柔道の階級は、ボクシングほどではありませんが体重別で細かく分けられています。
やはり体重が重いほうが有利ですから、体重差によるハンディキャップを階級によってなくそうということです。
柔道の階級の分け方はどのように区分されているのでしょうか?
今回は、柔道の階級の分け方を男子・女子から小学生・中学生・高校生まで見ていきたいと思います。
柔道の階級の分け方
柔道ではよく「柔よく剛を制す」といわれますが、さすがに現実はそうでもないようです。
やはり柔道という格闘技もパワーのある体の大きい方が有利だからです。
こうして柔道にも階級制度ができたわけなのですが、分け方は体重が重くなるにつれてより体重差が大きくなっています。
また、男子・女子だけでなく、小学生・中学生などそれぞれの年代によって分け方が異なっています。
では、見ていきましょう。
柔道の階級の分け方~男子・女子
柔道の階級は、男子・女子とも7階級に分けられており、この分け方はオリンピックでも変わりません。
以前は、国内の試合と国際試合で体重の分け方が異なっていましたが、1998年以降、同じ分け方(7階級)に統一されました。
柔道男子・女子の階級は、以下の通りです。
男子柔道の階級
・60kg級
・66kg級
・73kg級
・81kg級
・90kg級
・100kg級
・100kg超級
女子柔道の階級
・48kg級
・52kg級
・57kg級
・63kg級
・70kg級
・78kg級
・78kg超級
柔道の階級の分け方~小学生男子・女子
小学生の場合は、体重別で階級が分かれる大会もありますが、主に学年で階級を分ける大会が多くなっています。
体重別で階級が分かれる大会としては全国小学生学年別柔道大会があり、小学校5年生と6年生の男女で開催されており、一般に比べると各学年で2階級ずつと非常にシンプルな分け方になっています。
全国小学生学年別柔道大会における小学生男子・女子の階級は、以下の通りです。
小学生男子の階級
男子(5年生の部)
・45kg級
・45kg超級
男子(6年生の部)
・50kg級
・50kg超級
小学生女子の階級
女子(5年生の部)
・40kg級
・40kg超級
女子(6年生の部)
・45kg級
・45kg超級
柔道の階級の分け方~中学生男子・女子
続いて、中学生の階級ですが、分け方は以前は男女とも全4階級でしたが、現在は一般と同じ7階級で、一般より軽い階級が1階級多く重い階級が1階級少なくなっています。
中学生男子・女子の階級は、以下の通りです。
中学生男子の階級
・55kg級
・60kg級
・66kg級
・73kg級
・81kg級
・90kg級
・90kg超級
中学生女子の階級
・44kg級
・48kg級
・52kg級
・57kg級
・63kg級
・70kg級
・70kg超級
柔道の階級の分け方~高校生男子・女子
高校生柔道の階級は、一般の階級と同じです。
分け方は以前は男女とも全5階級でしたが、昨今は高校生の体格も大人と比べて遜色ないといえるくらいの体格となりましたから問題ないでしょう。
高校生男子・女子の階級は、以下の通りです。
高校生男子の階級
・60kg級
・66kg級
・73kg級
・81kg級
・90kg級
・100kg級
・100kg超級
高校生女子の階級
・48kg級
・52kg級
・57kg級
・63kg級
・70kg級
・78kg級
・78kg超級
柔道の階級~無差別級
柔道の階級ではもうひとつ、無差別級という階級があります。
文字通り、体重制限のない体重無関係の階級で、例えば55kgの選手と100kgの選手が対戦することもあり得ます。
相撲と同じで軽量級の選手が体の大きな選手に勝つというのがひとつの醍醐味で痛快でもありますが、ケガの可能性を考慮して軽量級の選手が出場を見送る傾向が高くなっています。
無差別級が設けられている大会としては、国内では全日本柔道選手権大会(無差別級のみ)、海外では世界柔道選手権大会(各階級+無差別級)があります。
オリンピックでは1964年の東京オリンピックから1984年のロサンゼルスオリンピックまでは無差別級がありましたが、1988年のソウルオリンピック以降は廃止されています。
柔道の階級の分け方~まとめ
今回は、柔道の階級の分け方を男子・女子から小学生・中学生・高校生まで見てきました。
柔道の階級の分け方は、男子・女子とも一般・高校生・中学生までは7階級、小学生のみ体重別だけでなく学年で分けられています。
柔道の階級には体重制限のない体重無関係の階級である無差別級もありますが、軽量級の選手が出場を見送る傾向が高くなっています。
やはり柔道も体重が重いほうが、筋肉量が多くパワーも違うので有利といっていいでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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