2020年シーズンは53勝62敗5引き分けで2年連続の5位に終わり、虎視眈々と巻き返しを狙っているのが日本ハムファイターズです。
投手陣の柱であった有原航平投手がメジャー移籍するなど、課題は多いですが、大きな成長が期待される若手選手も多く未知の可能性を秘めているチームでもあります。
開幕スタメンと先発ローテーションがどうなるかは興味があるところですが、チーム事情を考えると栗山監督の采配が注目されるところです。
今回は、日本ハムファイターズの開幕スタメン&先発ローテーション2021を予想してみたいと思います。
日本ハムの開幕スタメン2021予想
日本ハムファイターズの開幕スタメン2021を予想してみると、ポスティングでメジャー移籍を目指していた西川遥輝選手の残留が決まって攻撃陣は目立った戦力ダウンもなく、レアード選手が抜けた昨シーズンに比べればスタメンオーダーは組みやすくなっているといえます。
とはいえ、長打力不足は大きな課題でスタメンオーダーは開幕だけでなくシーズンを通して試行錯誤が続くことでしょう。
監督にとってはかなり頭の痛いものになっているのではないかと感じます。
まず、1番は残留を決めた西川遥輝選手で文句なし、2番には長打も期待できる大田泰示選手を戻して、不動の3・4番コンビの近藤健介選手・中田翔選手まで超攻撃型、5番には長打力より率で渡邉諒選手、6番に長打力のある新外国人のロニー・ロドリゲス選手、7番にはさらなる成長を期待して清宮幸太郎選手、8番には3年目で躍進が期待される野村佑希選手、そして9番に宇佐見真吾捕手と予想します。
長打力に課題はあるものの当面は新外国人のR.ロドリゲス選手で埋まれば、6番まではまったくスキのない強力打線ができあがりました。
あとは清宮幸太郎選手や野村佑希選手など若手選手の成長がカギといっていいでしょう。
日本ハムファイターズの開幕スタメン2021予想は、以下の通りです。
日本ハムファイターズ開幕スタメン2021予想
1番 (中) 西川遥輝(率.306 5本 39打点)
2番 (右) 大田泰示(率.275 14本 68打点)
3番 (左) 近藤健介(率.340 5本 60打点)
4番 (一) 中田翔(率.239 31本 108打点)
5番 (二) 渡邉諒(率.283 6本 39打点)
6番 (遊) R.ロドリゲス内野手(新外国人)
7番 (指) 清宮幸太郎(率.190 7本 22打点)
8番 (三) 野村佑希(率.257 3本 18打点)
9番 (捕) 宇佐見真吾(率.178 3本 15打点)
控え
清水優心(捕手)
杉谷拳士(内野手)
石井一成(率.224 4本 22打点)
平沼翔太(率.236 1本 16打点)
王柏融(外野手)
日本ハムの開幕投手2021予想
日本ハムファイターズの開幕投手2021は、上沢直之投手とすでに発表されています。
2020年シーズンの勝ち星を見ると、最多が有原航平投手と上沢直之投手、バーヘイゲン投手の8勝でしたが、防御率トップは上沢直之投手の3.06でした。
有原航平投手がチームに残留していれば2020年に続いての開幕投手も考えられましたが、現在の状況を見れば上沢直之投手の開幕投手は妥当なところでしょう。
絶対的なエースが不在ともいえるので、上沢直之投手には二ケタ勝利ともうワンランクアップが期待されます。
上沢直之投手が開幕投手を務めるのは、2年ぶり2回目です。
日本ハムの先発ローテーション2021予想
続いて、日本ハムファイターズの先発ローテーション2021予想です。
有原航平投手がメジャーに移籍したため先発の柱が1本消えたものの、新外国人のロビー・アーリン投手の獲得、金子弌大投手がリリーフから先発へ転向、さらに加藤貴之投手も先発に専念することになり、有原航平投手の8勝分の穴は十分に埋めることができそうです。
日本ハムファイターズの2021年シーズンは上沢直之投手、バーヘイゲン投手、杉浦稔大投手、金子弌大投手の4人は固定できそうです。
残る2枠は新外国人のロビー・アーリン投手と加藤貴之投手の起用を予想します。
その他、吉田輝星投手、河野竜生投手、伊藤大海投手のドラフト1位投手の成長も期待されており、先発ローテーション入りを狙っています。
