福岡ソフトバンクホークスが2021年シーズンの新外国人助っ人として、メジャーリーグの経験もあるコリン・レイ投手を獲得しました。
球速・球種から特徴を分析してみると、見た目とは少々イメージが違って案外、日本の野球に向いているようにも感じます。
196cmの長身から投げ下ろされるボールはキレがあって安定感抜群に見えますが、メジャーでの成績はどうだったのでしょうか?
今回は、福岡ソフトバンクホークスの新外国人コリン・レイ投手のメジャーでの成績と球速・球種から特徴などを見ていきたいと思います。
コリン・レイのメジャーでの成績
コリン・レイ投手がメジャーリーグで初登板を果たしたのは2015年のことで、プロ入りから4年後のシーズンでした。
そして、気になるメジャーリーグ(MLB)での通算成績は、2015・2016・2020年の3年間で35試合(148イニング)に登板し、8勝8敗、116奪三振、防御率4.79でした。
防御率がいいわけでもなく奪三振数も多いわけでもなく、特に見るところがない成績でした。
メジャーリーグでは先発・リリーフ両方での登板がありましたが、福岡ソフトバンクホークスでは先発投手として昨シーズンで退団したムーア投手やバンデンハーク投手の穴を埋めてくれることが期待されます。
2017年シーズンから3年間、メジャーリーグで投げていないのは2016年にトミー・ジョン手術を受けた影響のためで、復帰した2019年には3Aで14勝4敗、防御率3.95の好成績で再スタートを切っています。
2020年はコロナウイルスの影響で試合数も少なかったため、引き続き2019年の勢いが福岡ソフトバンクホークスで持続できるかどうかに注目です。
コリン・レイ投手のメジャーでの成績は、以下の通りです。
コリン・レイのメジャーでの年度別投手成績
年度 | 球団 | 登板 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 防御率 |
2015年 | SD | 6 | 2 | 2 | 0 | 2 | 4.26 |
2016年 | SD・MIA | 20 | 5 | 5 | 0 | 0 | 4.82 |
2020年 | CHC | 9 | 1 | 1 | 0 | 1 | 5.79 |
MLB通算 | 35 | 8 | 8 | 0 | 3 | 4.79 |
※SD:サンディエゴ・パドレス、MIA:マイアミ・マーリンズ、CHC:シカゴ・カブス
コリン・レイの球速・球種から特徴まで
続いて、コリン・レイ投手の球速・球種やピッチング・スタイルの特徴を見ていきましょう。
まず、球速はストレートで2020年に平均で約150.0km/hを記録しており、トミー・ジョン手術を受ける前の球速まで回復しており右肘の状態も問題なさそうです。
球種はストレートの他、カーブ、カットボール、シンカー、スプリットの変化球を投げます。
ピッチング・スタイルとしては、ストレートが約4割を占めており、他は変化球をバランスよく投げ分けていますが、特にこれといった決め球がないのが特徴といえば特徴でしょうか。
投球の半分近くを占めるストレートの球速はメジャーリーグでは平均的ですが、日本では速い部類に入り、しかも196cmの長身から投げ下ろすとなれば打者は球速以上の迫力を感じることでしょう。
ピッチング・スタイルは三振を奪うタイプではありませんが、コントロールは悪くなく大きな特徴はないものの日本でブレイクする可能性は大いにあるといっていいでしょう。
コリン・レイの背番号・年俸やプロフィール
コリン・レイ投手は、1990年7月1日、アメリカのアイオワ州生まれで、2011年にサンディエゴ・パドレスにドラフト指名されてプロ入りしました。
上述したように、プロ入りしてから2018年までの成績は今ひとつでしたが、2019年に3Aで14勝を挙げて才能が開花しつつあります。
アメリカ国外の球団に所属するのは今回の福岡ソフトバンクホークスが初めてで、推定年俸1億円+出来高、背番号は26に決定しています。
ちなみにメジャーリーグ時代の背番号は、サンディエゴ・パドレス時代(2015~2016年)は29、マイアミ・マーリンズ時代(2016年)は30、シカゴ・カブス時代(2020年)は20、ミルウォーキー・ブルワーズ時代(2021年途中)は48でした。
コリン・レイ投手の背番号などプロフィールは、以下の通りです。
コリン・レイの背番号などプロフィール
名前
コリン・レイ
生年月日
1990年7月1日
身長・体重
196cm・106kg
国籍
アメリカ合衆国
出身地
アメリカ合衆国アイオワ州ジョーンズ郡カスケード
出身大学
インディアナ州立大学
出身高校
カスケード高校
プロ入り
2011年
投打
右投右打
ポジション
投手
背番号
26
経歴
サンディエゴ・パドレス→マイアミ・マーリンズ→シカゴ・カブス→福岡ソフトバンクホークス→ミルウォーキー・ブルワーズ→福岡ソフトバンクホークス
※2022年4月20日現在の情報です。
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コリン・レイのメジャーでの成績~まとめ
今回は、福岡ソフトバンクホークスの新外国人コリン・レイ投手のメジャーでの成績と球速・球種から特徴などを見てきました。
コリン・レイ投手のメジャーリーグ(MLB)での通算成績は、2015・2016・2020年の3年間で35試合(148イニング)に登板し、8勝8敗、116奪三振、防御率4.79でした。
球速はストレートで2020年に平均で約150.0km/h、球種はストレートの他、カーブ、カットボール、シンカー、スプリットの変化球を投げ、大きな特徴はないものの196cmの長身から投げ下ろす迫力あるストレートと安定感のある変化球はかなり手強そうです。
2016年にトミー・ジョン手術を受けましたが、復帰した2019年には3Aで14勝4敗、防御率3.95の好成績を残しており、福岡ソフトバンクホークスで活躍が期待されています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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