野球史上最高の安打製造機といっても過言ではない活躍を日米で見せたイチロー選手ですが、年俸も成績とともに驚異的な推移を見せました。
キャリアも日米合わせて28年間と長いですが、年俸はメジャーリーグ(MLB)では大型の複数契約が多かったようです。
イチロー選手の年俸はどう推移していったのか、また歴代最高年俸はいつで生涯年俸総額は日本円でいくらだったのでしょうか?
今回は、イチロー選手の年俸推移一覧(日本円)から歴代最高はいつで総額はいくらなのかを見ていきます。
イチローの年俸推移一覧(日本円)
イチロー選手は日本プロ野球(NPB)とメジャーリーグ(MLB)でプレイしました。
年俸推移一覧(日本円)を見ると、日本プロ野球(NPB)では最終年の2000年までほぼ毎年右肩上がりに推移し続けました。
一方、海を渡ったメジャーリーグ(MLB)では5年契約の最終年となった2012年まで右肩上がりに推移しましたが、2013年以降は下降線を辿り2019年に75万ドル(約8,250万円)で引退しました。
では、イチロー選手の年俸推移一覧を日本プロ野球(NPB)とメジャーリーグ(MLB)に分けて日本円で見ていきましょう。
イチローの年俸推移一覧(日本円)~日本プロ野球(NPB)
イチロー選手は1991年ドラフト4位でオリックス・バファローズに契約金4,000万円、年俸430万円で入団しました。
日本プロ野球(NPB)では年俸がダウンすることはありませんでしたが、急激に高騰したのが首位打者と最多安打のタイトルを獲得してからです。
現状維持だった年俸が1995年に10倍の8,000万円に跳ね上がり、1996年には大台の1億円を軽く突破、毎年のように億単位でアップしていきました。
最終的には2000年に5億3,000万円に達するまで、1995年以降年俸は右肩上がりに推移していきました。
イチロー選手の日本プロ野球(NPB)での年俸推移は、以下の通りです。
イチローの日本プロ野球(NPB)での年俸推移
- 1991年 契約金4,000万円(オリックス)
- 1992年 430万円(オリックス)
- 1993年 800万円(オリックス)
- 1994年 800万円(オリックス)※首位打者と最多安打
- 1995年 8,000万円(オリックス)※首位打者・打点王・盗塁王・最多安打
- 1996年 1億6,000万円(オリックス)※首位打者と最多安打
- 1997年 2億6,000万円(オリックス)※首位打者と最多安打
- 1998年 4億3,000万円(オリックス)※首位打者と最多安打
- 1999年 5億円(オリックス)※首位打者
- 2000年 5億3,000万円(オリックス)※首位打者
日本プロ野球(NPB)合計(9年):19億8,030万円(契約金除く)
※年俸額は推定です。
イチローの年俸推移一覧(日本円)~メジャーリーグ(MLB)
イチロー選手は2001年に総額1,400万ドル(約15億4,000万円)の3年契約でシアトル・マリナーズに移籍しました。
メジャーリーグ(MLB)に移籍後3年間は年俸にすると日本での最終年の年俸をわずかに下回りましたが、その後は2004年に総額4,400万ドル(約48億4,000万円)の4年契約、2008年に総額9,000万ドル(約100億円)の5年契約を獲得し、2012年まで年俸は右肩上がりに推移しました。
しかし、成績の低下とともに2013年に年俸はキャリアを通じて初めてダウンし、その後は1度も上昇することなく下降線を辿り2019年に引退しました。
イチロー選手のメジャーリーグ(MLB)での年俸推移は、以下の通りです。
イチローのメジャーリーグ(MLB)での年俸推移
- 2001年 466万ドル・約5億1,260万円(シアトル・マリナーズ)※首位打者・盗塁王・最多安打
※総額1,400万ドル(約15億4,000万円)の3年契約 - 2002年 467万ドル・約5億1,370万円(シアトル・マリナーズ)
- 2003年 467万ドル・約5億1,370万円(シアトル・マリナーズ)
- 2004年 650万ドル・約7億1,500万円(シアトル・マリナーズ)※首位打者と最多安打
※総額4,400万ドル(約48億4,000万円)の4年契約 - 2005年 1,250万ドル・約13億7,500万円(シアトル・マリナーズ)