絶対的なエースがいないのは頼りないところではありますが、若手の成長や新外国人の加入など楽しみの多い先発投手陣ともいえます。
日本ハムファイターズの先発ローテーション2021予想は、以下の通りです。
①上沢直之(8勝6敗 防御率3.06)→②バーヘイゲン(8勝6敗 防御率3.22)→③金子弌大(1勝3敗 防御率5.11)→④杉浦稔大(7勝5敗 防御率3.13)→⑤アーリン(新外国人)→⑥加藤貴之(4勝2敗 防御率3.26)
その他、ローテーションの谷間や故障者が出た場合の候補
吉田輝星(0勝2敗 防御率8.41)
河野竜生(2019年ドラフト1位)
伊藤大海(2020年ドラフト1位)
日本ハムの2021年の戦力分析とシーズン展望
日本ハムファイターズの2020年シーズンの部門別成績を見てみると、防御率4.02はパ・リーグ4位、打率.249はパ・リーグ2位、得点数493はパ・リーグ3位、本塁打数89本と失策数75はパ・リーグ最下位でした。
データからは、チーム浮沈のカギは投手力の底上げと長打力アップであるのは明らかです。
日本ハムファイターズの2021年の戦力を分析すると、有原航平投手(8勝)がメジャー移籍し、その穴を新外国人のロビー・アーリン投手が埋めます。
打撃陣では大きな戦力ダウンもなく、新戦力として新外国人のロニー・ロドリゲス選手を獲得しています。
R.ロドリゲス選手は内野の他にも外野も守れるユーティリティ・プレイヤーで、日本ハムファイターズのもうひとつの大きな課題である守備力の強化にも貢献が期待されます。
新戦力による補強よりもカギとなるのが、投打ともに若手選手の成長です。
清宮幸太郎選手には長打力を中心に大覚醒が期待され、投手陣では歴代ドラフト1位ルーキーたちのローテーション入りが期待されます。
昨シーズンは5番での起用が多かった大田泰示選手がシーズンを通して2番を打つようなら打撃陣は安定してくると予想されますし、投手陣も若返るようなら勢いが出てくるでしょう。
また、パ・リーグ最多の失策数75も大きな課題で、捕手・内野陣の守備がどれだけ改善されているかも注目ポイントです。
発展途上にあるともいえる日本ハムファイターズですが、ひとつひとつクリアしていくことでチームの順位も自然に上がってくることでしょう。
日本ハムの中継ぎ投手2021
クローザー
秋吉亮
中継ぎ
宮西尚生、堀瑞輝、玉井大翔、公文克彦、井口和朋、B.ロドリゲス、福田俊、池田隆英
日本ハムの新戦力2021
新外国人
ロビー・アーリン投手(ブレーブス)
ロニー・ロドリゲス内野手(ブルワーズ)
トレード
池田隆英投手(楽天イーグルス)
ドラフト
1位:伊藤大海投手(苫小牧駒澤大)
2位:五十幡亮汰外野手(中央大)
3位:古川裕大捕手(上武大)
4位:細川凌平内野手(智弁和歌山高)
5位:根本悠楓投手(JFE東日本)
6位:今川優馬外野手(広島文化学園大)
育成1位:松本遼大投手(花巻東高)
育成2位:齊藤伸治投手(東京情報大)
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日本ハムの開幕スタメン&先発ローテーション2021~まとめ
今回は、日本ハムファイターズの開幕スタメン&先発ローテーション2021を予想してみました。
2021年シーズンの日本ハムファイターズの浮上のカギは投手力の底上げと長打力アップ、そして守備改善ですが、有原航平投手のメジャー移籍以外は大きな戦力ダウンもなく若手選手の成長次第では大きな躍進が期待できると予想します。
先発ローテーションもしっかりしているので新戦力の上乗せが機能し勢いがつけば、おもしろい存在になりそうです。
シーズン中はスタメン&先発ローテーションともに流動的になることも予想されることから、栗山監督の采配にも大注目です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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