全豪オープンテニスは、テニスのグランドスラムの大会のひとつとして知られており、毎年グランドスラムの初戦として1月後半にオーストラリアのメルボルンで開催されています。
南半球で唯一のグランドスラムの大会ということで気候への対応の難しさもあるのか、他のグランドスラムに比べて番狂わせの多い大会でもあります。そんな全豪オープンテニスのシングルスの歴代優勝者や賞金などは、どうなっているのでしょうか?
今回は、全豪オープンテニスの男女シングルス歴代優勝者と賞金・ポイントなどについて見ていきます。
全豪オープンテニスの歴代優勝者
全豪オープンテニスは、グランドスラムの初戦に当たる大会ということでトッププロが勢揃いするシーズン最初の大会です。
テニスのトッププロは北半球在住の選手が多く季節的に寒い北半球から暑い南半球のオーストラリアへ移動しての大会はなかなか対応が難しいのか、番狂わせが度々見られます。とはいえ歴代優勝者の名を見ると、そこにはその時代のトップ選手の名前が並んでいます。
特に男子シングルスのノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)の強さは群を抜いており、8回の優勝と3連覇はともに全豪オープンテニスの最多記録です。
一方、女子シングルスではセリーナ・ウィリアムズ選手(アメリカ)の強さが光りますが、近年は毎年優勝者が変わり世代交代が進んでいる印象を受けます。
では、全豪オープンテニスの男女シングルス歴代優勝者を見ていきましょう。
全豪オープンテニスの歴代優勝者~男子シングルス
2000年以降の男子シングルスの全豪オープンテニスの歴代優勝者を見ると、最多優勝回数はノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)の10回、次いでロジャー・フェデラー選手(スイス)の6回で2人合わせて16回の優勝です。
2000年以降の男子シングルスの全豪オープンテニスの歴代優勝者は、以下の通りです。
全豪オープンテニスの歴代優勝者~男子シングルス(2000年以降)
2024年 ヤニック・シナー(イタリア)
2023年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2022年 ラファエル・ナダル(スペイン)
2021年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2020年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2019年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2018年 ロジャー・フェデラー(スイス)
2017年 ロジャー・フェデラー(スイス)
2016年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2015年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2014年 スタニスラス・ワウリンカ(スイス)
2013年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2012年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2011年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2010年 ロジャー・フェデラー(スイス)
2009年 ラファエル・ナダル(スペイン)
2008年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2007年 ロジャー・フェデラー(スイス)
2006年 ロジャー・フェデラー(スイス)
2005年 マラト・サフィン(ロシア)
2004年 ロジャー・フェデラー(スイス)
2003年 アンドレ・アガシ(アメリカ)
2002年 トーマス・ヨハンソン(スウェーデン)
2001年 アンドレ・アガシ(アメリカ)
2000年 アンドレ・アガシ(アメリカ)
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全豪オープンテニスの歴代優勝者~女子シングルス
一方、2000年以降の女子シングルスの全豪オープンテニスの歴代優勝者を見ると、男子シングルスとは異なり確実に世代交代が進み戦国時代ともいえる様相を呈しています。
2000年以降の女子シングルスの全豪オープンテニスの歴代優勝者は、以下の通りです。
全豪オープンテニスの歴代優勝者~女子シングルス(2000年以降)
2024年 アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)
2023年 アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)
2022年 アシュリー・バーティ(オーストラリア)
2021年 大坂なおみ(日本)
2020年 ソフィア・ケニン(アメリカ)
2019年 大坂なおみ(日本)
2018年 キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)
2017年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2016年 アンゲリク・ケルバー(ドイツ)
2015年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2014年 李娜(中国)
2013年 ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)
2012年 ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)
