中畑清さんは現役時代から「絶好調男」「ヤッターマン」などの愛称で親しまれ巨人の主軸選手として活躍し、指導者としては横浜DeNAベイスターズの監督などを務めました。
明るく元気なキャラクターからムードメーカーとしての存在感が大きいですが、ホームラン数やタイトルなど通算成績はどうだったのでしょうか?
すると現役時代と監督時代では大きな違いが見られました。
今回は、中畑清さんのホームラン数やタイトルなど通算成績を現役時代と監督時代に分けて見ていきます。
中畑清の現役時代の通算成績~ホームラン数やタイトルなど
中畑清さんは1975年ドラフト3位で巨人に入団し、現役時代は1989年の引退までを巨人(読売ジャイアンツ)で過ごしました。
1年目の1976年は一軍の出場機会はありませんでしたが、1979年以降は一軍に定着し、安定した成績を残すようになりました。
中畑清さんはは1977年から1989年まで13年間一軍でプレーし、通算打撃成績は1248試合に出場して、打率.290、ホームラン数171本、621打点という成績を残しています。
中畑清さんの現役時代の通算成績は、以下の通りです。
1248試合 打率.290 本塁打171 打点621 安打1294(リーグ優勝5回、日本一2回)
現役時代の13年間で放ったホームラン数は171本と意外に少なく、獲得したタイトルはありませんでした。
しかし、毎年、安定した成績を残しており、特に3割に迫る生涯打率.290は立派な成績といえます。
また、ムードメーカーとしての存在感が大きいことから、成績抜きにチームにとって欠かせない存在だったのではないでしょうか。
中畑清さんのホームラン数やタイトルなど現役時代の年度別打撃成績は、以下の通りです。
中畑清の現役時代の年度別打撃成績
年度 | 球団 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
1977 | 巨人 | 7 | .400 | 0 | 0 |
1978 | 巨人 | 5 | .333 | 0 | 1 |
1979 | 巨人 | 100 | .294 | 12 | 45 |
1980 | 巨人 | 124 | .268 | 22 | 57 |
1981 | 巨人 | 109 | .322 | 16 | 66 |
1982 | 巨人 | 124 | .267 | 25 | 78 |
1983 | 巨人 | 114 | .300 | 15 | 68 |
1984 | 巨人 | 130 | .294 | 31 | 83 |
1985 | 巨人 | 125 | .294 | 18 | 62 |
1986 | 巨人 | 127 | .273 | 14 | 69 |
1987 | 巨人 | 110 | .321 | 6 | 40 |
1988 | 巨人 | 124 | .295 | 10 | 46 |
1989 | 巨人 | 49 | .221 | 2 | 6 |
通算 | 1248 | .290 | 171 | 621 |
中畑清さんが獲得したタイトルや賞は、以下の通りです。
中畑清が獲得したタイトル・賞
タイトル:なし
表彰
ゴールデングラブ賞:7回(1982~1988年・一塁手)
日本シリーズ優秀選手賞:1回(1983年)
中畑清の監督の通算成績
中畑清さんは2012~2015年までの4年間、横浜DeNAベイスターズの監督を務めました。
中畑清さん監督時代の通算成績は4年間で239勝319敗17引分の勝率.428で、2回の最下位を含む4年連続Bクラスと振るいませんでした。
575試合 239勝319敗 17引分 勝率.428
※2012~2015年
しかし、筒香嘉智や梶谷隆幸、山﨑康晃など若手を積極的に起用し主力選手へ育てるなど、横浜DeNAベイスターズを変えた手腕は高く評価されています。
実際に翌2016年以降の横浜DeNAベイスターズは戦力が充実して、Aクラス入りが多く見られるようになりました。
中畑清さんの監督時代の年度別成績は、以下の通りです。
中畑清の年度別監督成績
年度 | 球団 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝率 | 順位 |
2012 | DeNA | 144 | 46 | 85 | 13 | .351 | 6位 |
2013 | DeNA | 144 | 64 | 79 | 1 | .448 | 5位 |
2014 | DeNA | 144 | 67 | 75 | 2 | .472 | 5位 |
2015 | DeNA | 143 | 62 | 80 | 1 | .437 | 6位 |
通算 | 575 | 239 | 319 | 17 | .428 |
中畑清の現役時代と監督の通算成績~まとめ
今回は、中畑清さんのホームラン数やタイトルなど通算成績を現役時代と監督時代に分けて見てきました。
中畑清さんの現役時代は通算打撃成績は1248試合に出場して、打率.290、ホームラン数171本、621打点で、獲得したタイトルはありません。
また、監督時代の通算成績は4年間で239勝319敗17引分の勝率.428で、2回の最下位を含む4年連続Bクラスと振るいませんでしたが、主力選手を育てるなど、横浜DeNAベイスターズを変えた手腕が高く評価されています。
現役時代:1248試合 打率.290 本塁打171 打点621 安打1294(リーグ優勝5回、日本一2回)
監督時代:575試合 239勝319敗 17引分 勝率.428(2012~2015年)
中畑清さんは成績だけではなく、その明るいキャラクターで現役時代と監督時代を通してチームにとって欠かせない存在だったといえるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント