イチロー選手は天才的なバッティングで日米でヒットを打ちまくり、数々の記録を打ち立てました。
走攻守の3拍子揃った素晴らしい選手であるのは言うまでもありませんが、特に安打数や打率に関しては他の追随を許さないほど驚異的な成績を残しています。
日本プロ野球(NPB)とメジャーリーグ(MLB)でどんな成績を残しているのか、また日米通算の安打数は何本なのでしょうか?
今回は、イチロー選手の安打数など日米通算成績一覧をNPBとメジャーリーグで年度別に見ていきます。
イチローの安打数など日米通算成績一覧
イチロー選手は日本プロ野球(NPB)で9年、メジャーリーグ(MLB)で19年の合わせて28年間、現役でプレーしました。
28年間の現役生活で放った安打数は日米通算4367本で、ギネスにも認定されている堂々の世界記録です。
2004年にはメジャーリーグ(MLB)のシーズン最多安打記録となる262安打をマークしており、史上最高の安打製造機といっていいでしょう。
安打数もすごいということは当然ながら打率も高く、日米合わせて通算9回の首位打者に輝いています。
また、俊足を活かした走塁で日米で各1回ずつ通算2回の盗塁王も獲得しており、守っては「レーザービーム」と呼ばれるほどの強肩で、走攻守の3拍子が高次元で揃った名選手といえます。
イチロー選手の日米通算成績は、以下の通りです。
3604試合 打率.322 安打4367 本塁打235 打点1309 盗塁708
では、イチロー選手の通算成績を日本プロ野球(NPB)とメジャーリーグ(MLB)別で見ていきましょう。
NPB年度別
イチロー選手は1991年ドラフト4位でオリックス・バファローズに入団し、1992~2000年までの9年間、日本では全期間、オリックス・バファローズでプレーしました。
イチロー選手の日本プロ野球(NPB)での通算成績は、951試合に出場して打率.353、安打数1278、本塁打118、打点529、盗塁199でした。
プロ入り1年目と2年目はレギュラーに定着することなく、2軍で首位打者を獲得したものの1軍では思うような成績が残せませんでした。
登録名を本名の「鈴木一朗」から「イチロー」に変更した3年目の1994年に才能が一気に開花し、プロ野球史上初の200安打を達成し初の首位打者を獲得、プロ野球史上最年少シーズンMVPにも輝きました。
翌1995年には首位打者・最多安打に加えて、打点王と盗塁王のタイトルも獲得、最高出塁率と合わせて打者5冠王となりました。
日本プロ野球(NPB)での最終年となった2000年までプロ野球最長記録となる7年連続首位打者を獲得し、2000年オフにメジャーリーグ挑戦を表明しました。
イチロー選手の日本プロ野球(NPB)での年度別成績は、以下の通りです。
イチローの日本プロ野球(NPB)での年度別成績
年度 | 球団 | 試合 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
1992 | オリックス | 40 | .253 | 24 | 0 | 5 | 3 |
1993 | オリックス | 43 | .188 | 12 | 1 | 3 | 0 |
1994 | オリックス | 130 | .385 | 210 | 13 | 54 | 29 |
1995 | オリックス | 130 | .342 | 179 | 25 | 80 | 49 |
1996 | オリックス | 130 | .356 | 193 | 16 | 84 | 35 |
1997 | オリックス | 135 | .345 | 185 | 17 | 91 | 39 |
1998 | オリックス | 135 | .358 | 181 | 13 | 71 | 11 |
1999 | オリックス | 103 | .343 | 141 | 21 | 68 | 12 |
2000 | オリックス | 105 | .387 | 153 | 12 | 73 | 21 |
NPB通算 | 951 | .353 | 1278 | 118 | 529 | 199 |
※赤太字はリーグ最高(タイトル)
タイトル
首位打者:7回(1994~2000年)
打点王:1回(1995年)
盗塁王:1回(1995年)
最多安打:5回(1994~1998年)
最高出塁率:5回(1994~1996・1999・2000年)
