卓球日本一を決める日本卓球界のビッグイベントが全日本卓球選手権で、毎年、新年明け早々の1月に開催されています。
日本人卓球選手ならだれもが一度は手にしたいタイトルで、毎年、熱い戦いが繰り広げられています。
男子女子シングルスともに1935年から始まった歴史ある大会ですが、その歴代優勝者と優勝賞金はどうなっているのでしょうか?
歴代最多優勝回数が何回で、だれが記録しているのかも気になります。
今回は、全日本卓球選手権の男子女子シングルスの歴代優勝者と優勝賞金などについて見ていきます。
全日本卓球選手権の男子女子シングルスの歴代優勝者一覧
全日本卓球選手権の歴代優勝者を見ると、男子シングルスの最多優勝回数は10回の水谷隼選手、女子シングルスの最多優勝回数は8回の小山ちれ選手です。
両選手は最多連覇記録も保持しており、水谷隼選手は5連覇(他に4連覇もあり)、小山ちれ選手は6連覇をマークしています。
全日本卓球選手権は、男子女子シングルスとも他にも連覇記録が多数あるのが目を引きます。
歴代最多優勝回数
- 男子シングルス:10回 水谷隼
- 女子シングルス:8回 小山ちれ
歴代最多連覇記録
- 男子シングルス 5連覇 水谷隼(4連覇も記録)※次点:齋藤清 4連覇
- 女子シングルス 6連覇 小山ちれ ※次点:星野美香 5連覇
全日本卓球選手権の男子女子シングルスの歴代優勝者は、以下の通りです。
全日本卓球選手権の男子女子シングルスの歴代優勝者
開催年 | 男子シングルス | 女子シングルス |
1935年 | 中川武夫 | 境美智子 |
1936年 | 中川武夫 | 保原キヨ |
1937年 | 渡辺重五 | 保原キヨ |
1938年 | 今孝 | 保原キヨ |
1939年 | 今孝 | 保原キヨ |
1940年 | 頼天頤 | 松浦弥寿子 |
1946年 | 藤井則和 | 加藤君枝 |
1947年 | 藤井則和 | 松本貴代子 |
1948年 | 藤井則和 | 松本貴代子 |
1949年 | 藤井則和 | 田中良子 |
1950年 | 林忠明 | 楢原静 |
1951年 | 藤井則和 | 西村登美江 |
1952年 | 富田芳雄 | 田中良子 |
1953年 | 荻村伊智朗 | 渡辺妃生子 |
1954年 | 田中利明 | 江口冨士枝 |
1955年 | 田中利明 | 渡辺妃生子 |
1956年 | 田中利明 | 江口冨士枝 |
1957年 | 成田静司 | 山泉和子 |
1958年 | 成田静司 | 松崎キミ代 |
1959年 | 渋谷五郎 | 松崎キミ代 |
1960年 | 星野展弥 | 山泉和子 |
1961年 | 木村興治 | 関正子 |
1962年 | 三木圭一 | 松崎キミ代 |
1963年 | 小中健 | 関正子 |
1964年 | 木村興治 | 山中教子 |
1965年 | 長谷川信彦 | 森沢幸子 |
1966年 | 長谷川信彦 | 山中教子 |
1967年 | 伊藤繁雄 | 大関行江 |
1968年 | 伊藤繁雄 | 小和田敏子 |
1969年 | 長谷川信彦 | 小和田敏子 |
1970年 | 長谷川信彦 | 大関行江 |
1971年 | 長谷川信彦 | 大関行江 |
1972年 | 高島規郎 | 横田幸子 |
1973年 | 長谷川信彦 | 大関行江 |
1974年 | 阿部勝幸 | 横田幸子 |
1975年 | 河野満 | 大関行江 |
1976年 | 河野満 | 小野智恵子 |
1977年 | 河野満 | 長洞久美子 |
1979年 | 高島規郎 | 嶋内よし子 |
1979年 | 高島規郎 | 和田理枝 |
1980年 | 阿部博幸 | 和田理枝 |
1981年 | 前原正浩 | 嶋内よし子 |
1982年 | 斎藤清 | 神田絵美子 |
1983年 | 斎藤清 | 星野美香 |
1984年 | 斎藤清 | 星野美香 |
1985年 | 斎藤清 | 星野美香 |
1986年 | 小野誠治 | 星野美香 |
1987年 | 糠塚重造 | 星野美香 |
1988年 | 斎藤清 | 佐藤利香 |
1989年 | 斎藤清 | 星野美香 |
1990年 | 斎藤清 | 星野美香 |
1991年 | 渡辺武弘 | 佐藤利香 |
1992年 | 斎藤清 | 小山ちれ |
1993年 | 松下浩二 | 小山ちれ |
1994年 | 今枝一郎 | 小山ちれ |
1995年 | 松下浩二 | 小山ちれ |
1996年 | 岩崎清信 | 小山ちれ |
1997年 | 偉関晴光 | 小山ちれ |
