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全日本柔道選手権の歴代優勝者で最軽量は?出場資格や予選・推薦など

全日本柔道選手権は柔道男子の無差別級日本一を決める大会で、日本柔道界ではオリンピックと世界選手権と並んで柔道三冠のひとつとされる大会です。

無差別級だけに歴代優勝者は重量級の名選手が名を連ねていますが、そんな中で重量級とはいえない選手の名も見られます。

はたして、全日本柔道選手権の歴代優勝者で最軽量は何kg級でだれが優勝しているのでしょうか?

今回は、全日本柔道選手権の歴代優勝者で最軽量はだれなのか、また出場資格や予選・推薦のしくみなどについて見ていきます。

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全日本柔道選手権の歴代優勝者

最軽量での優勝者の前にまず全日本柔道選手権の歴代優勝者を確認しておきましょう。

全日本柔道選手権は1948年から開催され、すでに70年以上の歴史があります。

その中でまず目につくのは1977~1985年の山下泰裕選手の9連覇で、最多連覇記録であるとともに9回の優勝は最多優勝回数でもあります。

続いて、小川直也選手の5連覇(1989~1993年)を含む7回の優勝があります。

山下泰裕選手の9連覇以降は連覇が多く特定の選手が優勝を独占する傾向がありましたが、近年は毎年のように優勝者の名が変わって一強時代から戦国時代に移行している傾向が見られます。

しかし、重量級の選手が優勝を独占している傾向は変わりません。

全日本柔道選手権の歴代優勝者は、以下の通りです。

全日本柔道選手権の歴代優勝者
2023年 王子谷剛志
2022年 斉藤立
2021年 太田彪雅
2020年 羽賀龍之介
2019年 ウルフ・アロン
2018年 原沢久喜
2016・2017年 王子谷剛志
2015年 原沢久喜
2014年 王子谷剛志
2013年 穴井隆将
2012年 加藤博剛
2011年 鈴木桂治
2010年 高橋和彦
2009年 穴井隆将
2008年 石井慧
2007年 鈴木桂治
2006年 石井慧
2004・2005年 鈴木桂治
2001~2003年 井上康生
1998~2000年 篠原信一
1997年 金野潤
1995・1996年 小川直也
1994年 金野潤
1989~1993年 小川直也
1988年 斉藤仁
1986・1987年 正木嘉美
1977~1985年 山下泰裕
1976年 遠藤純男
1975年 上村春樹
1974年 佐藤宣践
1973年 上村春樹
1972年 関根忍
1971年 岩釣兼生
1970年 篠巻政利
1969年 岡野功
1968年 松阪猛
1967年 岡野功
1966年 松永満雄
1965年 坂口征二
1964年 神永昭夫
1963年 猪熊功
1962年 竹内善徳
1960・1961年 神永昭夫
1959年 猪熊功
1958年 曽根康治
1957年 夏井昇吉
1956年 世界選手権のため中止
1955年 吉松義彦
1954年 醍醐敏郎
1952・1953年 吉松義彦
1951年 醍醐敏郎
1950年 石川隆彦
1949年 木村政彦・石川隆彦(引き分けで両者優勝)
1948年 松本安市

全日本柔道選手権の歴代優勝回数ランキング
1位:9回
山下泰裕(1977~1985年)

2位:7回
小川直也(1989~1993・1995・1996年)

3位タイ:4回
鈴木桂治(2004・2005・2007・2011年)
王子谷剛志(2014・2016・2017・2023年)

5位タイ:3回
吉松義彦(1952・1953・1955年)
神永昭夫(1960・1961・1964年)
篠原信一(1998~2000年)
井上康生(2001~2003年)

※2023年大会終了時点

全日本柔道選手権の歴代優勝者で最軽量は?

そして、気になる全日本柔道選手権の歴代優勝者で最軽量は何kg級でだれなのかについては、同じ階級で2人の選手が達成しています。

その2人の選手とは、80kg級で出場した岡野功選手が2度(1967・1969年)、同じく80kg級の関根忍選手(1972年)です。

惜しいところではさらに軽い階級で、1990年大会に71kg級の古賀稔彦選手が決勝まで進出しましたが、残念ながら小川直也選手に敗れています。

相撲でも小柄な力士が大柄な力士に勝つのは大きな魅力で、柔道でも「柔よく剛を制す」のが無差別級の魅力ではありますが、足取りが禁止され指導が早く出る現在のルールでは中・軽量級の選手が重量級の選手に勝つのは難しくなってきているといえます。

80kg級の岡野功選手と関根忍選手が優勝してからすでに50年近くが経過していますが、このことからも大きな体重差を埋めるのはそう簡単なことではないことがわかります。

全日本柔道選手権の出場資格や予選・推薦など

続いて、全日本柔道選手権に出場するための出場資格や地区予選から何名が出場できるか、などを見ていきましょう。

まず出場資格は、日本国籍を持ち全日本柔道連盟に登録している選手となってます。

出場選手は、推薦5名と地区選出選手40名の合わせて45名で、以下のような条件・内訳となります。

推薦選手(5名)
前年度優勝者・準優勝者とオリンピック・世界選手権の各階級優勝者など

地区選出選手(40名)
北海道:2名
東北:2名
関東:6名
東京:10名
北信越:2名
東海:2名
近畿:6名
中国:2名
四国:2名
九州:6名

なお、欠場者が出た場合、推薦は補充はありませんが、地区選出選手は補充となります。(地区が補充できない場合は開催地区補充)

※2021年大会の情報です。

全日本柔道選手権の歴代優勝者で最軽量は?~まとめ

今回は、全日本柔道選手権の歴代優勝者で最軽量はだれなのか、また出場資格や予選・推薦のしくみなどについて見てきました。

全日本柔道選手権の歴代優勝者で最軽量は80kg級で、岡野功選手(1967・1969年)と関根忍選手(1972年)の2人です。

また、全日本柔道選手権の出場資格は日本国籍を持つ全日本柔道連盟に登録している選手で、推薦5名と予選から選出された地区選出選手40名が出場選手となります。(2021年大会)

今後も中・軽量級の選手が無差別で争われる全日本柔道選手権を制するのは至難の業といえますが、それでも大型選手をバッタバッタと投げ飛ばしていく光景が見られることを期待したいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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