- 2006年 1,250万ドル・約13億7,500万円(シアトル・マリナーズ)※最多安打
- 2007年 1,250万ドル・約13億7,500万円(シアトル・マリナーズ)※最多安打
- 2008年 1,800万ドル・約20億円(シアトル・マリナーズ)※最多安打
※総額9,000万ドル(約100億円)の5年契約 - 2009年 1,800万ドル・約20億円(シアトル・マリナーズ)※最多安打
- 2010年 1,800万ドル・約20億円(シアトル・マリナーズ)※最多安打
- 2011年 1,800万ドル・約20億円(シアトル・マリナーズ)
- 2012年 1,800万ドル・約20億円(シアトル・マリナーズ→ニューヨーク・ヤンキース)
- 2013年 650万ドル・約7億1,500万円(ニューヨーク・ヤンキース)
※総額1,300万ドル(約14億3,000万円)の2年契約 - 2014年 650万ドル・約7億1,500万円(ニューヨーク・ヤンキース)
- 2015年 200万ドル・約2億2,000万円(マイアミ・マーリンズ)
- 2016年 200万ドル・約2億2,000万円(マイアミ・マーリンズ)
- 2017年 200万ドル・約2億2,000万円(マイアミ・マーリンズ)
- 2018年 75万ドル・約8,250万円(シアトル・マリナーズ)
- 2019年 75万ドル・約8,250万円(シアトル・マリナーズ)
メジャーリーグ(MLB)合計(19年):1億6,850万ドル(約186億3,500万円)
※1ドル=110円換算
※年俸額は推定です。
イチローの年俸~歴代最高はいつ?
続いて、イチロー選手の歴代最高年俸はいつで、いくらだったのかを見ていきます。
日米での年俸推移一覧から歴代最高年俸はメジャーリーグ(MLB)での5年総額9,000万ドル(約100億円)の契約を獲得した2008~2012年の5年間です。
年俸にして1,800万ドル/年で、日本円にすると約20億円になります。
ちなみに日本プロ野球(NPB)での最高年俸は、日本での最終年となった2000年の5億3,000万円です。
5年総額9,000万ドル(約100億円)⇒ 1,800万ドル(約20億円)/年
※2008~2012年
イチローの年俸~総額はいくら?
では最後にイチロー選手の年俸総額を見ていきましょう。
イチロー選手は日本プロ野球(NPB)ではオリックス・バファローズで9年間、メジャーリーグ(MLB)ではシアトル・マリナーズなどで19年間、合わせて28年間プレイしました。
年俸総額は日本プロ野球(NPB)では19億8,030万円、メジャーリーグ(MLB)では約186億3,500万円(1億6,850万ドル)です。
そして、日本プロ野球(NPB)とメジャーリーグ(MLB)を合わせた生涯年俸総額は、約206億1,530万円(契約金除く)となっています。
日本プロ野球(NPB):19億8,030万円
メジャーリーグ(MLB):約186億3,500万円(1億6,850万ドル)
合計(28年):約206億1,530万円(契約金除く)
※年俸額は推定です。
イチローの安打数など日米通算成績は、こちらをご参照下さい↓↓
イチローの年俸推移一覧~まとめ
今回は、イチロー選手の年俸推移一覧(日本円)から歴代最高はいつで総額はいくらなのかを見てきました。
イチロー選手の年俸は日本プロ野球(NPB)では現状維持のシーズンもあったものの1995年以降年俸は右肩上がりに推移、メジャーリーグ(MLB)では2012年までは右肩上がり、2013年以降は1度も上昇することなく下降線を辿るという推移でした。
歴代最高年俸はメジャーリーグ(MLB)での5年総額9,000万ドル(約100億円)の2008~2012年の5年間で、年俸にして1,800万ドル(約20億円)/年でした。
年俸総額は日本プロ野球(NPB)では19億8,030万円、メジャーリーグ(MLB)では約186億3,500万円(1億6,850万ドル)で、合わせて生涯年俸総額は約206億1,530万円(契約金除く)となっています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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