スポーツクライミングが東京オリンピックの追加種目として、オリンピックで初めて開催されることになりました。
壁を登っていく身体能力とどのように登っていくかの戦略がカギとなるスピーディーでスリリングな競技です。
そんなスポーツクライミングで日本代表選手はメダル獲得の有力候補と見られており、活躍が期待されています。
日本代表選手のメダル獲得の瞬間が見られるのかどうか、テレビ放送予定や注目選手はどうなっているのでしょうか?
今回は、東京オリンピックスポーツクライミングの日程やテレビ放送予定、注目選手、日本代表選手などについて見ていきます。
東京オリンピックスポーツクライミングのテレビ放送
東京オリンピックスポーツクライミングの日程は8月3日(火)~8月6日(金)までの4日間、テレビ放送はNHKを中心にテレビ東京でも生中継が予定されています。
東京オリンピックスポーツクライミングの種目は、高さ15メートルの壁を2人の選手が同時に登り速さを競う「スピード」、高さ4メートルの壁をいくつ登れるかを競う「ボルダリング」(制限時間4分)、高さ15メートル以上の壁のどれくらいの高さまで登れるかを競う「リード」(制限時間6分)の3種目です。
東京オリンピックではボルダリング・リード・スピードの3種目の合計点を競う複合種目として開催され、各選手がこの3種目を行い各種目の順位の掛け算で順位が決まります。
東京オリンピックスポーツクライミングの日程とテレビ放送予定は、以下の通りです。
東京オリンピックスポーツクライミングの日程とテレビ放送
日程
2021年8月3日(火)~8月6日(金)
テレビ放送予定
8月3日(火) 男子複合予選(17:00~22:40)
NHK-BS1:16:55~22:40(生中継)
8月4日(水) 女子複合予選(17:00~22:40)
NHK-BS1:16:55~20:15(19:20より102ch)(生中継)※スピード、ボルダリング
NHK-BS1:20:45~22:40(生中継)※リード
8月5日(木) 男子複合決勝(17:30~22:20)
NHK-Eテレ:17:25~22:55(生中継)
8月6日(金) 女子複合決勝(17:30~22:20)
NHK-Eテレ:9:00~10:15(録画)男子複合決勝
テレビ東京系:17:00~22:48(生中継)
BSテレ東4K:17:30~22:20(生中継)
※放送時間は変更になる場合があります。
出場選手
40名(男子女子各20名)
会場
青海アーバンスポーツパーク(東京都江東区)
東京オリンピックスポーツクライミングの注目選手
続いて、東京オリンピックスポーツクライミングの注目選手を見ていきましょう。
スポーツクライミングは欧米発祥の競技ですが、開催国日本の強さは世界が認めるところでボルダリングW杯では国別ランキングで6年連続1位です。
まず男子の注目選手一番手としては、日本人選手の楢崎智亜選手があげられます。
2019年の世界選手権を制し自国開催で金メダル候補として期待されています。
海外の注目選手としては、世界チャンピオン5度の実績を誇る現在世界最強のアダム・オンドラ選手(チェコ)、3度のリードW杯年間王者(2011・2014・2018年)で2度の世界選手権リード王者(2012・2018年)のリードのプロフェッショナルのヤコブ・シューベルト選手(オーストリア)らがあげられます。
女子の注目選手としては、野口啓代選手と野中生萌選手の日本人選手2名があげられます。
日本の第一人者・野口啓代選手は東京オリンピックを最後に現役を引退することを表明しており、メダル獲得とともにこの東京オリンピックが集大成となります。
ボルダリングとリードを得意としており、初代オリンピックの有力な金メダル候補です。
野中生萌選手はボルダリングを得意としていますが、リードとスピードがうまくいけばメダル獲得の可能性が高まります。
海外の注目選手としては世界王者6度のヤーニャ・ガーンブレット選手(スロベニア)が金メダルの最有力候補、他にも2019年の世界選手権で銅メダルを獲得したボルダリングを得意とするショウナ・コクシー(イギリス)、新進気鋭の若手で実力は折り紙つきのラウラ・ロゴラ(イタリア)あたりが有力とみられています。
東京オリンピックスポーツクライミングの出場選手
東京オリンピックスポーツクライミングでは複合(スピード・ボルダリング・リード)男女、計2種目が実施され、男女各20名ずつ計40名の選手が出場します。
