横綱の負け越しは過去に何回ある?引退しなければならないのは本当?

大相撲で横綱負け越してしまうのは、不名誉な記録であることは間違いないでしょう。

それを恐れてか横綱が序盤で連敗などで負けが込むと、ケガなどを理由に早々に休場することが少なくありません。

それだけに過去に横綱が負け越した例は非常に少ないです。

そこで今回は、少ない横綱の負け越しは過去に何回あるのか、さらに横綱が負け越してしまったなら引退しなければならないのは本当なのか、などを見ていきたいと思います。

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横綱の負け越しは過去に何回ある?

番付の最上位に君臨し、常に勝つことを求められるのが横綱です。

優勝争いは当然のことで、負け越しなどもってのほかなのは言うまでもありません。

当然、横綱としては負け越してその名を歴史に残すことは何とか避けたいものですが、そうもいかない試練の時が過去には何度かありました。

皆勤しての横綱の負け越しは、過去に6名で8回あります。(全休・途中休場は除く)

少ないのは当然で、横綱はその名を汚さぬよう序盤で成績が悪ければ、早々に休場してしまいがちです。

逆に、出場することによって横綱の務めを全うしようとした大乃国、ケガを押して出場し続けた若乃花など、言い方は変ですが拍手を送りたい負け越しがあるのも事実です。

横綱の負け越し~過去の皆勤しての負け越しの例

1場所15日制となったのは昭和14年5月場所からですが、昭和19年3月場所以降は10日制だったり13日制だったりと定着しませんでした。

昭和24年5月場所に再び15日制で開催されると、それ以降は現在まで15日制で定着しています。

過去の皆勤しての横綱の負け越しの例は以下の通りですが、15日制が定着してからは大乃国と若乃花の2名のみです。

:3勝6敗1休(大正8年5月)※1休は鳳ではなく相手力士の休場
宮城山:4勝7敗(昭和2年10月)
宮城山:4勝7敗(昭和5年3月)
宮城山:5勝6敗(昭和6年1月)
男女ノ川:6勝7敗(昭和13年5月)
安藝ノ海:4勝6敗(昭和20年11月)
大乃国:7勝8敗(平成元年9月)
若乃花:7勝8敗(平成11年9月)

また、昭和32年9月場所の千代の山は皆勤ではありませんでしたが、5勝8敗2休で8敗しているので実質的には負け越しといっていいでしょう。

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横綱は負け越したら引退しなければならない?

ところで、気になるのが横綱は負け越したら引退しなければならないのかどうかです。

ご存知のように横綱には陥落制度というものがなく、たとえ負け越したとしても横綱の地位に留まります。

つまり、横綱は勝つか、休場するか、引退するかの3つの選択肢しかないわけです。

よく耳にするのが、「横綱は負け越したら引退」という言葉ですが、規定にはなく、引退するかどうかは横綱自身の判断か横綱審議委員会の「引退勧告」となります。

実際にはどうかというと、大乃国も若乃花も負け越した後も現役を続行しています。

つまり、横綱は引退するまで横綱であり続け、本人が引退届を提出したとしても受理されないこともあります。

横綱の連敗記録

横綱の連敗記録というと記憶に新しいせいか、どうしても稀勢の里の名が浮かんできます。

土俵で確かに積極的な相撲を取ろうと必死になっているのに思うように体が動かないような、そんな感じがする稀勢の里でした。

ファンからの激励と限界論が渦巻く中での場所だっただけに、稀勢の里にかかるプレッシャーは想像を絶するものがあったことと思います。

稀勢の里自身にもこの場所が進退を賭けた場所という気持ちだったはずですが、結果はむなしく横綱の連敗記録を更新し、不戦敗を含めて9連敗という連敗のワースト記録を打ち立てての引退となってしまいました。

横綱というとそう滅多に負けることがないイメージはありますが、ケガなどが絡むと横綱であっても関係ないようですね。

これまでの横綱の連敗記録を見ていきましょう。

横綱の連敗記録

これまでの連敗記録というと平成になってからは貴乃花の8連敗がありますが、稀勢の里の連敗記録は貴乃花を上回ってしまいました。

しかし、両横綱ともに大ケガを負った後だけに万全の状態とは程遠いコンディションの中での出場だったことも忘れてはいけません。

両横綱とも横綱としての務めを全うするために、相当無理をしていたはずです。

1位 稀勢の里:9連敗
2位 貴乃花:8連敗(平成11年)
2位 北の富士:8連敗(昭和49年)
2位 照国:8連敗(昭和27年)

※不戦敗を含みます。

横綱の在位場所数~最長・最短記録

では、横綱の在位場所数はどうでしょうか?

最長と最短記録で見ていきましょう。

横綱の在位場数最短力士は?

横綱の在位場数最短力士もやはり稀勢の里が浮かびますが、稀勢の里は横綱在位通算12場所でした。

横綱としては最長の8場所連続で休場し、先場所後の横綱審議委員会では、過去に例のない「激励」の決議を受けていました。

この横綱在位通算12場所というのもかなり短いので、ワースト記録かと思いましたが上には上の記録がありました。

横綱在位場所がひと桁という力士も以外に多く、以下のようになっています。

1位 前田山:6場所
2位 三重ノ海:8場所
3位 琴櫻:8場所
4位 双羽黒:8場所
5位 旭富士:8場所
6位 玉の海:10場所
7位 若乃花:11場所
8位 稀勢の里:12場所
9位 隆の里:15場所
10位 朝潮(3代):16場所

横綱の在位場数最長力士は?

横綱の在位場数最短力士とは逆に在位場数最長力士はどうでしょうか?

こちらは横綱現役の白鵬が凄いですね。

優勝回数と合わせてまさに大横綱として君臨しています。

ケガに強くないとできない記録ではないでしょうか。

1位 白鵬:76場所(継続中)
2位 北の湖:63場所(引退)
3位 千代の富士:59場所(引退)
4位 大鵬:58場所(引退)
5位 貴乃花(65代):49場所(引退)
6位 曙:48場所(引退)
7位 柏戸:47場所(引退)
7位 輪島:47場所(引退)
9位 朝青龍:42場所(引退)
10位 鶴竜:36場所(継続中)

まとめ

今回は、横綱の負け越しは過去に何回あるのか、さらに横綱が負け越してしまったなら引退しなければならないのは本当なのか、などを見てきました。

皆勤しての横綱の負け越しは過去に6名で8回ありますが、引退するかどうかは規定にはなく横綱自身の判断か横綱審議委員会の「引退勧告」となります。

確かに不名誉な記録である横綱の負け越しですが、横綱の務めを15日間全うした結果だったり、ケガを押して出場し続けた結果だったりと逆にその姿勢は素晴らしいものも多いです。

横綱が負け越しはともかく、早い時期での日本人の大横綱の誕生を期待したいところです。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※記録は、2020年3月28日現在のものです。

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