柔道の試合は、ご存知のことと思いますが、畳の上で行われます。
しかし、この柔道の試合場の広さがひとつではないことは、あまり知られていないかもしれません。
柔道の試合場は何畳の広さなのか、畳のサイズや色なども気になります。
今回は、柔道の試合場は何畳の広さなのか、畳のサイズや色は決まっているのかなどを見ていきます。
柔道の試合場は何畳の広さで行われる?
現在、柔道のルールは、「講道館柔道試合審判規定」と「国際柔道連盟試合審判規定」とがあります。
オリンピックや世界選手権など国際柔道連盟(IJF)の主催する大会では、「国際柔道連盟試合審判規定」が採用されています。
また国内でもほとんどの大会が、「国際柔道試合審判規定」が採用されるようになりました。
試合場に関しても、この2種類のルールによって広さが異なります。
試合場は試合場内と場外からなり何畳の広さになるかは、以下の通りです。
国際柔道試合審判規定の場合
試合場内:8m×8m~10m×10m四方 ⇒ 32畳~50畳
試合場:14~16m四方の場外を含めた場所をいう。⇒ 8m×8mの場合、128畳
「サイズ.COM」より引用 ⇒ https://www.sizekensaku.com/sports/zyudo.html
講道館柔道試合審判規定の場合
試合場内:9.1m(5間)×9.1m(5間)⇒ 32畳
試合場:14.55m(8間)⇒ 128畳
「サイズ.COM」より引用 ⇒ https://www.sizekensaku.com/sports/zyudo.html
なお、試合は試合場内で行われ場外でかけた技は無効となりますが、技が継続していている場合は続行します。
柔道はもともと日本で誕生したものですが、国際化に伴ってルール変更が行われることになり、2種類の異なるルールが存在することになりました。
柔道の試合場~畳のサイズ・色
柔道の試合場が何畳の広さかはわかりました。
では、この試合場の畳ですが、サイズと色はどうでしょうか?
柔道の試合場~畳のサイズ
畳のサイズも「講道館柔道試合審判規定」と「国際柔道連盟試合審判規定」で異なります。
全日本柔道連盟によると、講道館柔道試合審判規定による182㎝×91㎝を標準としながらも国際基準の200㎝×100㎝、またそれぞれの半畳も認めるとしています。
国際基準のほうが、講道館柔道試合審判規定より約1割ほど大きいサイズとなっています。
なお、畳の厚さに関しては、6㎝または5㎝です。
参考:公益財団法人全日本柔道連盟公式サイト
「公益財団法人全日本柔道連盟 公認用具(柔道畳)規程 第3条」
⇒ https://www.judo.or.jp/shiru/kouninyougu_tatami
柔道の試合場~畳の色
畳の色は、以前は「講道館柔道試合審判規定」と「国際柔道連盟試合審判規定」で同じでした。
ところが、2004年のアテネオリンピック以降、カラー畳が導入され、2012年ロンドンオリンピックや2016年リオデジャネイロオリンピックでは黄色、東京オリンピックでは青色を採用予定が「白い柔道着に畳の青色が反射する」ということで再び同じ黄色系の色に戻る方向で検討というようにコロコロと変遷を繰り返しています。
畳の色がこれほど変わるのは、観客やテレビ視聴者にとってどの色が最も見やすいのかということが理由です。
経過を見ると、今後もまだまだ変わっていくことが予想されます。
柔道の試合場の畳のまとめ
今回は、柔道の試合場は何畳の広さなのか、畳のサイズや色は決まっているのかなどを見てきました。
柔道の試合場は何畳の広さなのかは、ルールによって異なり、
国際柔道試合審判規定の場合
試合場内:8m×8m~10m×10m四方 ⇒ 32畳~50畳
試合場:14~16m四方の場外を含めた場所をいう。⇒ 8m×8mの場合、128畳
講道館柔道試合審判規定の場合
試合場内:9.1m(5間)×9.1m(5間)⇒ 32畳
試合場:14.55m(8間)⇒ 128畳
となっています。
しかし、現在ではほとんどの大会で国際柔道試合審判規定が採用されています。
畳のサイズも同様で、色に至ってはオリンピックの度に色が変わるほどです。
どちらでもさほど競技に影響するとも思えず、早く統一できないものかと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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