ボクシングで日本人の世界チャンピオンはこれまで多数輩出されていますが、はたして最強チャンピオンはだれなのでしょうか?
もちろん、さまざまな階級があり、対戦もしていないのですから単純に比較はできません。
それでもなおデータや記録、逸話などをもとに考えてみようと思います。
実際に試合をしているわけではないので推測の域を出ませんが、考えていると夢が広がって楽しいですね。
今回は、ボクシングの日本人最強チャンピオンはだれか、歴代と現役で考えてみたいと思います。
ボクシングの日本人最強チャンピオンは?
まず、ボクシングの日本人最強チャンピオンを部門別に見ていきましょう。
階級と時代が違えば単純に比較できない面もありますが、参考にはなると思います。
調べてみたのは防衛記録とパンチ力(KO率・連続KO勝利)、最多勝利数の3部門です。
はたして、どういう結果になったのでしょうか?
ボクシングの日本人最強チャンピオン~防衛記録編
防衛記録は、具志堅用高の13回がトップです。
続いて山中慎介の12回、内山高志の11回と続きます。
山中慎介があと当時あと1つまで迫って記録更新が期待されましたが、対戦相手のウエイトオーバーという不運などもあってとても残念でしたね。
防衛記録ランキング
1位:13回 ⇒ 具志堅用高
2位:12回 ⇒ 山中慎介
3位:11回 ⇒ 内山高志
4位:10回 ⇒ 長谷川穂積
ボクシングの日本人最強チャンピオン~パンチ力編(KO率・連続KO勝利)
パンチ力をKO率と連続KO勝利で、調べてみました。
パンチ力部門はKO率では井上尚弥、連続KO勝利では浜田剛史と比嘉大吾がトップです。
軽量級であることを考えるとこのKO率の高さは驚異的です。
連続KO勝利で比嘉大吾と並んでトップの浜田剛史(KO率79.2%)は、パンチ力が強すぎて何度も拳を骨折したという逸話もあります。
KO率ランキング
1位:井上尚弥 ⇒ 87.5%(24試合中21KO)
2位:平仲明信 ⇒ 81.8%(22試合中18KO)
3位:比嘉大吾 ⇒ 80.9%(21試合中17KO)
連続KO勝利
1位:浜田剛史・比嘉大吾 ⇒ 15回
ボクシングの日本人最強チャンピオン~最多勝利数編
最多勝利数は今の選手より昔の選手のほうが有利です。
今は選手の安全を考慮して、試合終了後は2週間の休養、KO負けの場合は90日間休養など休養が義務付けられていて試合数が昔ほど多く組めません。
最多勝利数の記録もやはり、休養義務のない時代の選手が占めています。
しかし、裏返せば、それだけタフだったともいえるでしょう。
勝利数ランキング
1位:海老原博幸 62勝(33KO)5敗1分け
2位:小林弘 61勝(10KO)10敗4分け
3位:ファイティング原田 56勝(23KO)7敗
ボクシングの日本人最強チャンピオンは?歴代・現役別
では、上の3部門のデータなどから、ボクシング日本人最強チャンピオンはだれかを歴代・現役別に考えていきます。
みなさんの頭の中にも日本人最強チャンピオンはこの選手かあの選手かと浮かんできているかと思いますが、同じ階級で試合をしたらどうなるかを想像してみて下さい。
なお、ここでいう歴代チャンピオンはすでに引退したチャンピオンで、現役は含みません。
ボクシングの日本人最強チャンピオン~歴代チャンピオン
日本の歴代チャンピオンでの最強は、上の3部門を見る限りでは具志堅用高と山中慎介が頭一つ抜けている印象がありますが、この2人が同じ階級で試合をするなんてとても想像ができません。
他にも名チャンピオンや記憶に残るチャンピオンはたくさんいますが、とてもだれが最強かは選び切れません。
ボクシングの日本人最強チャンピオン~現役チャンピオンでは?
日本の現役世界チャンピオンは、井上尚弥(バンタム級)、井岡一翔(スーパーフライ級)、寺地拳四朗(ライトフライ級)の3人です。(2023年1月7日時点)
この中で、最強のチャンピオンははたして、だれでしょうか?
KO率の高さや実績から考えると井上尚弥が抜きん出ているように思えますがいかがでしょうか?
これまでの戦績は、以下の通りです。
・井上尚弥:24勝(21KO)無敗
・井岡一翔:29勝(15KO)2敗1分け
・寺地拳四朗:20勝(12KO)1敗
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ボクシングの日本人最強チャンピオン~まとめ
今回は、ボクシングの日本人最強チャンピオンはだれか、歴代と現役で考えてみました。
ボクシングの日本人最強チャンピオンは、強いてあげれば歴代では具志堅用高と山中慎介が頭一つ抜けている印象がありますが、だれが最強かは決めかねます。
現役では、やはり井上尚弥が抜きん出ているのではないでしょうか。
かなり難しい企画をしてしまったと後から自分で思いましたが、考えてみると日本も素晴らしい世界チャンピオンがたくさん輩出していることがわかりました。
そして、これから日本という枠組みを超えて、世界の全階級を通しての最強チャンピオンが日本から生まれるかもしれません。
期待して見守りたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※戦績などの情報は、2023年1月7日時点のものです。
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