”マー君”の愛称で親しまれ、日米で大活躍した後、2021年シーズンに日本球界に復帰したのが田中将大投手(楽天イーグルス)です。
高校時代は夏の甲子園で優勝投手になるなど活躍し、プロ入り後は楽天イーグルスで順調に成長し、さらには活躍の舞台をメジャーリーグに移してからも勝ち星を重ねてきました。
成績を残すとともに年俸も上昇カーブを描き、日本球界では史上最高年俸を手にするまでになりました。
そんな田中将大投手の楽天とヤンキースでのチーム別の通算成績は、どうなっているのでしょうか?
年俸推移も気になります。
今回は、田中将大投手のチーム別通算成績と楽天とヤンキースでの年俸一覧を見ていきたいと思います。
田中将大の通算成績チーム別
田中将大投手の楽天イーグルスとニューヨーク・ヤンキースでのチーム別通算成績から見ていきます。
楽天イーグルス時代~ニューヨーク・ヤンキース時代を通して感じるのは、田中将大投手の抜群の安定感ではないでしょうか。
キャリアはすでに合わせて10年を軽く超えていますが、そのほとんどのシーズンで二ケタ勝利を記録しています。
成績では楽天イーグルス時代の2013年にキャリアのひとつのピークを迎えたといってもいいかもしれませんが、メジャーリーグに移籍後も毎年二ケタ勝利を挙げ続けているのは驚異的な安定感といっていいでしょう。
田中将大の通算成績チーム別~楽天
田中将大投手のチーム別通算成績は、まず楽天イーグルスから見ていきます。
メジャーリーグ移籍前の7年間はルーキーイヤーから二ケタ勝利を挙げ、2年目の2008年シーズンこそ9勝に終わったもののその後、2009年から2013年まで安定して二ケタ勝利を挙げています。
年々、投球術に磨きがかかり、2011・2013年には最多勝、防御率も年々良くなり2011・2013年に防御率1位のタイトルを獲得しています。
特に2013年は24勝0敗で勝率10割、沢村賞獲得、日本一で胴上げ投手というキャリア最高の1年となりました。
しかし、日本球界復帰1年目の2021年シーズンは勝ち星に恵まれず、NPBでの自己ワーストの4勝、続く2022年シーズンは9勝、2023年は7勝、そして2024年は未勝利に終わりました。
田中将大投手の楽天イーグルスでの通算成績は248試合に登板して119勝68敗防御率2.67で、以下の通りです。
田中将大のチーム別通算成績~楽天イーグルス
年度 | 球団 | 登板 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 防御率 |
2007 | 楽天 | 28 | 11 | 7 | 0 | 0 | 3.82 |
2008 | 楽天 | 25 | 9 | 7 | 1 | 0 | 3.49 |
2009 | 楽天 | 25 | 15 | 6 | 1 | 0 | 2.33 |
2010 | 楽天 | 20 | 11 | 6 | 0 | 0 | 2.50 |
2011 | 楽天 | 27 | 19 | 5 | 0 | 0 | 1.27 |
2012 | 楽天 | 22 | 10 | 4 | 0 | 0 | 1.87 |
2013 | 楽天 | 28 | 24 | 0 | 1 | 0 | 1.27 |
2021 | 楽天 | 23 | 4 | 9 | 0 | 0 | 3.01 |
2022 | 楽天 | 25 | 9 | 12 | 0 | 0 | 3.31 |
2023 | 楽天 | 24 | 7 | 11 | 0 | 0 | 4.91 |
2024 | 楽天 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4.91 |
NPB通算 | 248 | 119 | 68 | 3 | 0 | 2.67 |
田中将大の通算成績チーム別~ヤンキース
田中将大投手は2014年から2020年までの7年間、メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースでプレーしました。
メジャーリーグ通算成績は174試合に登板して78勝46敗防御率3.74でしたが、特筆すべきは在籍してほとんど毎年二ケタ勝利を挙げ続けたことでしょう。(2020年は新型コロナウイルスの影響でレギュラーシーズンの試合数が60試合)
防御率は楽天時代より落ちたもののメジャーリーグという世界最高峰のレベルを考えれば、文句なしの素晴らしい成績といえるでしょう。
田中将大投手のニューヨーク・ヤンキースでの通算成績は、以下の通りです。
田中将大のチーム別通算成績~ニューヨーク・ヤンキース
年度 | 球団 | 登板 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 防御率 |
2014 | NYY | 20 | 13 | 5 | 0 | 0 | 2.77 |
2015 | NYY | 24 | 12 | 7 | 0 | 0 | 3.51 |
2016 | NYY | 31 | 14 | 4 | 0 | 0 | 3.07 |
