阿部慎之助さんといえば巨人の中心選手として活躍し、捕手ながらホームランも打てて率も残した強打者というイメージがあります。
リーダーとしての資質も秀逸で、巨人の次期監督として大いに期待されているところです。
すべてを備えているともいえる阿部慎之助さんですが、ホームラン・ヒット数など、どんな通算成績を残し、全盛期はいつだったのでしょうか?
生涯最高年俸など、年俸推移も気になります。
今回は、巨人・阿部慎之助さんのホームラン・ヒット数など通算成績や年俸推移について見ていきます。
阿部慎之助のホームラン・ヒット数など通算成績
阿部慎之助さんは捕手・内野手として巨人で19年間、現役でプレーしました。
19年間の現役生活で放った通算ヒット数は2132本で2000本安打を達成、通算ホームラン数も406本、通算打率.284と安定した成績を残しました。
2012年には首位打者とホームラン王を獲得し、MVPなど各賞にも輝いています。
打ってよし、守ってよしのチームのリーダー的存在として重要な役割を果たし、個人の成績以上にチームに貢献しました。
阿部慎之助さんの巨人での通算成績は、以下の通りです。
2282試合 打率.284 安打2132 本塁打406 打点1285
阿部慎之助の年度別成績
阿部慎之助さんはルーキーイヤーから開幕スタメンで出場し、レギュラー捕手として活躍しました。
2007年には主将、そして4番打者にもなり、名実ともに巨人の中心として欠かせない選手となりました。
捕手というケガの多いポジションながら出場試合も多く、ほぼフル出場しています。
阿部慎之助さんの巨人での年度別成績は、以下の通りです。
阿部慎之助の巨人での年度別成績
年度 | 球団 | 試合 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 |
2001 | 巨人 | 127 | .225 | 87 | 13 | 44 |
2002 | 巨人 | 127 | .298 | 133 | 18 | 73 |
2003 | 巨人 | 94 | .303 | 95 | 15 | 51 |
2004 | 巨人 | 108 | .301 | 114 | 33 | 78 |
2005 | 巨人 | 130 | .300 | 143 | 26 | 86 |
2006 | 巨人 | 129 | .294 | 133 | 10 | 56 |
2007 | 巨人 | 140 | .275 | 137 | 33 | 101 |
2008 | 巨人 | 125 | .271 | 116 | 24 | 67 |
2009 | 巨人 | 123 | .293 | 120 | 32 | 76 |
2010 | 巨人 | 140 | .281 | 140 | 44 | 92 |
2011 | 巨人 | 114 | .292 | 114 | 20 | 61 |
2012 | 巨人 | 138 | .340 | 159 | 27 | 104 |
2013 | 巨人 | 135 | .296 | 125 | 32 | 91 |
2014 | 巨人 | 131 | .248 | 114 | 19 | 57 |
2015 | 巨人 | 111 | .242 | 83 | 15 | 47 |
2016 | 巨人 | 91 | .310 | 104 | 12 | 52 |
2017 | 巨人 | 129 | .262 | 119 | 15 | 76 |
2018 | 巨人 | 95 | .247 | 49 | 11 | 46 |
2019 | 巨人 | 95 | .297 | 47 | 7 | 27 |
通算 | 2282 | .284 | 2132 | 406 | 1285 |
※赤太字はリーグ最高(タイトル)
阿部慎之助の全盛期
キャリアを通して安定した成績を残した阿部慎之助さんですが、全盛期はいつだったのでしょうか。
上記の年度別成績を見ると、首位打者と打点王を獲得した2012年がひとつのピークだったのは間違いなく、チームも日本一に輝いています。
一方、ホームラン数は4年目の2004年に初めて30本を突破し自己最多は2010年の44本、2013年まで30本以上を5回、20本以上を9回記録しています。
ヒット数は2004年から2014年まで100安打以上を記録し、打率は2年目の2002年から2013年まで3割前後、悪くとも2割台後半をキープしました。
プロ入り2年目から堂々たる成績といえますが、キャリアを通して見ると阿部慎之助さんの全盛期は2004年から2013年までの10年間といっていいのではないでしょうか。
捕手というポジションながら、かなり長い全盛期だったといえます。
タイトル
首位打者:1回(2012年)
打点王:1回(2012年)
最高出塁率:1回(2012年)
表彰
最優秀選手:1回(2012年)
ベストナイン:9回(2002年・2007~2014年)※捕手
ゴールデングラブ賞:4回(2002・2008・2013・2014年)※捕手
正力賞:1回(2012年)
日本シリーズMVP:1回(2009年)
など
阿部慎之助の年俸推移
阿部慎之助さんは2000年、ドラフト1位で巨人に契約金1億円、年俸1,300万円で入団しました。
年俸は成績とともに右肩上がりに推移し、5年目の2005年に1億円を突破し、2014年に生涯最高年俸となる6億円に到達し、生涯年俸は49億円(契約金除く)でした。
そして2015年以降は成績の下降とともに年俸もダウンしていきます。
阿部慎之助さんの生涯年俸は、以下の通りです。
49億円(契約金除く)
※年俸額は推定です。
阿部慎之助さんの巨人での年俸推移は、以下の通りです。
阿部慎之助さんの巨人での年俸推移
- 2000年 契約金1億円
- 2001年 1,300万円
- 2002年 3,800万円
- 2003年 7,800万円
- 2004年 7,500万円
- 2005年 1億2,000万円
- 2006年 1億4,000万円
- 2007年 1億4,000万円
- 2008年 2億4,000万円
- 2009年 2億7,000万円
- 2010年 3億5,000万円
- 2011年 4億円
- 2012年 4億円
- 2013年 5億7,000万円
- 2014年 6億円
- 2015年 5億1,000万円
- 2016年 3億2,600万円
- 2017年 2億6,000万円
- 2018年 2億1,000万円
- 2019年 1億6,000万円
日本プロ野球(NPB)合計(19年):49億円(契約金除く)
※年俸額は推定です。
阿部慎之助のホームラン・ヒット数など通算成績と年俸推移~まとめ
今回は、巨人・阿部慎之助さんのホームラン・ヒット数など通算成績や年俸推移について見てきました。
阿部慎之助さんの通算成績は2282試合に出場して打率.284、安打数2132本、本塁打406本、打点1285で、2000本安打を達成した長打力のある強打者として活躍しました。
全盛期は2004年から2013年までの10年間ほどで、捕手としてはかなり長い全盛期といえます。
年俸は成績とともに右肩上がりに推移し2014年に生涯最高年俸となる6億円に到達、生涯年俸は49億円(契約金除く)です。
引退翌年から指導者として巨人に残り、後進の育成に尽力しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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