プロ野球の人的補償は拒否できないの?翌年の年棒がどうなるのかも!

プロ野球では、一定の条件を満たした選手はフリーエージェント(FA)宣言をすることができますが、FA移籍に伴って金銭補償や人的補償のような補償が発生することになります。

ドラフトにしても選手には自由にチームを選んで入団する権利はありませんが、人的補償の場合は移籍がいやなら拒否はできないのでしょうか?

また、移籍したとして翌年年棒はどうなるのでしょうか?

今回は、プロ野球の人的補償は拒否できないのか、また翌年の年棒がどうなるのかなどについても見ていきたいと思います。

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プロ野球の人的補償とは?

プロ野球では、フリーエージェント(FA)宣言した選手を獲得した球団は、その選手が在籍していた球団に金銭、もしくは選手を補償することが野球協約によって規定されています。

この補償の中でも選手による補償を人的補償といいます。

人的補償はFA宣言したすべての選手の適用されるわけではなく、FAで獲得した選手が在籍していた球団での年俸上位1~3位(Aランク)と同4~10位(Bランク)の選手である場合に発生し、外国人選手を除く年俸上位11位以下(Cランク)の選手には発生しません。

また、人的補償を受ける球団はFA宣言した選手の移籍先の球団のすべての選手の中から自由に選んで獲得できるわけではなく28人のプロテクトリストを受け取り、このプロテクトリスト以外から選んで獲得するというシステムになっています。

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プロ野球の人的補償は拒否できないの?

では、人的補償に指名された選手が他球団に移籍したくない場合、移籍拒否はできるのでしょうか?

例えば、2019年シーズンから丸佳浩選手の人的補償で巨人から広島東洋カープに移籍した長野久義選手は、2006年の日本ハム4位指名、2008年のロッテ2位指名と2度もドラフト指名を拒否してまで、2009年ドラフト1位で巨人に入団したという経緯があります。

このようにあこがれの意中の球団に入団した選手にとって、人的補償による他球団移籍は非情ともいえる制度です。

しかし結論から言うと、拒否できることはできますがその代償はあまりにも大き過ぎます。

プロ野球では人的補償に指名された選手が移籍を拒否した場合、その選手は資格停止選手となるからです。

なので、事実上は人的補償に指名された選手は拒否はできないといっても過言ではなく、ほとんど引退の道しかないようなものです。

どうしても移籍を逃れたいのならば、28人のプロテクトリストに入るしかないというのが現行の人的補償のシステムになっています。

なお、人的補償に指名された選手が移籍を拒否した場合と人的補償を求めない場合は、追加の金銭補償を要求できるシステムになっています。

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プロ野球の人的補償で翌年の年棒はどうなる?

続いて、人的補償に指名された選手が他球団に移籍した場合、翌年の年棒はどうなるのでしょうか?

プロテクトから外れている選手の人的補償での移籍は、トレードと同じ扱いとなります。

となると年棒は選手が在籍していた前球団との契約がそのまま引き継がれることになるので、年俸の額は維持されると考えられます。

ただし、年棒以外の部分(出来高払いや複数年契約など)については、何とも言えません。

トレードの場合は年棒以外の部分も含めた球団同士の交渉となりますが人的補償は交渉ではありませんので、前に在籍していた球団との間にその他、諸々の契約があった場合は問題が発生する可能性もないとは言い切れません。

このようなことからも根本的に人的補償という制度自体に問題があるという声もあり、FAの補償については人的補償を廃止して新たな補償制度を作るべきだという意見もあります。

プロ野球の人的補償~まとめ

今回は、プロ野球の人的補償は拒否できないのか、また翌年の年棒がどうなるのかなどについても見てきました。

プロ野球では、フリーエージェント(FA)宣言した選手を獲得した球団は、その選手が在籍していた球団に金銭、もしくは選手を補償することが野球協約によって規定されており、この補償の中で選手による補償を人的補償といいます。

人的補償はFAで獲得した選手が在籍していた球団での年俸上位1~3位(Aランク)と同4~10位(Bランク)の選手に発生します。

人的補償で指名された選手が移籍を拒否した場合は、資格停止選手になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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