高校時代から屈指のスラッガーとして注目され、日本プロ野球(NPB)では巨人、メジャーリーグ(MLB)ではニューヨーク・ヤンキースなどで活躍したのが松井秀喜選手です。
魅力は何といっても豪快なホームランで、飛距離もすごいですがホームラン数も歴代屈指といえます。
松井秀喜選手のホームラン数など日米での通算成績は、どんなものだったのでしょうか?
今回は、松井秀喜選手のホームラン数など通算成績を日本とMLBで年度別に見ていきます。
松井秀喜のホームラン数など通算成績がすごい!
松井秀喜選手は日本プロ野球(NPB)とメジャーリーグ(MLB)で各10年ずつの合わせて20年間、現役でプレーしました。
20年間の現役生活で放ったホームラン数は日米通算507本で、日本人としては歴代7位のホームラン数です。
ホームラン数もすごいですが、キャリアを通して打率も安定しており、2割5分を割ったのは20年の現役生活の中でルーキーイヤーと現役最後の2年間のみでした。
さすがにメジャーリーグに移籍後はホームランのペースは落ちましたが、それでも日本人スラッガーとしてメジャーリーグでも通用することを証明したのはすごいことだったといえるでしょう。
松井秀喜選手の日米通算打撃成績は、以下の通りです。
2504試合 打率.293 本塁打507 打点1649 安打2643
では、松井秀喜選手の通算打撃成績を日本プロ野球(NPB)とメジャーリーグ(MLB)別で見ていきましょう。
松井秀喜のホームラン数など年度別成績~日本
松井秀喜選手は1992年ドラフト1位で巨人に入団し、1993~2002年の10年間、日本では全期間、巨人でプレーしました。
松井秀喜選手の日本プロ野球(NPB)での通算打撃成績は、1268試合に出場して打率.304、本塁打332、打点889でした。
プロ入り1年目から1軍で試合に出場し、成績は徐々に上がり4年目の1996年には打率3割、ホームラン数30本を超えホームラン王争いを演じました。
初タイトルは6年目の1998年でホームランと打点の2冠王に輝きました。
その後も打率・ホームラン・打点のすべての部門で安定した成績を残し、1996年以降はほとんど打率3割、ホームラン30本、100打点だったのは本当にすごい成績といえるでしょう。
2001年には首位打者、日本最後の年となった2022年には50本のホームランを放ち、同年オフにFA権を行使してメジャーリーグ(MLB)挑戦を発表しました。
松井秀喜選手の日本プロ野球(NPB)での年度別打撃成績は、以下の通りです。
松井秀喜の日本プロ野球(NPB)での年度別打撃成績
年度 | 球団 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
1993年 | 巨人 | 57 | .223 | 11 | 27 |
1994年 | 巨人 | 130 | .294 | 20 | 66 |
1995年 | 巨人 | 131 | .283 | 22 | 80 |
1996年 | 巨人 | 130 | .314 | 38 | 99 |
1997年 | 巨人 | 135 | .298 | 37 | 103 |
1998年 | 巨人 | 135 | .292 | 34 | 100 |
1999年 | 巨人 | 135 | .304 | 42 | 98 |
2000年 | 巨人 | 135 | .316 | 42 | 108 |
2001年 | 巨人 | 140 | .333 | 36 | 104 |
2002年 | 巨人 | 140 | .334 | 50 | 107 |
NPB通算 | 1268 | .304 | 332 | 889 |
※赤太字はリーグ最高(タイトル)
タイトル
首位打者:1回(2001年)
本塁打王:3回(1998・2000・2002年)
打点王:3回(1998・2000・2002年)
最高出塁率:3回(1998・2000・2002年)など
表彰
最優秀選手:3回(1996・2000・2002年)
ベストナイン:8回(1995~2002年)
ゴールデングラブ賞:3回(2000~2002年)
正力賞:1回(2000年)など
松井秀喜のホームラン数など年度別成績~MLB
松井秀喜選手は2002年オフにメジャーリーグ行きを表明し、翌2003~2012年の10年間、ニューヨーク・ヤンキースなどメジャーリーグでプレーしました。
松井秀喜選手のメジャーリーグ(MLB)での通算打撃成績は、1236試合に出場して打率.282、本塁打175、打点760でした。
獲得したタイトルこそないものの、2004年のホームラン数31本は2021年に大谷翔平選手が更新するまで日本人メジャーリーガーのシーズン最多ホームラン数でした。
左手首の骨折や左膝の故障など怪我に悩まされたシーズンも多く、なかなか成績に結びつかないシーズンもありました。
2009年にはワールドシリーズで優勝し、日本人で唯一のワールドシリーズMVPに輝いています。(2023年4月時点)
日本のホームランバッターがメジャーリーグでも通用する姿を見せたことはすごいことですが、本人は「メジャーリーグで長距離バッターになるのは難しいと感じていたようです。
日本とメジャーリーグとのパワーの差を感じさせる話です。
松井秀喜選手のメジャーリーグでの年度別打撃成績は、以下の通りです。
松井秀喜のメジャーリーグでの年度別打撃成績
年度 | 球団 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
2003年 | NYY | 163 | .287 | 16 | 106 |
2004年 | NYY | 162 | .298 | 31 | 108 |
2005年 | NYY | 162 | .305 | 23 | 116 |
2006年 | NYY | 51 | .302 | 8 | 29 |
2007年 | NYY | 143 | .285 | 25 | 103 |
2008年 | NYY | 93 | .294 | 9 | 45 |
2009年 | NYY | 142 | .274 | 28 | 90 |
2010年 | LAA | 145 | .274 | 21 | 84 |
2011年 | OAK | 141 | .251 | 12 | 72 |
2012年 | TB | 34 | .147 | 2 | 7 |
MLB通算 | 1236 | .282 | 175 | 760 |
※NYY:ニューヨーク・ヤンキース、LAA:ロサンゼルス・エンゼルス、OAK:オークランド・アスレチックス、TB:タンパベイ・レイズ
表彰
ワールドシリーズMVP(2009年)
月間MVP(2007年7月)
松井秀喜選手の年俸推移などについては、こちらをご参照下さい↓↓
松井秀喜のホームラン数など通算成績がすごい!~まとめ
今回は、松井秀喜選手のホームラン数など通算成績を日本とMLBで年度別に見てきました。
松井秀喜選手のホームラン数など日米通算成績は2504試合に出場して、打率.293、ホームラン数507本、1649打点、安打数2643でした。
ホームラン数507本は日本人としては歴代7位のホームラン数で、日本プロ野球(NPB)では1996年以降はほとんど打率3割、ホームラン30本、100打点の成績を残し、メジャーリーグ(MLB)では日本人唯一のワールドシリーズMVPを獲得しています。
ホームランが注目されることが多かった松井秀喜選手ですが、20年間のキャリアを通してホームランだけでなく打率・打点ともに安定した成績を残したことが本当にすごいところだったように思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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