夏の甲子園大会が中止となり、がっかりしていた高校球児と高校野球ファンにうれしい試合が開催されることになりました。
甲子園交流試合と銘打たれた試合で各校1試合のみですが、8月10日から17日までの6日間の日程で計16試合が行われます。
甲子園交流試合の出場校の決め方と組み合わせは、どうなっているのでしょうか?
今回は、甲子園交流試合の出場校の決め方と組み合わせ、テレビ放送予定、注目カードと見どころなどについて見ていきます。
甲子園交流試合の出場校の決め方
甲子園交流試合の出場校の決め方は、単純に選抜甲子園大会に出場が決まっていた32校です。
ご存知のように3月に予定されていた選抜甲子園大会は新型コロナウイルスの影響により、中止に追い込まれました。
そして、夏の甲子園大会も中止になったということでなんとか救済措置がないものか検討の結果、甲子園交流試合が開催されることになりました。
開催される時期は本来であれば夏の甲子園大会が開催される時期ですが、あいにく夏の甲子園大会は地区予選も中止に追い込まれ代表校も決まっていません。
そこで、選抜甲子園大会に出場が決まっていた32校で、各校1試合のみ合計16試合が行われることになったわけです。
出場校の決め方はシンプルですが、新型コロナウイルス感染のリスク防止するため各校1試合のみ限定で開催というのも目一杯の決断ということになります。
甲子園交流試合の出場校の組み合わせ
甲子園交流試合の組み合わせ抽選は新型コロナウイルスの感染拡大防止のためリモート(Zoom)で行われ、各校の主将がくじを引きました。
その結果、2019年夏の甲子園大会の再現となる対戦をはじめとして、抽選とは思えないような強豪校同士の組み合わせが実現しました。
甲子園交流試合の組み合わせは、以下の通りです。
甲子園交流試合の組み合わせ
8月10日(月)
大分商(大分)VS 花咲徳栄(埼玉)
明徳義塾(高知)VS 鳥取城北(鳥取)
8月11日(火)
天理(奈良)VS 広島新庄(広島)
創成館(長崎)VS 平田(島根)
明豊(大分)VS 県岐阜商(岐阜)
8月12日(水)
智弁学園(奈良)VS 中京大中京(愛知)
鹿児島城西(鹿児島)VS 加藤学園(静岡)
8月13日(木)・14日(金)
予備日
8月15日(土)
履正社(大阪)VS 星稜(石川)
磐城(福島)VS 国士舘(東京)
仙台育英(宮城)VS 倉敷商(岡山)
8月16日(日)
明石商(兵庫)VS 桐生第一(群馬)
帯広農(北海道)VS 健大高崎(群馬)
鶴岡東(山形)VS 日本航空石川(石川)
8月17日(月)
大阪桐蔭(大阪)VS 東海大相模(神奈川)
智弁和歌山(和歌山)VS 尽誠学園(香川)
白樺学園(北海道)VS 山梨学院(山梨)
試合開始時間
第1試合:10時00分
第2試合:12時40分
第3試合:15時20分
甲子園交流試合のテレビ放送予定
甲子園交流試合の熱戦の模様はいつもの夏の甲子園大会と同様、全試合生中継が予定されています。
放送局も例年通りで、以下のようになります。
地上波
NHK・BS朝日:全試合を生中継
CS
スカイA:全試合を当日の午後8時(12日のみ午後10時)から録画放送
甲子園交流試合の注目カードと見どころ
上述したように、甲子園交流試合の組み合わせは、抽選とは思えないような豪華な組み合わせが実現しました。
ここでは計16試合行われる中でも、特に見逃せないと思われる注目カードを3試合選んで見どころを見ていきたいと思います。
通常の甲子園の大会は勝ち抜くほど投手の負担が大きくなりますが、今回の甲子園交流試合は各校1試合のみということでベスト・コンディションでの戦いが予想され、投手力のあるチームが力を発揮しやすいと予想します。
打撃力のあるチームがここをどう攻略していくのかが、大きな見どころになるでしょう。
各校1試合のみなので、いつもの甲子園大会よりさらに全力でぶつかり合う熱戦が展開されることでしょう。
甲子園交流試合の注目カード①~履正社VS星稜
甲子園交流試合の最大の注目カードといえるのが、履正社VS星陵戦です。
希望としてはあったとは思いますが、だれが2019年夏の甲子園大会の再現を予想していたでしょうか。
まさかまさかの再戦の実現ですが、今年はともに強力打線を誇ります。
2019年夏は投の星陵VS打の履正社という構図でしたが、今年は星陵も打線のレベルアップに成功し厚みを増しています。
対する履正社も小深田、池田、関本、両井選手など長打力もある破壊力抜群の打線が自慢です。
リベンジに燃える星陵か、新チームも強力打線の履正社か、どちらが勝つかはわかりませんが、好ゲームになると予想します。
甲子園交流試合の注目カード②~智弁学園VS中京大中京
続く甲子園交流試合の注目カードは、智弁学園VS中京大中京戦です。
中京大中京は2019年秋の明治神宮大会優勝校で、公式戦無敗と無類の強さを発揮してきました。
防御率1点台の高橋宏斗投手を中心に、投打がハイレベルなバランスで機能する総合力ナンバーワンと評されるチームです。
一方、智弁学園はメンバーの多くが準決勝まで残った2019年夏の甲子園組で、経験豊富で強力打線が特徴のチームです。
高橋宏斗投手を打ち崩せるかどうかが、大きな見どころとなります。
甲子園交流試合の注目カード③~大阪桐蔭VS東海大相模
3番目の甲子園交流試合の注目カードは、大阪桐蔭VS 東海大相模戦です。
ともに伝統の強豪校で、ともに長打力を備えた強力打線を誇るチームです。
大阪桐蔭は西野、仲三河、吉安選手など中軸がチームを牽引し、東海大相模は通算53本塁打の西川選手、通算44本塁打の山村選手とこちらも強力です。
どちらが打ち勝つかが見どころの対戦となると予想します。
甲子園交流試合の出場校と組み合わせ~まとめ
今回は、甲子園交流試合の出場校の決め方と組み合わせ、テレビ放送予定、注目カードと見どころなどについて見てきました。
甲子園交流試合の出場校の決め方は、選抜甲子園大会に出場が決まっていた32校で、NHKとBS朝日で全試合生中継が予定されています。
組み合わせは抽選とは思えないような強豪校同士の組み合わせが実現し、中でも履正社VS星陵戦、智弁学園VS中京大中京戦、大阪桐蔭VS 東海大相模戦は出色の注目カードといえるでしょう。
甲子園交流試合は各校1試合のみということで、いつもの甲子園大会をさらに上回る熱戦が見られることと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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