スケートボードが東京オリンピックで初めてオリンピックの競技として開催されます。
1990年代にアメリカで初めて採点競技となった新しい競技だけに新鮮な感じがしますが、日本代表選手はメダル獲得の可能性が高い期待の新競技でもあります。
スケートボードは比較的歴史の浅い競技だけにルールや種目に関してはあまり知られていない部分もあるかと思われます。
そこで今回は、東京オリンピックスケートボードのルールや種目をわかりやすく紹介し、他にも日程やテレビ放送予定、日本代表選手などについて見ていきたいと思います。
東京オリンピックスケートボードのルール
まず、東京オリンピックスケートボードのルールから見ていきましょう。
東京オリンピックスケートボードは、車輪(ウィール)がついた板(デッキ)の上に乗ってジャンプや回転、空中での動きなどの技(トリック)を競い合い、高さ・スピードやその技の難易度を採点によって評価する競技です。
これらの他にも全体の流れやオリジナリティー・ストーリー性なども評価の対象になります。
男子・女子別に行われ、持ち時間は1人45秒です。
時間内であれば技の順番や使う技の種類などに制限はなく、競技の途中で何回転倒しても構わないというルールになっています。
なお、種目にかかわらずルールは共通です。
東京オリンピックスケートボードの種目
東京オリンピックのスケートボードの種目には、男子・女子ともに「ストリート」と「パーク」の2種目があります。
「ストリート」は街中のようなコースでセクション(障害物)を使って技を披露するのに対して、「パーク」は複雑な窪地状の形状のコースで技を競うと例えればイメージしやすかと思います。
東京オリンピックのスケートボードの種目①~ストリート
「ストリート」は街で見かけるような風景のコースの中に坂(バンク)や手すり(レール)のような障害物を設置し、選手はこの障害物を利用してさまざまなトリック(技)を披露します。
板と一緒にジャンプする「オーリー」、ウィール(車輪)以外の部分で滑る「スライド」や「グラインド」、板と一緒に回転する「スピン」、板を回転させる「フリップ」などが見どころです。
「ストリート」はジャンプの高さや難易度を重要視する「パーク」と比較して、障害物を利用した技の難易度を重要視した種目といえます。
東京オリンピックのスケートボードの種目②~パーク
一方の「パーク」は大きい皿やお椀のような窪地状の形状のコースで、コースの斜面を利用して勢い良く空中に飛び出して技の難易度を競い合います。
空中で板を回転させたり、デッキをつかんだり、また自らも回転したりという「エア・トリック」が見どころです。
障害物を利用した「パーク」と比較すると、よりアクロバティックでスリリングな種目といえるでしょう。
東京オリンピックスケートボードの日程とテレビ放送
東京オリンピックスケートボードは、ストリートが7月25日(日)・26日(月)、パークが8月4日(水)・5日(木)の計4日間の日程で開催されます。
テレビ放送はNHKを中心に予定されており、男子パークのみ日本テレビ系の放送予定となっています。
東京オリンピックスケートボードの日程とテレビ放送のスケジュールは、以下の通りです。
東京オリンピックスケートボードの日程とテレビ放送予定
日程
7月25日(日)・26日(月)、8月4日(水)・5日(木)
7月25日(日):男子ストリート予選・決勝
NHK-Eテレ:8:55~12:15(予選)
NHK総合:12:15~14:00(決勝)
7月26日(月):女子ストリート予選・決勝
NHK-Eテレ:8:55~12:20(予選)
NHK総合:12:20~14:00(決勝)
8月4日(水):女子パーク予選・決勝
NHK-Eテレ:8:55~11:54(予選)
NHK総合:12:20~14:00(決勝)
8月5日(木):男子パーク予選・決勝
日本テレビ系:9:00~13:40(予選・決勝)
種目
男子・女子ストリート
男子・女子パーク
会場
有明アーバンスポーツパーク
東京オリンピックスケートボードの日本代表選手
続いて、東京オリンピックスケートボードの日本代表選手を確認しておきましょう。
日本代表選手は男子女子合わせて10名ですが、世界ランキングを見ていただければおわかりのように上位の選手が多数出場します。
日本代表選手には金メダルを含めた複数のメダル獲得が期待されています。
東京オリンピックスケートボードの日本代表選手は、以下の通りです。
東京オリンピックスケートボードの日本代表選手
男子ストリート
堀米雄斗(世界ランキング2位)
白井空良(世界ランキング3位)
青木勇貴斗(世界ランキング18位)
男子パーク
平野歩夢(世界ランキング25位)
女子ストリート
西村碧莉(世界ランキング3位)
西矢椛(世界ランキング5位)
中山楓奈(世界ランキング11位)
女子パーク
岡本碧優(世界ランキング1位)
四十住さくら(世界ランキング2位)
開心那(世界ランキング6位)
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東京オリンピックスケートボードのルールと種目~まとめ
今回は、東京オリンピックスケートボードのルールと種目、日程とテレビ放送予定、日本代表選手などについて見てきました。
東京オリンピックスケートボードの種目は「ストリート」と「パーク」の2種目で、持ち時間は1人45秒、時間内であれば技の順番や使う技の種類などに制限はなく競技の途中で何回転倒しても構わないというルールです。
東京オリンピックスケートボードは7月25日(日)・26日(月)、8月4日(水)・5日(木)の4日間の日程で開催され、テレビ放送はNHKを中心に、男子パークのみ日本テレビ系の放送予定となっています。
日本代表選手は男子女子合わせて10名で、世界ランキング上位の選手が多数出場し金メダルを含めた複数のメダル獲得が期待されています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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