アダム・ウォーカー選手、マット・アンドリース投手、グレゴリー・ポランコ選手に続く巨人4人目の新外国人選手が、マット・シューメーカー投手です。
投手としてはマット・アンドリース投手に続く4人目の新外国人選手ということになりますが、同じ”マット”でもメジャーでの成績や投球スタイルは少々異なるようです。
はたして、どんなピッチャーなのか、球速・球種や年俸なども気になります。
今回は、巨人4人目の新外国人助っ人マット・シューメーカー投手のメジャーでの成績、球速・球種と年俸、プロフィールなどについて見ていきます。
マット・シューメーカーのメジャーでの成績
マット・シューメーカー投手は2008年にプロ入りすると、マイナーリーグで成績を残し、2013年にメジャーリーグで初登板を果たしました。
そして、気になるメジャーリーグ(MLB)での通算成績は、2013~2021年の9年間で128試合(662.2イニング)に登板し、46勝41敗、580奪三振、防御率4.24でした。
これまでの成績では、キャリアハイの勝ち星となっている2014年の27試合に登板(20先発)しての16勝が光ります。
メジャーリーグでは先発は128試合中115試合で先発投手として起用されており、リリーフ投手としての登板はほとんどありません。
これまでの起用からも巨人では先発投手としてローテーション入りを目指すものと思われます。
マット・シューメーカー投手のメジャーでの通算成績は、以下の通りです。
マット・シューメーカーのチーム別通算成績
年度 | 球団 | 登板 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 防御率 |
2013年 | LAA | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 |
2014年 | LAA | 27 | 16 | 4 | 0 | 0 | 3.04 |
2015年 | LAA | 25 | 7 | 10 | 0 | 0 | 4.46 |
2016年 | LAA | 27 | 9 | 13 | 0 | 0 | 3.88 |
2017年 | LAA | 14 | 6 | 3 | 0 | 0 | 4.52 |
2018年 | LAA | 7 | 2 | 2 | 0 | 0 | 4.94 |
2019年 | TOR | 5 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.57 |
2020年 | TOR | 6 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4.71 |
2021年 | MIN | 16 | 3 | 8 | 0 | 0 | 8.06 |
MLB通算 | 128 | 46 | 41 | 0 | 0 | 4.24 |
※LAA:ロサンゼルス・エンゼルス、TOR:トロント・ブルージェイズ、MIN:ミネソタ・ツインズ
マット・シューメーカーの球速・球種
マット・シューメーカー投手の球速・球種など、投球スタイルについて見ていきましょう。
球速は最速154kmほど、平均球速は147kmほどでそれほど球が速いわけではなく力で打者をねじ伏せていくタイプではありません。
しかし、コントロールが非常にいいので四球が少なく、多彩な変化球で三振も取れるピッチャーです。
球種はツーシーム、フォーシームなど速球の他、スライダー、チェンジアップ、スプリット、ナックルカーブなどの変化球を投げます。
投球は直球系とスプリット中心で、他の変化球は見せ球に近いといっていいかもしれません。
同じく2022年から巨人でプレーするマット・アンドリース投手はチェンジアップを得意として「ゴロ投手」ともいわれる打たせて取るタイプなのに対して、マット・シューメーカー投手はスプリットで三振も取れるタイプという違いがあります。
球速が同程度の両投手の投球スタイルの違いを見るのも楽しみのひとつです。
マット・シューメーカーの年俸と背番号
続いて、マット・シューメーカー投手の年俸と背番号です。
巨人での年俸は1億5,000万円(約130万ドル)で、メジャーリーグでの年俸は2018年の412万5,000ドルが最高額で直近の2021年は200万ドルでした。
ここ数年、故障に苦しみ成績を残せていないことを考えると妥当な年俸のように思います。
また、マット・シューメーカー投手のメジャーリーグでの背番号の推移は以下の通りで、巨人での背番号は「99」に決まりました。
マット・シューメーカーの背番号の推移
52(2013~2018年・ロサンゼルス・エンゼルス)
34(2019~2020年・トロント・ブルージェイズ)
32(2021年・ミネソタ・ツインズ)
99 (2022年・巨人)
※年俸は推定です。
マット・シューメーカーの身長・体重などプロフィール
マット・シューメーカー投手は1986年9月27日、アメリカ・ミシガン州に生まれました。
高校・大学在学中はMLBドラフトにはかからず、2008年にロサンゼルス・エンゼルスと契約してプロ入りしました。
その後はマイナーリーグで登板し、2013年にシアトル・マリナーズ戦で先発投手としてメジャーデビューを果たしました。
翌年の2014年に16勝をあげ、勝率1位(.800)に輝き、オフには日米野球でMLB選抜メンバーとして来日もしました。
2016年ピッチャー・ライナーを頭部に受けて頭蓋骨骨折で手術、2017年には右前腕部神経圧迫で手術と近年は故障に苦しんでいますが、回復すれば巧みな投球術で再びブレイクする可能性があります。
顔を覆うように蓄えたヒゲがトレードマークで、愛称は”シュー(Shoe)”です。
マット・シューメーカー投手の身長・体重などプロフィールは、以下の通りです。
マット・シューメーカーの身長・体重などプロフィール
名前
マット・シューメーカー
生年月日
1986年9月27日
身長・体重
188cm・97kg
国籍
アメリカ合衆国
出身地
アメリカ・ミシガン州ウェイン郡ワイアンドット
出身大学
東ミシガン大学
出身高校
トレントン高校(ミシガン州)
プロ入り
2008年
投打
右投右打
ポジション
投手
背番号
52(ロサンゼルス・エンゼルス)→34(トロント・ブルージェイズ)→32(ミネソタ・ツインズ)→99(巨人)
経歴
ロサンゼルス・エンゼルス→トロント・ブルージェイズ→ミネソタ・ツインズ→巨人
※2022年4月5日現在の情報です。
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マット・シューメーカーのメジャーでの成績~まとめ
今回は、巨人4人目の新外国人助っ人マット・シューメーカー投手のメジャーでの成績、球速・球種と年俸、プロフィールなどについてまとめました。
マット・シューメーカー投手のメジャーでの通算成績は、2013~2021年の9年間で128試合(662.2イニング)に登板し、46勝41敗、580奪三振、防御率4.24でした。
巨人での年俸は推定1億5,000万円で、背番号は「99」に決まりました。
球速は最速154kmほど、平均球速は147kmほどで、スライダー、チェンジアップ、スプリット、ナックルカーブなどの変化球を投げます。
スプリットが決め球で三振も取れるタイプのピッチャーで、巨人では先発ローテーション入りしての二ケタ勝利が期待されます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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