2011年 キム・クライシュテルス(ベルギー)
2010年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2009年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2008年 マリア・シャラポワ(ロシア)
2007年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2006年 アメリ・モレスモ(フランス)
2005年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2004年 ジュスティーヌ・エナン=アーデン(ベルギー)
2003年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2002年 ジェニファー・カプリアティ(アメリカ)
2001年 ジェニファー・カプリアティ(アメリカ)
2000年 リンゼイ・ダベンポート(アメリカ)
全豪オープンテニスのシングルスの賞金
2022年の全豪オープンテニスのシングルスの優勝賞金は287万5,000豪ドル(約2億3,700万円)です。グランドスラムの大会の中では最も低い優勝賞金ですが、それでも日本円で約2億3,700万円という優勝賞金は凄いとしか言いようがありません。
全豪オープンテニスのシングルスの優勝賞金を他のグランドスラムの大会と比較すると、以下のようになります。
テニスグランドスラム2022年男女シングルス優勝賞金
全豪オープン:287万5,000豪ドル(約2億3,700万円)
全仏オープン:220万ユーロ(約2億9,700万円)
全英オープン:200万ポンド(約3億3,300万円)
全米オープン:260万ドル(約3億5,700万円)
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全豪オープンテニスの賞金総額と優勝賞金
高額の優勝賞金とともに驚かされるのが賞金総額と優勝賞金の増加です。ご覧になっておわかりの通り、近年も毎年のように10%前後増額しています。経済状況も影響しているのでしょうが、テニスの評価が高まっていることを表しているといっていいでしょう。
全豪オープンテニスの近年の賞金総額と優勝賞金は、以下の通りです。
全豪オープンテニスの賞金総額と優勝賞金の推移
2024年 8,650万豪ドル(315万豪ドル)
2023年 7,650万豪ドル(297万5,000豪ドル)
2022年 7,500万豪ドル(287万5,000豪ドル)
2021年 7,100万豪ドル(275万豪ドル)
2020年 7,100万豪ドル(412万豪ドル)
2019年 6,250万豪ドル(410万豪ドル)
2018年 5,500万豪ドル(400万豪ドル)
2017年 5,000万豪ドル(370万豪ドル)
2016年 4,400万豪ドル(340万豪ドル)
2015年 3,630万豪ドル(300万豪ドル)
2014年 3,630万豪ドル(265万豪ドル)
※カッコ内は、男女シングルスの優勝賞金です。
全豪オープンテニスの賞金配分
続いて、全豪オープンテニスの賞金配分を見ていきましょう。
どのグランドスラムの大会もそうなのですが、1回戦敗退でもかなりの賞金を獲得できます。傾向としては他のグランドスラムの大会と同様で、選手にとってはモチベーションアップにつながるのは間違いないでしょう。
全豪オープンテニスの賞金配分は、以下の通りです。
全豪オープンテニスの賞金配分
優勝:315万豪ドル(約3億400万円)
準優勝:172万5,000豪ドル(約1億6,700万円)
ベスト4:99万豪ドル(約9,600万円)
ベスト8:60万豪ドル(約5,800万円)
4回戦:37万5,000豪ドル(約3,600万円)
3回戦:25万5,000豪ドル(約2,500万円)
2回戦:18万豪ドル(約1,700万円)
1回戦:12万豪ドル(約1,200万円)
予選決勝:6万5,000豪ドル(約630万円)
予選2回戦:4万4,100豪ドル(約430万円)
予選1回戦:3万1,250豪ドル(約300万円)
※2024年の男女シングルスの賞金配分です。
全豪オープンテニスのシングルスのポイント
最後に、全豪オープンテニスのシングルスのポイントを見ていきましょう。ポイントは男女で若干異なりますが、他のグランドスラムの大会と獲得できるポイントは同じです。
全豪オープンテニスのポイントは、下記のようになっています。
全豪オープンテニスのポイント
優勝:2000(男子)・2000(女子)
準優勝:1300(男子)・1300(女子)
ベスト4:800(男子)・780(女子)
ベスト8:400(男子)・430(女子)
ベスト16:200(男子)・240(女子)
3回戦:100(男子)・130(女子)
2回戦:50(男子)・70(女子)
1回戦:10(男子)・10(女子)
※2024年の男女シングルスのポイント配分です。
全豪オープンテニスの歴代優勝者~まとめ
今回は、全豪オープンテニスの男女シングルス歴代優勝者と賞金・ポイントなどについて見てきました。
全豪オープンテニスの男女シングルス歴代優勝者は、男子はノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)の10回の優勝とロジャー・フェデラー選手(スイス)の6回の優勝が光り、女子は世代交代が進行中です。
全豪オープンテニスの賞金はグランドスラムの大会の中では最も低い優勝賞金ですが、それでも日本円で約3億円という優勝賞金はやはり破格といっていいでしょう。ポイントは男女で若干異なりますが、獲得できるポイントは他のグランドスラムの大会と同じです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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