清原和博さんといえば高卒ルーキーの1年目から3割30本の活躍を見せ、数々の記憶に残るシーンを残した名選手です。
その長打力と勝負強さから相手投手から恐れられる強打者でしたが、不思議なことにホームラン数などで輝かしい成績を残しているにもかかわらず獲得したタイトルはごくわずかに終わりました。
清原和博さんの通算成績や年度別成績は、どんなものだったのでしょうか?
年俸推移や最高年俸なども気になります。
今回は、清原和博さんの獲得したタイトルやホームラン数など通算成績や年俸推移などについて見ていきます。
清原和博のタイトル
清原和博さんは2000本安打、500本塁打、1500打点を達成した強打者でした。
しかし、これだけの名選手にもかかわらず首位打者、ホームラン王、打点王の打者主要三冠のタイトルを獲得したことはありません。
最高出塁率と最多勝利打点という2つのタイトルを獲得していますが、通算成績や年度別成績から考えると少なすぎると言わざるを得ないでしょう。
縁がなかったとしかいいようがなく、「無冠の帝王」と呼ばれるのも致し方ないところです。
一方では甲子園や日本シリーズなど短期決戦では無類の強さを発揮し、「お祭り男」の異名を取り、オールスターMVP7回は歴代1位の記録です。
清原和博さんの獲得したタイトルなどは、以下の通りです。
清原和博さんの獲得タイトルなど
タイトル
最高出塁率:2回(1990・1992年)
最多勝利打点:1回(1988年)
表彰
新人王(1986年)
ベストナイン:3回(1988・1990・1992年)
ゴールデングラブ賞:5回(1988・1990・1992~1994年)
オールスターMVP:7回(1986年第2戦、1987年第3戦、1990年第2戦、1993年第1戦、1996年第2戦、1997年第2戦、2000年第3戦)
など
※2023年シーズン終了時点
清原和博のホームラン数など通算成績
清原和博さんは1986年から2008年まで西武→巨人→オリックスの3球団で23年間現役でプレーしました。
通算打撃成績は2338試合に出場して、打率.272、ホームラン数525本、1530打点という成績を残しています。
ルーキーイヤーからレギュラーに定着し長い現役生活でしたが、打率、ホームラン数、打点、その他にコンスタントな成績だったといっていいでしょう。
清原和博さんの年度別打撃成績は、以下の通りです。
清原和博の年度別打撃成績
年度 | 球団 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
1986 | 西武 | 126 | .304 | 31 | 78 |
1987 | 西武 | 130 | .259 | 29 | 83 |
1988 | 西武 | 130 | .286 | 31 | 77 |
1989 | 西武 | 128 | .283 | 35 | 92 |
1990 | 西武 | 129 | .307 | 37 | 94 |
1991 | 西武 | 126 | .270 | 23 | 79 |
1992 | 西武 | 129 | .289 | 36 | 96 |
1993 | 西武 | 128 | .268 | 25 | 75 |
1994 | 西武 | 118 | .279 | 26 | 93 |
1995 | 西武 | 130 | .245 | 25 | 64 |
1996 | 西武 | 130 | .257 | 31 | 84 |
1997 | 巨人 | 130 | .249 | 32 | 95 |
1998 | 巨人 | 116 | .268 | 23 | 80 |
1999 | 巨人 | 86 | .236 | 13 | 46 |
2000 | 巨人 | 75 | .296 | 16 | 54 |
2001 | 巨人 | 134 | .298 | 29 | 121 |
2002 | 巨人 | 55 | .318 | 12 | 33 |
2003 | 巨人 | 114 | .290 | 26 | 68 |
2004 | 巨人 | 40 | .228 | 12 | 27 |
2005 | 巨人 | 96 | .212 | 22 | 52 |
2006 | オリックス | 67 | .222 | 11 | 36 |
2008 | オリックス | 22 | .182 | 0 | 3 |
通算 | 2338 | .272 | 525 | 1530 |
※赤太字はリーグ最高(タイトル)
清原和博さんの甲子園でのホームラン数など成績や記録は、こちらをご参照下さい↓↓
清原和博の年俸推移
続いて、清原和博さんの年俸推移を現役と監督別で見ていきましょう。
清原和博さんは1985年ドラフト1位で西武ライオンズに契約金8,000万円、年俸600万円で入団しました。
ルーキーイヤーから頭角を現し年俸は右肩上がりに推移し、7年目の1991年には大台の1億円を突破、FA権を取得して巨人に移籍後はさらに年俸は上昇し、2002年に4年契約で最高年俸4億5,000万円に到達しました。
その後、度重なるケガの影響や成績不振などもあり年俸は下降していきましたが、引退するまでに1億円を下回ることはありませんでした。
西武・巨人・オリックスを合わせた生涯年俸は52億2,300万円です。
生涯年俸(23年):52億2,300万円(契約金除く)
最高年俸:4億5,000万円(2002・2003・2004年)
※年俸額は推定です。
清原和博さんの年俸推移は、以下の通りです。
清原和博の年俸推移
- 1985年 8,000万円(契約金・ドラフト1位西武)
- 1986年 600万円(西武)
- 1987年 2,200万円(西武)
- 1988年 3,000万円(西武)
- 1989年 5,300万円(西武)
- 1990年 6,800万円(西武)
- 1991年 1億円(西武)
- 1992年 1億円(西武)
- 1993年 1億2,800万円(西武)
- 1994年 1億6,600万円(西武)
- 1995年 2億5,000万円(西武)
- 1996年 2億4,000万円(西武)
- 1997年 3億6,000万円(巨人)
- 1998年 3億3,000万円(巨人)
- 1999年 3億3,000万円(巨人)
- 2000年 2億8,000万円(巨人)
- 2001年 3億円(巨人)
- 2002年 4億5,000万円(巨人)
- 2003年 4億5,000万円(巨人)
- 2004年 4億5,000万円(巨人)
- 2005年 3億6,000万円(巨人)
- 2006年 2億5,000万円(オリックス)
- 2007年 2億5,000円(オリックス)
- 2008年 1億5,000円(オリックス)
合計:52億2,300万円 ※契約金除く
清原和博のタイトルやホームラン数など通算成績~まとめ
今回は、清原和博さんの獲得したタイトルやホームラン数など通算成績や年俸推移について見てきました。
清原和博さんの通算打撃成績は2338試合に出場して、打率.272、ホームラン数525本、1530打点で2000本安打、500本塁打、1500打点を達成した強打者でした。
にもかかわらず首位打者、ホームラン王、打点王の打者主要三冠のタイトルを獲得したことはなく、獲得タイトルは最高出塁率と最多勝利打点のみです。
年俸は右肩上がりに推移し7年目の1991年に大台の1億円を突破、2002年には最高年俸4億5,000万円に到達、生涯年俸は52億2,300万円でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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