カーリング日本一を決めるカーリング日本選手権は、男子・女子・ミックスダブルスの3種に分かれて開催されています。
女子はロコ・ソラーレがオリンピックでメダルを獲得するなど、レベルはすでに世界トップクラスといえますが、日本選手権での歴代最多優勝チームはどこで、どんな傾向があるのでしょうか?
今回は、カーリング日本選手権の男子・女子・ミックスダブルスの歴代最多優勝チームはどうなっているのかを見ていきます。
カーリング日本選手権の歴代最多優勝チーム
カーリング日本選手権の歴代最多優勝チームは、男子・女子・ミックスダブルスのそれぞれで異なる傾向が見られています。
どんな傾向になっているのか、早速、見ていきましょう。
カーリング日本選手権の歴代最多優勝チーム~男子
男子の歴代最多優勝チームは優勝回数10回のSC軽井沢クラブ(長野)で、2位以下を大きく引き離しています。
以下、優勝回数5回のイワケシュアトムズ(北海道)とチーム常呂(北海道)、VICTORIOUS(長野)の3チーム、優勝回数3回の北海道コンサドーレ札幌(北海道)が続いています。
近年はSC軽井沢クラブと北海道コンサドーレ札幌の2強時代が続いており、ほとんどこの2チームが優勝を分け合う形になっています。
連覇記録は、SC軽井沢クラブの5連覇が最多、以下、VICTORIOUSの4連覇、イワケシュアトムズとSC軽井沢クラブ、北海道コンサドーレ札幌の3連覇があります。
カーリング日本選手権男子の優勝回数ランキングは、以下の通りです。
カーリング日本選手権の優勝回数ランキング~男子
1位:10回
SC軽井沢クラブ(長野)
2位タイ:5回
イワケシュアトムズ(北海道)
チーム常呂(北海道)
VICTORIOUS(長野)
5位:4回
北海道コンサドーレ札幌(北海道)
6位:2回
東京MAX(東京)
ミラクルテイカーズ(北海道)
チーム近江谷(北海道)
カーリング日本選手権の歴代最多優勝チーム~女子
女子の歴代最多優勝チームは優勝回数6回のチーム青森(青森)と中部電力(長野)が並び、2位以下とは差がついています。
2位は優勝回数4回のロコ・ソラーレ(北海道)、3位タイは優勝回数3回の東光舗道レディース(北海道)と河西建設女子(北海道)、6位タイは優勝回数2回のパーソンズ(北海道)と北海道銀行フォルティウス(北海道)です。
近年はオリンピックで銀メダルと銅メダルを獲得しているロコ・ソラーレが、日本選手権の優勝回数を4回と伸ばしています。
連覇記録は、チーム青森の5連覇が最多、以下、中部電力の4連覇、東光舗道レディースの3連覇と続きます。
近年はロコ・ソラーレと北海道銀行フォルティウス、中部電力、チーム富士急(山梨)の4強時代に突入していましたが、2023年(第40回大会)にロコ・ソラーレが2014年(第31回大会)の中部電力以来の連覇を達成しました。
カーリング日本選手権女子の優勝回数ランキングは、以下の通りです。
カーリング日本選手権の優勝回数ランキング~女子
1位タイ:6回
チーム青森(青森)
中部電力(長野)
2位:4回
ロコ・ソラーレ(北海道)
3位タイ:3回
東光舗道レディース(北海道)
河西建設女子(北海道)
6位タイ:2回
パーソンズ(北海道)
北海道銀行フォルティウス(北海道)
カーリング日本選手権の歴代最多優勝チームミックスダブルス
ミックスダブルスの歴代最多優勝チームは、優勝回数4回の苫米地美智子&苫米地賢司チームで、以下、優勝回数2回の藤澤五月&山口剛史チームと松村千秋&谷田康真チームが続きます。
また、連覇記録は、苫米地美智子&苫米地賢司チームと藤澤五月&山口剛史チームの2連覇があるのみです。
カーリング日本選手権ミックスダブルスの優勝回数ランキングは、以下の通りです。
カーリング日本選手権の優勝回数ランキング~ミックスダブルス
1位:4回
苫米地美智子&苫米地賢司
2位:2回
藤澤五月&山口剛史、松村千秋&谷田康真
カーリング日本選手権の歴代優勝チーム一覧
続いて、カーリング日本選手権の歴代優勝チーム一覧を男子・女子・ミックスダブルス別に見ていきましょう。
