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プロ野球の外国人枠で同時出場できる人数は?外れる条件もあり!

日本のプロ野球では”助っ人”と呼ばれる外国人選手が、各チームに何人か在籍しています。

この助っ人外国人選手の登録人数を外国人枠といい、最近はフィールド上で活躍する助っ人外国人選手が以前よりも目立つようになったように思います。

スタメン・オーダーには多くのカタカナが並んでいることもあり、外国人枠で同時出場できる人数が何人までなのかよくわかりません。

プロ野球の外国人枠で同時出場できる人数は、いったいどういう枠組みになっているのでしょうか?

今回は、プロ野球の外国人枠で同時出場できる人数や外国人枠から外れる条件などを見ていきたいと思います。

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プロ野球の外国人枠で同時出場できる人数

プロ野球の外国人枠で同時出場できる人数は、現在は最大で4人までです。

これだけならシンプルなんですが、外国人枠4人の内訳には制限があって投手、野手ともに3人までと規定されています。

つまり、投手のみ4人、または野手のみ4人という同時出場はできないということを意味します。

したがって、外国人枠4人を最大限に活用するには投手2人:野手2人、投手1人:野手3人、投手3人:野手1人の3つのパターンのいずれかにする必要があります。

助っ人外国人選手がチームに4人(投手のみ4人、または野手のみ4人ではなく)のみの場合には問題ありませんが、助っ人外国人選手がチームに4人以上多数在籍している場合には人数が多いほど外国人枠4人を巡るチーム内での競争も激しくなります。

外国人枠の出場選手登録人数の歴史

外国人枠の出場選手の人数は最大2人までの時代が長く続きましたが、1994年から緩和されて以来、徐々に増えています。

現在は4人ですが、今後も増加、または外国人枠の撤廃もあり得るでしょう。

外国人枠の最大の出場選手登録人数は、以下のように変遷してきています。

外国人枠の最大出場選手登録人数
1952年~1965年 3人
1966年~1993年 2人
1994年~1997年 3人(ただし投手か野手1人を含む)
1998年~2001年 4人(ただし投手2人:野手2人)
2002年~ 4人(ただし投手2人:野手2人、またはどちらか3:1)

プロ野球の外国人枠~外れる条件

ところで、プロ野球の外国人枠の”外国人選手”とは、日本国籍を有しない選手のことを意味しますが、例外的に外国人枠を外れる条件があり、これを満たした外国人選手は日本人選手と同じ扱いとなります。

外国人枠を外れる条件は、以下の通りです。

1.日本の中学校・高等学校・短期大学(専門学校を含む)などに通算3年以上在学
2.日本の大学に継続して4年以上在学
3.日本に5年以上居住したうえで、社会人野球チームに通算3年以上在籍
4.日本プロ野球でフリーエージェント(FA)の資格を取得(適用はFA資格取得の翌年から)
5.1と2の項目で必要年数に達しなかった場合、プロ野球ドラフト会議の指名を経て選手契約を締結し在学期間と日本のプロ野球の在籍年数の合計が5年以上経過した場合

たまにスタメン・オーダーに4人のカタカナが並んでいるのを見て疑問に思うことがあるかもしれませんが、この場合は上記の外国人枠を外れる条件を満たした外国人選手が含まれているということになります。

プロ野球の外国人枠から日本人扱いになった選手

プロ野球の外国人枠から日本人扱いになった選手とは、すなわち上記4の日本プロ野球でFAの資格を取得した外国人選手が主な選手です。

もともと助っ人外国人選手として来日したのが、長い期間活躍してFA権を取得したのですからご覧の通り強力な選手が名を連ねています。

これらの選手が日本人選手扱いとなり、さらに外国人枠を活用できるのですからチームとしては非常に大きな戦力になります。

日本プロ野球でFAの資格を取得した外国人選手は、以下の通りです。

日本プロ野球でFAの資格を取得した外国人選手
郭泰源(台湾)1996年取得
タフィ・ローズ(アメリカ)2004年取得
アレックス・ラミレス(ベネズエラ)2008年取得
アレックス・カブレラ(ベネズエラ)2009年取得
ブライアン・シコースキー(アメリカ)2010年取得
許銘傑(台湾)2011年取得
ホセ・フェルナンデス(ドミニカ)2011年取得
ジェイソン・スタンリッジ(アメリカ)2017年取得
ランディ・メッセンジャー(アメリカ)2018年取得
ウラディミール・バレンティン(オランダ)2019年取得

また、この他に5.に該当する選手として宋相勲(韓国)や日本に帰化することで外国人枠から外れた選手もいます。

日本に帰化することで外国人枠を外れた選手
三宅宗源(台湾)1981年
郭源治(台湾)1989年
荘勝雄(台湾)1991年
松元ユウイチ(ブラジル)2004年帰化

※2022年4月21日現在の情報です。

プロ野球の外国人枠~新型コロナウイルス特別ルール

2020年のプロ野球は新型コロナウイルスの影響により、開幕が遅れ非常にかなりの過密日程になります。

これでは選手の負担が大きいということで、2020年シーズンは例外的に選手の負担を軽減するために出場選手登録などを拡大するほか、延長は10回までなど、さまざまな特別ルールを設けています。

引き続き、2021年も延長戦なしなど、さまざまな特別ルールを設けています。

外国人枠も通常の4人から5人に拡大され、2020・2021年シーズンの特別ルールとして「投手4人:野手1人」、「野手4人:投手1人」が認められます。

ただし、「4:1」を選択以降は、それ以外の投手、野手の組み合わせは認められず、内訳を変更する場合は従来の4人制に戻すことになります。

従来通りベンチ入りは4人までで、同時出場できる人数は投手、野手ともに最大3人までです。

外国人枠(2020・2021・2022・2023年の特別ルール)
出場選手登録は4人から5人に拡大し、ベンチ入りは従来通り4人まで。
2020年は最初に投手と野手の割合を4対1または1対4で登録した場合、その後、配分の変更は認められなかったが、2021年は変更が可能になりました。

プロ野球の外国人枠で同時出場できる人数~まとめ

今回は、プロ野球の外国人枠で同時出場できる人数や外国人枠から外れる条件などを見てきました。

プロ野球の外国人枠で同時出場できる人数は、最大で4人までで外国人枠4人の内訳には制限があって投手、野手ともに3人までと規定されています。

外国人枠から外れる条件は、主に日本の学校や社会人野球チームに一定の年数以上、在学または在籍した場合やFAの資格を取得した場合などです。

プロ野球の外国人枠は徐々に拡大されてきており、将来的には撤廃の可能性もあり得るかもしれません。

もし撤廃ともなれば日本人選手の割合が少なくなり、半数以上を外国人選手が占めるという光景も見られるようになるでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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