまで19回開催されてきた交流戦の中でセ・リーグが勝ち越したのは2009年と2021・2022年の3回のみで、他はすべてパ・リーグが勝ち越しています。
リーグの対戦成績ではチーム別以上の歴然とした差が見られています。
各年度のプロ野球交流戦のセパ勝敗の勝ち越したリーグと対戦成績は、以下の通りです。
プロ野球交流戦のセパ勝敗の勝ち越しリーグと勝敗
2005年 パ・リーグ(105勝104敗7分け)
2006年 パ・リーグ(108勝107敗1分け)
2007年 パ・リーグ(74勝66敗4分け)
2008年 パ・リーグ(73勝71敗)
2009年 セ・リーグ(70勝67敗7分け)
2010年 パ・リーグ(81勝59敗4分け)
2011年 パ・リーグ(78勝57敗9分け)
2012年 パ・リーグ(67勝66敗11分け)
2013年 パ・リーグ(80勝60敗4分け)
2014年 パ・リーグ(71勝70敗3分け)
2015年 パ・リーグ(61勝44敗3分け)
2016年 パ・リーグ(60勝47敗1分け)
2017年 パ・リーグ(56勝51敗1分け)
2018年 パ・リーグ(59勝48敗1分け)
2019年 パ・リーグ(58勝46敗4分け)
2020年 新型コロナウイルスの影響により中止
2021年 セ・リーグ(49勝48敗11分け)
2022年 セ・リーグ(55勝53敗)
2023年 パ・リーグ(54勝52敗2分け)
2024年 パ・リーグ(53勝52敗3分け)
※勝敗は勝ち越したリーグから見たものです。
プロ野球交流戦の優勝賞金など仕組みについては、こちらの記事をご参照下さい↓
プロ野球交流戦の歴代優勝チーム~まとめ
今回は、プロ野球交流戦の歴代優勝チームと通算成績、セパ勝敗の対戦成績などについて見てきました。
プロ野球交流戦の歴代優勝チーム最多は福岡ソフトバンクホークスの8回、通算成績はパ・リーグの14回優勝に対してセ・リーグは5回の優勝でパ・リーグがセ・リーグを圧倒しています。
セパの対戦成績は、セパ勝敗ではパ・リーグ1,306勝、セ・リーグ1,174勝で、リーグ通算対戦成績がこれまでの19回の交流戦でセ・リーグが勝ち越したのは2009年と2021・2022年の3回のみで、他はすべてパ・リーグが勝ち越しています。(2024年交流戦終了時点)
プロ野球交流戦ではチームとしてもリーグとしてもパ・リーグがセ・リーグを大きく上回る成績を残しており、今後はセ・リーグがどう巻き返すかが焦点となりそうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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