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プロ野球現役ドラフトはいつから始まった?対象選手の条件などルールも簡単に!

プロ野球のドラフトといえば、10月に行われるドラフト会議が有名で多くのアマチュア選手がどの球団に指名されるかなど、毎年大きな話題を集めています。

そこに新たに現役ドラフトという、もうひとつのドラフト制度が加わってこちらもかなりの注目度となっています。

現役ドラフトは通常のドラフト会議とは対象選手の条件ルールなどが大きく異なりますが、各球団にとっては来季を睨んだ戦力強化という点で重要なのは言うまでもありません。

まだまだ歴史の浅いプロ野球現役ドラフトですが、いつから始まったのでしょうか?

今回は、プロ野球現役ドラフトはいつから始まったのか、対象選手の条件などルールを簡単にわかりやすく見ていきます。

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プロ野球現役ドラフトはいつから始まった?

プロ野球現役ドラフトは日本野球機構(NPB)が採用している選手の移籍制度で、2022年から始まりました。

2020年から導入予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でシーズンのスケジュールが変更になったことで議論が一時中断され、導入が見送られてきた経緯があります。

現役ドラフトは出場機会の少ない中堅選手がチームの移籍によって新たな活躍の場を得ることを目的にしており、メジャーリーグベースボール(MLB)の「ルール・ファイブ・ドラフト」を参考にしています。

現役ドラフトは実力があるのにチーム事情などによって、日の目を見ていない選手が埋もれてしまわないようチャンスを与える制度ともいえます。

2018年に選手会で議論され、2018年には選手会とNPBの選手間で話し合い、2019年3月に選手会がNPBに正式な導入を提案しました。

ちなみに当初、現役ドラフト制度は「ブレークスルードラフト」と呼ばれており、2022年12月9日に第1回の現役ドラフトが開催されました。

プロ野球現役ドラフトの対象選手の条件などルールを簡単に

続いて、プロ野球現役ドラフトの対象選手の条件や指名の順番などルールを簡単にわかりやすく見ていきましょう。

対象選手の条件はわかりやすいですが、指名の順番などルールは複雑でわかりにくい部分もあります。

まだ歴史の浅い制度でもあるので、今後、変更になっていく部分も出てくるものと思われます。

※情報は2023年時点のものです。

プロ野球現役ドラフト~対象選手の条件

プロ野球現役ドラフトで指名される対象選手となる条件は、NPB12球団に在籍している選手です。

ただし、いくつか対象選手にはできない条件があります。

以下の選手は指名対象とすることができません。

プロ野球現役ドラフトの対象選手にならない条件

  • 外国人選手
  • 複数年契約を結んでいる選手
  • 翌シーズンの年俸が5,000万円以上(ただし、1名のみ年俸5,000万円~1億円未満の選手も可)
  • FA権を保有、または行使したことがある選手
  • 育成選手
  • 前年のシーズン終了日の翌日以降に選手契約の譲渡(トレード)で獲得した選手
  • シーズン終了後に育成から支配下契約となった選手

各球団は、シーズン終了後に2人以上の指名対象選手を提出します。(※ただし、年俸5,000万円~1億円未満の選手を移籍対象にリストアップした場合は新たに年俸5,000万円未満の選手を1人追加し3人以上をリストアップ)

プロ野球現役ドラフト~指名の順番などの仕組み

プロ野球現役ドラフトは最大で2巡目まで行われ、3巡目はありません。

まず、各球団は予備指名として獲得希望選手1名を挙げ、最も多くの票を獲得した球団が1番目の指名権を獲得します。(同数の場合は同年のドラフト会議の2巡目の指名順)

次に指名権を獲得した球団が予備指名の選手を指名すると指名権は選手を指名された球団に移り、この繰り返しで1巡目は12球団が各1名を指名した時点で終了となります。

なお、1巡目では、すでに指名を受けた選手と指名された選手の所属球団の選手を指名することはできません。

2巡目は指名を希望した球団で行われ(棄権も可)、1巡目で行われた指名の逆順から指名していきます。

ただし、すでに2巡目で選手を指名された球団の選手や棄権した球団の所属選手は指名できません。

各球団が提出する現役ドラフトのリストは秘密情報として扱われ、当日の現役ドラフトも非公開で行われます。

そして、対象選手リストの中で指名を受けた選手の氏名以外の情報について、各球団は秘密保持の義務があります。

プロ野球現役ドラフトで公開される選手情報は、移籍が決定した選手のみということになります。

プロ野球現役ドラフトの結果

プロ野球現役ドラフトは2022年12月9日に第1回目が開催されましたが、この時は第1巡目のみで第2巡目は実施されませんでした。

また、2023年12月8日に第2回目が開催されましたが、この時も第1巡目のみで第2巡目は実施されませんでした。

したがって、第1回目・第2回目ともに各球団は1名ずつの選手を獲得しています。

プロ野球現役ドラフトの結果は、以下の通りです。

プロ野球現役ドラフトの結果~2022年

プロ野球現役ドラフトの結果~2022年12月9日(第1巡目)
オリックス:渡邉大樹(ヤクルト)外野手
ソフトバンク:古川侑利(日本ハム)投手
西武:陽川尚将(阪神)内野手
楽天:正隨優弥(広島)外野手
ロッテ:大下誠一郎(オリックス)内野手
日本ハム:松岡洸希(西武)投手
ヤクルト:成田翔(ロッテ)投手
DeNA:笠原祥太郎(中日)投手
阪神:大竹耕太郎(ソフトバンク)投手
巨人:オコエ瑠偉(楽天)外野手
広島:戸根千明(巨人)投手
中日:細川成也(DeNA)外野手

※カッコ内の球団名は移籍前の所属球団
※第2巡目は実施されず

プロ野球現役ドラフトの結果~2023年

プロ野球現役ドラフトの結果~2023年12月8日(第1巡目)
オリックス:鈴木博志(中日)投手
ソフトバンク:長谷川威展(日本ハム)投手
西武:中村祐太(広島)投手
楽天:桜井周斗(DeNA)投手
ロッテ:愛斗(西武)外野手
日本ハム:水谷瞬(ソフトバンク)外野手
ヤクルト:北村拓己(巨人)内野手
DeNA:佐々木千隼(ロッテ)投手
阪神:漆原大晟(オリックス)投手
巨人:馬場皐輔(阪神)投手
広島:内間拓馬(楽天)投手
中日:梅野雄吾(ヤクルト)投手

※カッコ内の球団名は移籍前の所属球団
※第2巡目は実施されず

プロ野球現役ドラフトはいつから始まった?~まとめ

今回は、プロ野球現役ドラフトはいつから始まったのか、対象選手の条件などルールを簡単にわかりやすく見てきました。

プロ野球現役ドラフトは日本野球機構(NPB)が採用している選手の移籍制度で、2022年から始まりました。

指名対象選手の条件はNPB12球団に在籍している選手で、外国人選手や複数年契約を結んでいる選手、FA権を保有、または行使したことがある選手、育成選手などは除きます。

プロ野球現役ドラフトのルールは複雑でわかりにくい部分もありますが、最大2巡目までで予備指名で最も多くの票を獲得した球団が1番目の指名権を獲得し、次の指名権は指名された球団に移り、この繰り返しで1巡目は12球団が各1名を指名した時点で終了となります。

2巡目は指名を希望した球団で行われ(棄権も可)、1巡目で行われた指名の逆順から指名していきます。

各球団が提出する現役ドラフトのリストは秘密情報として扱われ、当日の現役ドラフトも非公開、公開される選手情報は移籍が決定した選手のみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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