桑田真澄さんは高校時代から全国にその名を知られ、その後、プロ野球選手、メジャーリーガーと長きに渡って現役で活躍しました。
その長いキャリアの中でも、清原和博さんと”KKコンビ”として一世を風靡した甲子園での活躍が特に記憶に残っている方も少なくないかと思います。
投手としてはもちろんですが、打者としても非凡な才能を持つ桑田真澄さんは甲子園でどんな成績や記録を残しているのでしょうか?
甲子園での勝利数やホームラン数など、ランキングでどんな位置にいるのかも興味のあるところです。
今回は、桑田真澄さんは甲子園でどんな成績や記録を残したのか、勝利数など投手成績とホームラン数など打撃成績に分けて見ていきます。
桑田真澄の甲子園の成績と記録
桑田真澄さんはPL学園高校で甲子園に1年生の夏(1983年)から3年生の夏(1985年)まで連続出場し、1年生の時から投げてはエース、打ってはクリーンアップとして活躍しました。
チームとしては優勝と準優勝が各2回、悪くともベスト4という成績を残しています。
甲子園での投手としての通算成績は、勝利数26が歴代2位で、戦後としては歴代1位の記録です。(※戦前は高等学校ではなく5年制の旧制中学が出場)
また、打者としての通算成績も秀逸で、ホームラン数通算6本は歴代1位の清原和博さんの13本に次ぐ歴代2位の記録です。
投手通算成績
25試合 20勝3敗 投球回数197回2/3 被安打141 奪三振150 自責点34 防御率1.55
打者通算成績
26試合 104打数37安打 打率.356 本塁打6 打点29
チーム成績
1年夏:優勝
2年春:準優勝
2年夏:準優勝
3年春:ベスト4
3年夏:優勝
桑田真澄の甲子園の成績~勝利数など投手成績
まず、桑田真澄さんの甲子園での投手成績を見ていきましょう。
出場のたびに好成績を残しているのは一目瞭然ですが、どちらかというとチームの成績とは逆に夏より春の甲子園を得意にしていたようです。
春の甲子園での自責点の少なさは驚異的です。
また、甲子園通算勝利数26は戦後としては歴代1位の記録で、2位以下を大きく引き離してダントツの状態です。
桑田真澄の甲子園の成績~勝利数など投手成績
年 | 登板 | 投球回 | 勝利 | 敗戦 | 被安打 | 奪三振 | 自責点 |
1年夏 | 6 | 40 | 4 | 0 | 25 | 23 | 7 |
2年春 | 4 | 35 | 3 | 1 | 22 | 39 | 2 |
2年夏 | 6 | 51.2 | 5 | 1 | 37 | 42 | 12 |
3年春 | 4 | 33 | 3 | 1 | 25 | 17 | 4 |
3年夏 | 5 | 39 | 5 | 0 | 32 | 29 | 9 |
通算 | 25 | 197.2 | 20 | 15 | 141 | 150 | 34 |
甲子園通算勝利数ランキング
1位:20勝
桑田真澄(PL学園)
2位:14勝
石井毅(箕島)
3位タイ:12勝
荒木大輔(早実)、三浦将明(横浜)
5位:11勝
松坂大輔(横浜)、島袋洋奨(興南)、山田陽翔(近江)
8位タイ:10勝
柴田勲(法政二)、加藤英夫(中京商)、佃正樹(広島商)、土屋正勝(銚子商)、野中徹博(中京)、平沼翔太(敦賀気比)
※戦後~2023年大会終了時点
桑田真澄の甲子園の成績~ホームラン数など打撃成績
続いて、桑田真澄さんの甲子園での打撃成績を見ていきましょう。
打撃成績は投手成績とは逆に春より夏の甲子園を得意にしていたようです。
とはいっても2年春の打率が低かっただけで、ホームラン数・打点は申し分ありません。
甲子園通算ホームラン数6本は歴代2位ですが、歴代1位(13本)が清原和博さんという別格のスラッガーであることを考えれば、凄い記録といっていいでしょう。
桑田真澄の甲子園の成績~ホームラン数など打撃成績
年 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 |
1年夏 | 6 | 20 | 7 | 2 | 8 | .350 |
2年春 | 5 | 21 | 5 | 2 | 9 | .238 |
2年夏 | 6 | 26 | 10 | 1 | 5 | .385 |
3年春 | 4 | 17 | 7 | 0 | 0 | .412 |
3年夏 | 5 | 20 | 8 | 1 | 7 | .400 |
通算 | 26 | 104 | 37 | 6 | 29 | .356 |
甲子園通算ホームラン数ランキング
1位:13本
清原和博(PL学園)
2位タイ:6本
桑田真澄(PL学園)、元木大介(上宮)、中村奨成(広陵)
5位タイ:5本
香川伸行(浪商)、鵜久森淳志(済美)、平田良介(PL学園)、森友哉(大阪桐蔭)、藤原恭大(大阪桐蔭)、松尾汐恩(大阪桐蔭)
※戦後~2023年大会終了時点
桑田真澄さんのメジャーと巨人での勝利数やタイトルなど通算成績は、こちらをご参照下さい↓↓
桑田真澄の甲子園の成績~まとめ
今回は、桑田真澄さんは甲子園でどんな成績や記録を残したのか、勝利数など投手成績とホームラン数など打撃成績に分けて見てきました。
桑田真澄さんの甲子園通算成績は投手として勝利数26が戦後歴代1位、打者としてホームラン数6本は歴代2位の記録となっています。
また、チームとしてはPL学園高校で甲子園に5回連続出場し優勝と準優勝が各2回、悪くともベスト4という成績を残しています。
投打に素晴らしい成績を残していますが、特に投手としての勝利数26は2位の14勝を大きく上回る記録で、今後しばらく破られることはないでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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