こちらも男子・女子・ミックスダブルスのそれぞれで異なる傾向があるようです。
カーリング日本選手権の歴代優勝チーム一覧~男子
カーリング日本選手権男子は1984年に第1回大会が開催され、すでに40年近い歴史がありますが、ご覧のように連覇が目立ちます。
最強チームが現れては一時代を築くという傾向が顕著で、SC軽井沢クラブはその象徴といっていいでしょう。
女子のように戦力が拮抗する時代が到来するのか、それともこれまでの傾向が続くのか、注目されます。
カーリング日本選手権男子の歴代優勝チームは、以下の通りです。
カーリング日本選手権の歴代優勝チーム~男子
2024年(第41回)北海道コンサドーレ札幌(北海道)
2023年(第40回)SC軽井沢クラブ(長野)
2022年(第39回)SC軽井沢クラブ(長野)
2021年(第38回)北海道コンサドーレ札幌(北海道)
2020年(第37回)北海道コンサドーレ札幌(北海道)
2019年(第36回)北海道コンサドーレ札幌(北海道)
2018年(第35回)team IWAI(北海道)
2017年(第34回)SC軽井沢クラブ(長野)
2016年(第33回)SC軽井沢クラブ(長野)
2015年(第32回)SC軽井沢クラブ(長野)
2014年(第31回)SC軽井沢クラブ(長野)
2013年(第30回)SC軽井沢クラブ(長野)
2012年(第29回)チーム北見(北海道)※チーム常呂と同一チーム
2011年(第28回)チーム常呂(北海道)
2010年(第27回)チーム常呂(北海道)
2009年(第26回)SC軽井沢クラブ(長野)
2008年(第25回)SC軽井沢クラブ(長野)
2007年(第24回)SC軽井沢クラブ(長野)
2006年(第23回)チーム浅間(長野)
2005年(第22回)チーム近江谷(北海道)
2004年(第21回)SUPER MARINERS(北海道)
2003年(第20回)VICTORIOUS(長野)
2002年(第19回)VICTORIOUS(長野)
2001年(第18回)VICTORIOUS(長野)
2000年(第17回)VICTORIOUS(長野)
1999年(第16回)日本代表チーム
1998年(第15回)日本代表チーム
1997年(第14回)全日本チーム
1996年(第13回)アイスマン(北海道)
1995年(第12回)ミラクルティカーズ(北海道)
1994年(第11回)イワケシュアトムズ(北海道)
1993年(第10回)イワケシュアトムズ(北海道)
1992年(第9回)イワケシュアトムズ(北海道)
1991年(第8回)ミラクルティカーズ(北海道)
1990年(第7回)イワケシュアトムズ(北海道)
1989年(第6回)イワケシュアトムズ(北海道)
1988年(第5回)滝川市役所ポパイズ(北海道)
1987年(第4回)東京MAX(東京)
1986年(第3回)東京MAX(東京)
1985年(第2回)ビッグマリン(北海道)
1984年(第1回)レッドパジャマ(北海道)
※チーム北見、チーム常呂、アイスマンは同一チーム
※チーム浅間とVICTORIOUSは同一チーム
※チーム近江谷とSUPER MARINERSは同一チーム
カーリング日本選手権の歴代優勝チーム一覧~女子
カーリング日本選手権は1984~1987年は男子のみの開催だったため、女子は1988年から始まっています。
2014年(第31回)までは連覇が多く見られ、これが優勝回数にも大きく影響しています。
2015年(第32回)以降は上述したように突出したチームがなく、戦力は拮抗しているといえます。
カーリング日本選手権女子の歴代優勝チームは、以下の通りです。
カーリング日本選手権の歴代優勝チーム~女子
2024年(第41回)SC軽井沢クラブ(長野)
2023年(第40回)ロコ・ソラーレ(北海道)
2022年(第39回)ロコ・ソラーレ(北海道)
2021年(第38回)北海道銀行フォルティウス(北海道)
2020年(第37回)ロコ・ソラーレ(北海道)
2019年(第36回)中部電力(長野)
2018年(第35回)チーム富士急(山梨)
2017年(第34回)中部電力(長野)
2016年(第33回)LS北見(北海道)
2015年(第32回)北海道銀行フォルティウス(北海道)
2014年(第31回)中部電力(長野)
2013年(第30回)中部電力(長野)
2012年(第29回)中部電力(長野)
2011年(第28回)中部電力(長野)
2010年(第27回)チーム青森(青森)
2009年(第26回)チーム青森(青森)
2008年(第25回)チーム青森(青森)
2007年(第24回)チーム青森(青森)
2006年(第23回)チーム青森(青森)
2005年(第22回)チーム土屋(長野)
2004年(第21回)フォルティウス(青森)
2003年(第20回)河西建設女子(北海道)
2002年(第19回)POCKET(北海道)
2001年(第18回)シムソンズ(北海道)
2000年(第17回)河西建設女子(北海道)
1999年(第16回)日本代表チーム
1998年(第15回)日本代表チーム
1997年(第14回)全日本チーム
1996年(第13回)チーム石垣(全日本選抜)
1995年(第12回)パーソンズ(北海道)
1994年(第11回)パーソンズ(北海道)
1993年(第10回)東光舗道レディース(北海道)
1992年(第9回)東光舗道レディース(北海道)
1991年(第8回)東光舗道レディース(北海道)
1990年(第7回)シルバーメイト(北海道)
1989年(第6回)河西建設女子(北海道)
1988年(第5回)ビッグボナンザ(北海道)
1987年(第4回)男子のみの開催
1986年(第3回)男子のみの開催
1985年(第2回)男子のみの開催
1984年(第1回)男子のみの開催
※ロコ・ソラーレとLS北見は同一チーム
※チーム青森とフォルティウス(2004年)は同一チーム
カーリング日本選手権の歴代優勝チーム一覧~ミックスダブルス
カーリング日本選手権ミックスダブルスは第1回大会が2007年に開催されており、男子・女子と比較するとまだ歴史が浅いといえます。
そのため複数回優勝も3チームのみとなっています。
カーリング日本選手権ミックスダブルスの歴代優勝チームは、以下の通りです。
カーリング日本選手権の歴代優勝チーム~ミックスダブルス
2024年(第17回)SC軽井沢クラブ(上野美優&山口剛史)
2023年(第16回)松村千秋&谷田康真
2022年(第15回)新型コロナウイルスの影響で中止
2021年(第14回)吉田夕梨花&松村雄太
2020年(第13回)松村千秋&谷田康真
2019年(第12回)藤澤五月&山口剛史
2018年(第11回)藤澤五月&山口剛史
2017年(第10回)小笠原歩&阿部晋也
2016年(第9回)荒木絵理&蒔苗匠馬
2015年(第8回)苫米地美智子&苫米地賢司
2014年(第7回)佐藤みつき&持田靖夫
2013年(第6回)佐藤由美子&柏木寛昭
2012年(第5回)苫米地美智子&苫米地賢司
2011年(第4回)苫米地美智子&苫米地賢司
2009年(第3回)竹田智子&竹田直将
2008年(第2回)松田敦子&大野福公
2007年(第1回)平美智子(のちに苫米地)&苫米地賢司
カーリング日本選手権の歴代優勝チーム一覧~まとめ
今回は、カーリング日本選手権の男子・女子・ミックスダブルスの歴代最多優勝チームはどうなっているのかを見てきました。
カーリング日本選手権の歴代最多優勝チームは、男子が優勝回数10回のSC軽井沢クラブ(長野)、女子が優勝回数6回のチーム青森(青森)と中部電力(長野)、ミックスダブルスが優勝回数4回の苫米地美智子&苫米地賢司ペアです。
男子はSC軽井沢クラブの独走状態、女子は混戦模様、ミックスダブルスは歴史が浅いため複数回優勝は3チームのみとなっています。
男子は最強チームが現れては一時代を築くという傾向が見られ、女子は戦力が拮抗する時代に突入しています。
今後、どんなチームが頭角を現してくるのか、注目されるところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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