2017 | NYY | 30 | 13 | 12 | 0 | 0 | 4.74 |
2018 | NYY | 27 | 12 | 6 | 0 | 0 | 3.75 |
2019 | NYY | 32 | 11 | 9 | 0 | 0 | 4.45 |
2020 | NYY | 10 | 3 | 3 | 0 | 0 | 3.56 |
MLB通算 | 174 | 78 | 46 | 0 | 0 | 3.74 |
※NYY:ニューヨーク・ヤンキース
田中将大の楽天とヤンキースでの年俸一覧
続いて、田中将大投手の楽天イーグルスとニューヨーク・ヤンキースでの年俸を、それぞれ総額と一覧で見ていきましょう。
楽天時代は1年1年成績に比例するように年俸も伸びていきました。
対して、メジャーリーグに移籍したニューヨーク・ヤンキースでは7年という長期の契約を獲得したこともあって単年ではほぼ一律の年俸となっています。
田中将大投手の年俸は、楽天イーグルスでもニューヨーク・ヤンキースでも破格の年俸となっています。
田中将大の年俸一覧~楽天
田中将大投手は2006年にドラフト1位指名を受け、契約金1億円で楽天イーグルスに入団しました。
初年度の2007年は年俸1,500万円でしたが、成績を積み重ねていくにつれ年俸も右肩上がりに増額を続け、メジャーリーグ移籍直前の2013年には年俸4億円に達しました。
楽天イーグルスに入団して以来、成績も安定感抜群でしたので、この年俸の伸びもだれもが納得できるものといえます。
そして、日本球界に復帰した2021年シーズンには史上最高年俸額の9億円を手にしました。
田中将大の楽天イーグルス年俸総額(11年)
38億500万円
田中将大の楽天イーグルスでの年俸一覧
- 2024年 2億6,000万円
- 2023年 4億7,500万円
- 2022年 9億円
- 2021年 9億円
- 2013年 4億円
- 2012年 3億2,000円
- 2011年 2億円
- 2010年 1億8,000万円
- 2009年 9,500万円
- 2008年 6,000万円
- 2007年 1,500万円
※金額は推定
田中将大の年俸一覧~ヤンキース
田中将大投手のメジャーリーグでの年俸は、7年契約で総額1億5,500万ドル(約170億5,000万円)という大型契約でした。
単年での2,200万ドル(約24億2,000万円)は、ダルビッシュ有投手の2,500万ドル(約27億5,000万円・2018年)に次いで日本人メジャリーガー2位の高額年俸です。(2021年シーズン時点)
7年という長期契約もさることながら、金額を見ても田中将大投手がいかに期待されていたのかがわかります。
ただし、2021年シーズンのメジャーリーグは、新型コロナウイルスの影響でレギュラーシーズンの試合数が本来の162試合から60試合に激減したため、選手の年俸も日割り計算となり本来の年俸の約37%に減額となりました。
そのため、田中将大投手の年俸も2,300万ドル(約25億3,000万円)も約852万ドル(約9億4,000万円)に減額されました。
田中将大のメジャーリーグ年俸総額(7年)
1億5,500万ドル(約170億5,000万円)
田中将大のメジャーリーグ・ヤンキースでの年俸一覧
- 2020年 2,300万ドル(約25億3,000万円)
- 2019年 2,200万ドル(約24億2,000万円)
- 2018年 2,200万ドル(約24億2,000万円)
- 2017年 2,200万ドル(約24億2,000万円)
- 2016年 2,200万ドル(約24億2,000万円)
- 2015年 2,200万ドル(約24億2,000万円)
- 2014年 2,200万ドル(約24億2,000万円)
※1ドル=110円換算、金額は推定
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田中将大の通算成績チーム別と年俸一覧~まとめ
今回は、田中将大投手のチーム別通算成績と楽天とヤンキースでの年俸一覧を見てきました。
田中将大投手のチーム別通算成績は、楽天イーグルスでは248試合に登板して119勝68敗防御率2.67、メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースでは174試合に登板して78勝46敗防御率3.74で、ほとんどのシーズンで二ケタ勝利を記録するという抜群の安定感です。
また、年俸は楽天時代は1年1年成績に比例して伸びていき2021年シーズンは9億円という史上最高年俸額、メジャーリーグに移籍したニューヨーク・ヤンキースでは7年契約で総額1億5,500万ドル(約170億5,000万円)という大型契約で、ともに破格の年俸となっています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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