東京オリンピックスポーツクライミングの出場選手は、以下の40名です。
東京オリンピックスポーツクライミングの出場選手~男子
1 楢﨑智亜(日本)
2 ヤコブ・シューベルト(オーストリア)
3 リシャット・ハイブリーン (カザフスタン)
4 原田海(日本)
5 ミカエル・マウェム (フランス)
6 アレックス・メゴス(ドイツ)
7 ルドヴィコ・フォッサーリ (イタリア)
8 ショーン・マッコール(カナダ)
9 アダム・オンドラ(チェコ)
10 バッサ・マウェム (フランス)
11 ヤン・ホイヤー(ドイツ)
12 ユーフェイ・パン (中国)
13 アルベルト・ヒネス (スペイン)
14 ナザニエル・コールマン(USA)
15 コリン・デュフィ(USA)
16 ミヒェル・ピッコルルアツ (イタリア)
17 アレクセイ・ルブツォフ(ロシア)
18 トム・オハロラン (オーストラリア)
19 クリストファー・コッサー (南アフリア)
20 チョン・ジョンウォン(韓国)
東京オリンピックスポーツクライミングの出場選手~女子
1 ヤーニャ・ガーンブレット(スロベニア)
2 野口啓代(日本)
3 ショウナ・コクシー(イギリス)
4 アレクサンドラ・ミロスワフ (ポーランド)
5 野中生萌(日本)
6 ペトラ・クリンガー(スイス)
7 ブルック・ラブトゥ(USA)
8 ジェシカ・ピルツ(オーストリア)
9 ジュリア・シャヌルディ(フランス)
10 ミア・クランプル(スロベニア)
11 ユーリヤ・カプリナ (ロシア)
12 カイラ・コンディ(USA)
13 ラウラ・ロゴラ(イタリア)
14 イーリン・ソン (中国)
15 アラーナ・イップ (カナダ)
16 アヌーク・ジョベール (フランス)
17 ヴィクトリヤ・メシコヴァ (ロシア)
18 オシアナ・マッケンジー (オーストラリア)
19 エリン・スターケンバーグ (南アフリカ)
20 ソ・チェヒョン (韓国)
東京オリンピックスポーツクライミングの日本代表選手
最後に東京オリンピックスポーツクライミングの日本代表選手を確認しておきたいと思います。
東京オリンピックスポーツクライミングの代表選手には男女ともに1か国最大2名まで出場できますが、開催国である日本は最低1名ずつの出場選手が保証されています。
男女最大2枠ずつの東京オリンピック日本代表選考を行った結果、男子・女子各2名ずつの日本代表選手が決定しています。
東京オリンピックスポーツクライミングの日本代表選手は、以下の4名の選手です。
東京オリンピックスポーツクライミングの日本代表選手~男子
原田海(日新火災)
1999年3月10日生まれ、大阪府出身
2018年世界選手権金メダル(ボルダリング)
楢崎智亜(TEAM au)
1996年6月22日生まれ、栃木県出身
2016年・2019年W杯総合優勝(ボルダリング)
2016年世界選手権優勝
2019年世界選手権は複合で優勝
東京オリンピックスポーツクライミングの日本代表選手~女子
野口啓代(TEAM au)
1989年5月30日生まれ、茨城県出身
2018年アジア大会金メダル(複合)
2019年世界選手権2位
ボルダリングW杯年間総合優勝4回
野中生萌(XFLAG)
1997年5月21日生まれ、東京都出身
2016年世界選手権銀メダル(ボルダリング)
2018年W杯年間総合優勝(ボルダリング)
東京オリンピックスポーツクライミングのテレビ放送~まとめ
今回は、東京オリンピックスポーツクライミングの日程やテレビ放送予定、注目選手、日本代表選手などについて見てきました。
東京オリンピックスポーツクライミングの日程は8月3日(火)~8月6日(金)までの4日間、テレビ放送はNHKとテレビ東京で生中継が予定されています。
スポーツクライミングで日本人選手は有力なメダル候補で、日本代表選手の楢崎智亜選手、原田海選手、野口啓代選手、野中生萌選手は注目選手として期待されています。
オリンピック初開催となるスポーツクライミングで日本代表選手が初代メダリストとなるのかどうか、注目の競技です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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