1998年 | 偉関晴光 | 坂田愛 |
1999年 | 渋谷浩 | 小山ちれ |
2000年 | 偉関晴光 | 小山ちれ |
2001年 | 松下浩二 | 梅村礼 |
2002年 | 松下浩二 | 梅村礼 |
2004年 | 偉関晴光 | 平野早矢香 |
2005年 | 吉田海偉 | 平野早矢香 |
2006年 | 吉田海偉 | 金沢咲希 |
2007年 | 水谷隼 | 平野早矢香 |
2008年 | 水谷隼 | 平野早矢香 |
2009年 | 水谷隼 | 平野早矢香 |
2010年 | 水谷隼 | 王輝 |
2011年 | 水谷隼 | 石川佳純 |
2012年 | 吉村真晴 | 福原愛 |
2013年 | 丹羽孝希 | 福原愛 |
2014年 | 水谷隼 | 石川佳純 |
2015年 | 水谷隼 | 石川佳純 |
2016年 | 水谷隼 | 石川佳純 |
2017年 | 水谷隼 | 平野美宇 |
2018年 | 張本智和 | 伊藤美誠 |
2019年 | 水谷隼 | 伊藤美誠 |
2020年 | 宇田幸矢 | 早田ひな |
2021年 | 及川瑞基 | 石川佳純 |
2022年 | 戸上隼輔 | 伊藤美誠 |
2023年 | 戸上隼輔 | 早田ひな |
2024年 | 張本智和 | 早田ひな |
2025年 | 松島輝空 | 早田ひな |
※1941年度~1945年度は第二次世界大戦のため中止
※2002年までは12月開催、2004年以降は1月開催、1979年は1月と12月開催
全日本卓球選手権の歴代優勝回数ランキング~男子シングルス
1位:10回 水谷隼(2007~2011・2013~2016・2018年度)
2位:8回 斎藤清(1982~1985・1988~1990・1992年度)
3位:6回 長谷川信彦(1965・1966・1969~1971・1973年度)
4位:5回 藤井則和(1946~1949・1951年度)
5位:4回 松下浩二(1993・1995・2001・2002年度)
5位:4回 偉関晴光(1997・1998・2000・2003年度)
7位:3回 田中利明(1954~1956年度)
7位:3回 河野満(1975~1977年度)
7位:3回 高島規郎(1972・1978・1979年度)
全日本卓球選手権の歴代優勝回数ランキング~女子シングルス
1位:8回 小山ちれ(1992~1997・1999・2000年度)
2位:7回 星野美香(1983~1987・1989・1990年度)
3位:5回 大関行江(1970・1971・1973・1975年度)
3位:5回 平野早矢香(2003・2004・2006~2008年度)
3位:5回 石川佳純(2010・2013~2015・2020年度)
6位:4回 保原キヨ(1936~1939年度)
6位:4回 早田ひな(2019・2022・2023・2024年度)
7位:3回 松崎キミ代(1958・1959・1962年度)
7位:3回 伊藤美誠(2017・2018・2021年度)
全日本卓球選手権の男子女子シングルスの優勝賞金
続いて、全日本卓球選手権の男子女子シングルスの優勝賞金を見ていきましょう。
全日本卓球選手権の男子女子シングルスの優勝賞金は、ともに100万円です。
2017年度の大会から支給されているようですが、それまで賞金がなかったというのも不思議な感じがします。
それまで後援企業などが賞金を支給したことはあったようですが、日本卓球協会が全日本卓球選手権で賞金を支給したのは初めてでした。
優勝賞金の支給が現在も続いているかどうかは不明ですが、卓球日本一を決める全日本卓球選手権ほどの大きな大会の割には賞金は少ないように思います。
しかし、以前より卓球人気が上がっていることから賞金額が上がっていても決しておかしくないのではないでしょうか。
全日本卓球選手権の歴代優勝者と優勝賞金~まとめ
今回は、全日本卓球選手権の男子女子シングルスの歴代優勝者と優勝賞金などについて見てきました。
全日本卓球選手権の男子女子シングルスの歴代優勝者で、最多優勝回数は男子シングルスが10回の水谷隼選手、女子シングルスが8回の小山ちれ選手です。
水谷隼選手は5連覇、小山ちれ選手は6連覇という最多連覇記録も保持しています。
全日本卓球選手権の男子女子シングルスの優勝賞金はともに100万円で、2017年度の大会から支給されていますが現在の賞金額は不明です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント