日本の国技でもある柔道ですが、正式名称はというと案外知られていないのではないでしょうか?
筆者も柔道に正式名称があるなんて夢にも思いませんでした。
一般の方々は特に必要とすることはないと思いますが、段位をお持ちの方々などは履歴書の資格欄への書き方に気を使うこともあるかもしれません。
普段は柔道という呼び方で馴染んでいますが、時と場合によっては少々ややこしいこともあるようです。
そこで今回は、柔道の正式名称は何なのか、また履歴書の資格欄への段位の書き方などを見ていきます。
柔道の正式名称
ウィキペディアによると、”柔道は、「柔」(やわら)の術を用いての徳義涵養を目的とした芸道、武道のことである”とあります。
そして、現在では「柔道」と呼ぶことが一般化しています。
一見すると柔道でいいような気もするのですが、柔道の正式名称は「日本伝講道館柔道」です。
柔道はいろいろな流派があって講道館流もそのひとうでしたが、嘉納治五郎が講道館流の柔術技法を完成させ、「柔よく剛を制す」といわれる世界に普及している柔道になりました。
なので、一般的に柔道といえば「講道館柔道」のことをいいますが、柔道の正式名称を要求されることはあまり多くありません。
しかし、柔道の正式名称を答えるある問題では、「日本講道館柔道」と答えてダメだったようですから、必要な時には一字一句正確でないといけないようです。
履歴書の資格欄への柔道の段位の書き方
履歴書には資格や特技を記入する欄がありますが、こちらには柔道の段位はどう書けばいいのでしょうか?
これは、通常の場合、柔道○段と普通に記載して問題ありません。
例えば、初段の場合は「柔道初段」といった具合に自分の段位を記載します。
ただし、ほとんどないとは思いますが、万が一にも正式名称を求められた場合には、どの流派の段位なのかを記載します。
上述のテストのように厳しいわけではないと思いますが、きちんと正式名称を記載しておいて間違いはありません。
例えば、講道館柔道の場合は「講道館柔道○段」というように流派も記入する必要があります。
柔道の段位は資格になる?
柔道の段位は資格にあたるのかどうかは気になるところですが、残念ながら日本の資格一覧には見当たりませんでした。
しかし、資格になならなくても特技には十分以上だと思われます。
就職するにしても一般の事務などでは特に役に立つことはないと思いますが、警備会社などではかなり重要視されるのではないでしょうか。
結局のところ、応募する職種が柔道で段位を持っていることが、その職業を行う上で役立つかどうかが大きなポイントといえます。
履歴書に記載する場合は、柔道の段位が重宝されるような職種では資格欄に記載しても問題ありませんし、その他の職種なら趣味・特技欄に記載するのがいいのではないでしょうか。
いずれにしても柔道の段位をお持ちであれば有利になることはあっても不利になることはないですから、資格欄であれ趣味・特技欄であれ記載しておくべきです。
柔道の正式名称~まとめ
今回は、柔道の正式名称は何なのか、また履歴書の資格欄への段位の書き方などを見てきました。
柔道の正式名称は「日本伝講道館柔道」で、履歴書の資格欄への柔道の段位の書き方は柔道○段と普通に記載して問題ありません。
ただし、柔道の段位は資格には当たらないので履歴書に記載する場合は、応募する職種によって資格欄か趣味・特技欄に記載するか分けてもいいでしょう。
柔道の段位を持っている方などは覚えておいて損はないと思いますが、一般的に柔道を見て楽しむ方々には特に意識する必要もないことですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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