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ボクシングのパウンドフォーパウンドの意味とは?歴代最強はだれ?

ボクシング歴代最強がだれなのかは、ボクシングファンなら一度は考えたことがあるのではないでしょうか?

ボクシングには階級の壁があり体重差があれば対戦することは叶いませんが、もし階級の差を越えて対戦することがあればどうでしょうか?

空想の域を出ませんが、ボクシングのパウンドフォーパウンドはそんなボクシングファンの空想をかき立てるものです。

今回は、ボクシングのパウンドフォーパウンドの意味とは何か、またパウンドフォーパウンド歴代最強はだれなのかについて見ていきます。

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ボクシングのパウンドフォーパウンドの意味とは?

パウンドフォーパウンドのパウンド(Pound)とは重さを表す単位のことで、ボクシングではボクサーの体重の単位として用いられています。

日本語では「ポンド」と呼ばれていますが、こちらの方が馴染みがあるのではないでしゅか。

格闘技ではその競技によって異なりますが、体重によって階級がありボクシングでは17階級もあります。

それぞれの階級にはさらに複数の団体があってそれぞれのチャンピオンがいるわけですが、ボクシングのパウンドフォーパウンドの意味とは、17階級すべての階級を通して最強のボクサーと思われる選手のことをいいます。

もし体重差がなく同じ階級で戦った場合、だれが一番強いのかということです。

もちろん階級の違うボクサーが対戦するには同じ階級に体重を合わせて戦うしかありません。

近い階級なら可能性はありますが、例えばヘビー級とフライ級のボクサーが対戦することはまずありえません。

パウンドフォーパウンドとは、実際には実現しないファイトをボクサーの技術や実績などを評価してランキングにした考え方を意味します。

パウンドフォーパウンドは、1950年代初期に「リング」誌の初代編集長のナット・フライシャー氏によって、ミドル級・ウエルター級の名チャンピオンだったシュガー・レイ・ロビンソン(アメリカ)の強さを称えるために生まれた言葉です。

パウンドフォーパウンドは、PFPやP4Pと略して記されることもあります。

ボクシングのパウンドフォーパウンド~歴代最強はだれ?

パウンドフォーパウンドがシュガー・レイ・ロビンソンというボクサーの強さを称えるために生まれた言葉であることは上述しました。

では歴代最強のパウンドフォーパウンドは、だれでしょうか?

パウンドフォーパウンドでの評価は体重は度外視して、テクニックやスピード、パンチ力、実績などが主な評価基準ですが、個人の主観によるところが大きいといえます。

なので、ボクシングのパウンドフォーパウンド歴代最強は、このボクサーと決めるのは非常に困難です。

ボクシングファンによっても思い入れや見解が異なるのはもちろん、比較しきれるものでもありません。

参考までにリング誌では1989年以降、パウンドフォーパウンドを毎年選出しており、これまでに14名の名が挙がっています。(2019年まで)

歴代パウンドフォーパウンド
2010年代パウンドフォーパウンド
マニー・パッキャオ、フロイド・メイウェザーJr、ローマン・ゴンザレス、ゲンナディ・ゴロフキン、ワシル・ロマチェンコ、サウル・カネロ・アルバレス

2000年代パウンドフォーパウンド
シェーン・モズリー、バーナード・ホプキンス、ロイ・ジョーンズJr、フロイド・メイウェザーJr、マニー・パッキャオ

1989年~1990年代パウンドフォーパウンド
マイク・タイソン、フリオ・セサール・チャベス、パーネル・ウィテカー、ロイ・ジョーンズJr、オスカー・デ・ラ・ホーヤ

錚々たるボクサーの名が並びますが、1989年以前にもモハメド・アリなど多くの名ボクサーがいて、やはりだれが歴代最強かは決めかねるところです。

パウンドフォーパウンド~最新ランキング

2023年7月31日時点でのパウンドフォーパウンド最新ランキング(リング誌)は、以下の通りです。

パウンドフォーパウンド最新ランキング
1位 テレンス・クロフォード(アメリカ)
2位 井上尚弥(日本)
3位 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
4位 サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)
5位 ドミトリー・ビボル(ロシア)
6位 エロール・スペンス Jr(アメリカ)
7位 デビン・ヘイニー(アメリカ)
8位 ジャーボンティ・デービス(アメリカ)
9位 テオフィモ・ロペス(アメリカ)
10位 ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)ジャーメル・チャーロ(アメリカ)

※2023年7月31日時点

パウンドフォーパウンド~日本人歴代最強は?

では、パウンドフォーパウンドの歴代最強日本人ボクサーはどうでしょうか?

現時点では、井上尚弥選手が歴代最強であるのは多くのボクシングファンが認めるところなのではないでしょうか。

WBSSでの優勝をはじめとした実績、テクニックやスピード、パンチ力とどこをとっても超一流であるのは間違いありません。

そして、2022年6月に日本人として初めて井上尚弥選手がパウンドフォーパウンド1位を獲得しています。

歴代最強日本人ボクサーに関しては、こちらの記事も合わせてどうぞ↓

ボクシングの日本人最強チャンピオンはだれ?歴代と現役で考えてみた
こちらでは、ボクシングの日本人最強チャンピオンはだれなのかを考えてみました。もちろんボクシングにはさまざまな階級があり、対戦していなければ単純に比較はできません。それでもなおデータや記録、逸話などをもとに考えてみました。

ボクシングのパウンドフォーパウンドの意味とは?~まとめ

今回は、ボクシングのパウンドフォーパウンドの意味とは何か、またパウンドフォーパウンド歴代最強はだれなのかについて見てきました。

ボクシングのパウンドフォーパウンドの意味とは、17階級すべての階級を通して最強のボクサーと思われる選手のことをいいます。

パウンドフォーパウンド歴代最強は決めるのは非常に困難で、リング誌では1989年以降、年間パウンドフォーパウンドとしてこれまでに14名の名を挙げています。(2019年まで)

日本人では井上尚弥選手が歴代最強であるのは多くのボクシングファンが認めるところで、2022年6月についに日本人として初めてパウンドフォーパウンド1位を獲得しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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