地球温暖化の影響によって日本の夏はどんどん暑くなっています。
野球のドーム球場は屋根付きなので雨の影響は受けませんが、夏の暑さに対してはどうなのでしょうか?
ドーム球場は体積もあり広いとはいえ室内なのでエアコンが付いていないと、サウナのような状態になって野球観戦どころではないのではないでしょうか?
ドーム球場の気温はどのくらいなのか、大いに気になります。
そこで今回は、野球のドーム球場にエアコンは付いているのか、また気温はどのくらいなのかなどを見ていきます。
野球のドーム球場にエアコンは付いているの?
もはや日本において野球のドーム球場にエアコンは付いていなければ、野球どころではないでしょう。
ドーム球場内の気温は40℃を軽く超え、もしかしたら50℃以上ということもあるかもしれません。
現在、プロ野球においてドーム球場は東京ドーム、京セラドーム大阪、ナゴヤドーム、福岡PayPayドーム、札幌ドーム、西武ドームの6つですが、そのほとんどにエアコンが付いています。
しかし、ほとんどであってすべてのドーム球場にエアコンは付いているわけではありません。
ドーム球場なら当然、エアコンは付いているものと思っている方が多いかもしれませんが、6つのドーム球場の中で1箇所だけエアコンが付いていないドーム球場があるのです。
次に、そのエアコンが付いていないドーム球場と付いていない事情について見ていきましょう。
追記
2021年、西武ドームのダグアウト(ベンチ)の椅子の前に空調が完備され、夏には冷気、冬には暖気が出るようになりました。
エアコンが付いていないドーム球場~西武ドーム
野球のドーム球場で現在、エアコンが付いていない唯一のドーム球場、それは西武ドームです。
昨今の日本の暑さを考えたら信じられないかもしれませんが、これには西武ドームの構造が影響しています。
西武ドームは、以前は西武ライオンズ球場と呼ばれていましたが1997年と1998年のオフの期間に2年をかけて既存の球場に球場全体に屋根を架けました。
他のドーム球場との違いは、壁面がなくスタンドと屋根の間の全周をフルオープンとしたことで外の空気を取り込める構造となっていることです。
この半開放構造によって外の空気を取り込めるということで、エアコンは設置されていません。
西武ドームは現在のドーム球場の中では最も低コスト、かつ最も環境に配慮した球場で、「自然環境共存型スタジアム」ではありますが、風の通りが悪く夏はナイターであってもサウナのようで非常に暑く選手・観客にとっては大変です。
ドーム球場だけでなく屋外球場も含めて、西武ドームは関東で最も暑い球場という評判です。
追記
2021年、西武ドームのダグアウト(ベンチ)の椅子の前に空調が完備され、夏には冷気、冬には暖気が出るようになりました。
野球のドーム球場の気温はどのくらい?夏でも涼しい?
野球のドーム球場には西武ドームを除いてエアコンが付いていることはわかりました。
このようにドーム球場は夏だけでなく、オープン戦や春先・秋深まった時期や冬のナイターでも気温が程よくコントロールされ、雨の影響も受けないのでいいことづくめです。
そして、夏でも涼しいといえば涼しいのですが、他のビルや自宅のエアコンほど涼しいというわけではありません。
なので、やや暑いと感じる方が多いように思います。
筆者も真夏に東京ドームで何度か野球観戦をした経験はあるのですが、思ったほど涼しくはありませんでした。
理由としては、次の2つがあげられます。
・選手の体調管理
・ビールなどドリンク類の売り上げアップ
選手の体調管理に関しては、あまり冷房を効かせ過ぎないというのはわかりますが、ビールなどドリンク類の売り上げアップのためというのは意外でした。
確かにギンギンに冷房を効かせてドーム球場が冷え切っていたのでは、冷たいドリンクは売れないでしょうね。
ちょうどビールがおいしい気温になっているといっていいでしょう。
ドーム球場によって多少の違いはありますが、例えば東京ドームでは夏は約28℃くらいの冷房、冬は約18℃くらいの暖房で温度設定しています。
参考:東京ドームについて:「東京ドームの中の温度はどれくらいですか?」
(株式会社 東京ドーム公式サイト)⇒ https://www.tokyo-dome.co.jp/faq/dome/
野球のドーム球場のエアコン~まとめ
今回は、野球のドーム球場にエアコンは付いているのか、また気温はどのくらいなのかなどを見てきました。
野球のドーム球場のエアコンは、西武ドームを除いたすべてのドーム球場に付いています。
西武ドームは壁面がなくスタンドと屋根の間から外の空気を取り込める構造となっているためエアコンはなく、関東で最も暑い球場といわれています。
追記
2021年、西武ドームのダグアウト(ベンチ)の椅子の前に空調が完備され、夏には冷気、冬には暖気が出るようになりました。
野球のドーム球場の気温は、例えば東京ドームでは夏は約28℃くらいの冷房、冬は約18℃くらいの暖房で温度設定されており、夏でも特段涼しいというわけではありません。
選手の体調維持とドリンク類の売り上げアップが主な理由といわれています。
ほとんどのドーム球場にはエアコンは付いていますが、冷房の設定温度はやや高めと思っていいでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント