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ボクシング4団体統一王者は歴代で何人?日本人は達成しているのか?

ボクシングではチャンピオンベルトは1つ巻くだけでも大変なことですから、複数のベルトを手にするのは本当に強いチャンピオンでなければできないことです。

しかし、ボクシングの歴史の中ではメジャー団体すべてのベルトを同時に手にした最強王者が何人か誕生しています。

ボクシングには現在メジャー団体が4つありますが、すべての団体でチャンピオンになる、いわゆる4団体統一王者はこれまで歴代で何人いるのでしょうか?

今回は、ボクシング4団体統一王者は歴代で何人なのか、また日本人は達成しているのか、見ていきたいと思います。

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ボクシング4団体統一王者は歴代で何人?

統一王者とは、WBA(世界ボクシング協会)・WBC(世界ボクシング評議会)・IBF(国際ボクシング連盟)・WBO(世界ボクシング機構)のボクシングのメジャー団体が認定するタイトルを同じ階級で複数保持しているボクサーのことで、この中でも4団体すべて保持しているボクサーは4団体統一王者と呼ばれます。

これまでボクシング4団体統一王者は歴代で8人のみと少なく、どちらかというと軽量級よりも重量級や中量級で実現している印象があります。

ただし、ボクシング4団体統一王者は実力だけで実現できるものではなく、各団体の規定や契約も関係するためハードルは高いといえます。

近年では最強のチャンピオンを決めるために、破格の賞金を設定して各団体のチャンピオンなどトップ選手8人によるWBSSというトーナメント戦も行われるようになっています。

ボクシングの歴代4団体統一王者は、以下の通りです。

ボクシング歴代4団体統一王者
クルーザー級
オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)2018年

スーパーミドル級
サウル・アルバレス(メキシコ)2021年

ミドル級
バーナード・ホプキンス(アメリカ)2004年

スーパーウェルター級
ジャーメル・チャーロ(アメリカ)2022年

ウェルター級
テレンス・クロフォード(アメリカ)2023年 ※2階級で達成

スーパーライト級
テレンス・クロフォード(アメリカ)2017年
ジョシュ・テイラー(イギリス)2021年

ライト級
デヴィン・ヘイニー(アメリカ)2022年

スーパーバンタム級
井上尚弥(日本)2023年 ※2階級で達成

バンタム級
井上尚弥(日本)2022年

※参考記録
ジャーメイン・テイラー(アメリカ)は2005年、統一戦ではなく当時4団体統一王者だったバーナード・ホプキンスに勝って4本のベルトを同時に奪取しました。

※2023年12月27日時点

ボクシングの歴代3団体統一王者(3団体時代)

ボクシングのメジャー団体が4つになる前は、WBOを除くWBA・WBC・IBFが主要団体で統一王者は3団体統一王者と呼ばれていました。

4団体となる前は当然、最強王者でしたが、やはり歴代3団体統一王者も少なく達成したのはわずかに7人のみでした。

4団体統一王者と同様に重量級や中量級多く、イベンダー・ホリフィールド(アメリカ)はヘビー級とクルーザー級の2階級で3団体統一王者となりました。

なお、WBOも主要団体に加わった4団体時代になってからの3団体の統一王者は、すでに多数輩出されています。

3団体時代のボクシングの歴代3団体統一王者は、以下の通りです。

ボクシングの歴代3団体統一王者(3団体時代)
ヘビー級
マイク・タイソン(アメリカ)1987年
イベンダー・ホリフィールド(アメリカ)1990年

クルーザー級
イベンダー・ホリフィールド(アメリカ)1988年

ライトヘビー級
マイケル・スピンクス(アメリカ)1983年

ミドル級
マービン・ハグラー(アメリカ)1983年

ウェルター級
ドナルド・カリー(アメリカ)1985年
ロイド・ハニガン(ジャマイカ→イギリス)1986年

ボクシングの歴代3団体統一王者(4団体時代)

WBOが設立され主要4団体と呼ばれるようになってからの3団体統一王者は多数、輩出されています。

4団体時代のボクシングの歴代3団体統一王者は、以下の通りです。

ボクシングの歴代3団体統一王者(4団体時代)
ヘビー級
ジェームス・ダグラス(アメリカ)WBA・WBC・IBF
イベンダー・ホリフィールド(アメリカ)WBA・WBC・IBF
リディック・ボウ(アメリカ)WBA・WBC・IBF
レノックス・ルイス(イギリス)WBA・WBC・IBF
ウラジミール・クリチコ(カザフスタン)WBA・IBF・WBO
タイソン・フューリー(イギリス)WBA・IBF・WBO
アンソニー・ジョシュア(イギリス)WBA・IBF・WBO
アンディ・ルイス・ジュニア(アメリカ)WBA・IBF・WBO

クルーザー級
オニール・ベル(ジャマイカ)WBA・WBC・IBF
デビッド・ヘイ(イギリス)WBA・WBC・WBO

ライトヘビー級
ダリユシュ・ミハルチェフスキ(ポーランド)WBA・IBF・WBO
ロイ・ジョーンズ・ジュニア(アメリカ)WBA・WBC・IBF
セルゲイ・コバレフ(ロシア)WBA・IBF・WBO
アンドレ・ウォード(アメリカ)WBA・IBF・WBO
アルツール・ベテルビエフ(カナダ)WBC・IBF・WBO

スーパーミドル級
ジョー・カルザゲ(イギリス)WBA・WBC・WBO
サウル・アルバレス(メキシコ)WBA・WBC・WBO

ミドル級
ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)WBA・WBC・IBF
サウル・アルバレス(メキシコ)WBA・WBC・IBF

スーパーウェルター級
ロナルド・ライト(アメリカ)WBA・WBC・IBF
ジャーメル・チャーロ(アメリカ)WBA・WBC・IBF

ウェルター級
コーリー・スピンクス(アメリカ)WBA・WBC・IBF
ザブ・ジュダー(アメリカ)WBA・WBC・IBF
フロイド・メイウェザー・ジュニア(アメリカ)WBA・WBC・WBO
エロール・スペンス・ジュニア(アメリカ)WBA・WBC・IBF

スーパーライト級
コンスタンチン・チュー(オーストラリア)WBA・WBC・IBF

ライト級
パーネル・ウィテカー(アメリカ)WBA・WBC・IBF
ファン・ディアス(アメリカ)WBA・IBF・WBO
ネート・キャンベル(アメリカ)WBA・IBF・WBO
ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)WBA・WBC・WBO
テオフィモ・ロペス(アメリカ)WBA・IBF・WBO
ジョージ・カンボソス・ジュニア(オーストラリア)WBA・IBF・WBO

スーパーフライ級
ビック・ダルチニアン(オーストラリア)WBA・WBC・IBF

and more…

ボクシング4団体統一王者~日本人は達成しているのか?

続いて、ボクシング4団体統一王者で日本人選手はどうなのかを見ていきましょう。

日本人選手でボクシング4団体統一王者は井上尚弥選手ただ一人で、2022年12月13日、当時WBO王者のポール・バトラー(イギリス)にKO勝ちし、日本人初の4団体統一王者となりました。

3団体の統一王者も井上尚弥選手のみで、2団体の統一王者はこれまで何人かいます。

井上尚弥選手はさらに階級を上げたスーパーバンタム級でも4団体統一王者を目指し、続く2023年12月26日には当時WBA・IBF王者のマーロン・タパレス(フィリピン)にKO勝ちし、史上2人目の2階級4団体統一王者となりました。

パウンドフォーパウンドでも高く評価されている井上尚弥選手だけに、今後の動向にも注目です。

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ボクシング4団体統一王者は歴代で何人?~まとめ

今回は、ボクシング4団体統一王者は歴代で何人なのか、また日本人は達成しているのか、見てきました。

ボクシング4団体統一王者は歴代で8人のみで、3団体時代の3団体統一王者も歴代でわずかに6人のみです。

日本人選手ではただ一人、井上尚弥選手が2022年12月に4団体統一王者になっています。(2023年12月27日時点)

井上尚弥選手はさらにスーパーバンタム級でも2023年12月に4団体統一王者となり、史上2人目の2階級4団体統一王者となりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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