表彰
最優秀選手:3回(1994~1996年)
ベストナイン:7回(1994~2000年)
ゴールデングラブ賞:7回(1994~2000年)
正力賞:3回(1994・1995・2004年)など
メジャーリーグ年度別
イチロー選手は2000年オフにメジャーリーグ行きを表明し、翌2001~2019年の19年間、シアトル・マリナーズなどメジャーリーグでプレーしました。
イチロー選手のメジャーリーグ(MLB)での通算成績は、2653試合に出場して打率.311、安打数3089、本塁打117、打点780、盗塁509でした。
メジャーリーグに移籍してからもイチロー選手の好調は続き、1年目の2001年に打率.350で首位打者、安打数242は最多安打、盗塁王のタイトルのタイトルを獲得し、シーズンMVPに輝く大活躍を見せました。
2004年には262安打を放ち、メジャーリーグのシーズン最多安打記録を更新し、その後もメジャーリーグで10年連続打率3割・安打数200本以上を達成しました。
成績に陰りが見え始めたのが2011年で、この年初めて打率3割・安打数200本を下回り、翌2012年のシーズン途中に環境を変えるためニューヨーク・ヤンキースに移籍しました。
その後はマイアミ・マーリンズを経て再びシアトル・マリナーズに戻りましたが、3割・200本安打に達することなく2019年3月東京ドームでの試合を最後に引退しました。
成績という意味ではメジャーリーグ前半の10年間は全盛期にあり、後半9年間は徐々に下降線を辿っていくというものでした。
日本の安打製造機はメジャーリーグでも十分に通用し、日本プロ野球(NPB)と変わらずに活躍しました。
イチロー選手のメジャーリーグ(MLB)での年度別成績は、以下の通りです。
イチローのメジャーリーグ(MLB)での年度別成績
年度 | 球団 | 試合 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
2001 | SEA | 157 | .350 | 242 | 8 | 69 | 56 |
2002 | SEA | 157 | .321 | 208 | 8 | 51 | 31 |
2003 | SEA | 159 | .312 | 212 | 13 | 62 | 34 |
2004 | SEA | 161 | .372 | 262 | 8 | 60 | 36 |
2005 | SEA | 162 | .303 | 206 | 15 | 68 | 33 |
2006 | SEA | 161 | .322 | 224 | 9 | 49 | 45 |
2007 | SEA | 161 | .351 | 238 | 6 | 68 | 37 |
2008 | SEA | 162 | .310 | 213 | 6 | 42 | 43 |
2009 | SEA | 146 | .352 | 225 | 11 | 46 | 26 |
2010 | SEA | 162 | .315 | 214 | 6 | 43 | 42 |
2011 | SEA | 161 | .272 | 184 | 5 | 47 | 40 |
2012 | SEA・NYY | 162 | .283 | 178 | 9 | 55 | 29 |
2013 | NYY | 150 | .262 | 136 | 7 | 35 | 20 |
2014 | NYY | 143 | .284 | 102 | 1 | 22 | 15 |
2015 | MIA | 153 | .229 | 91 | 1 | 21 | 11 |
2016 | MIA | 143 | .291 | 95 | 1 | 22 | 10 |
2017 | MIA | 136 | .255 | 50 | 3 | 20 | 1 |
2018 | SEA | 15 | .205 | 9 | 0 | 0 | 0 |
2019 | SEA | 2 | .000 | 0 | 0 | 0 | 0 |
MLB通算 | 2653 | .311 | 3089 | 117 | 780 | 509 |
SEA:シアトル・マリナーズ、NYY:ニューヨーク・ヤンキース、MIA:マイアミ・マーリンズ
※赤太字はリーグ最高(タイトル)
タイトル
首位打者:2回(2001・2004年)
盗塁王:1回(2001年)
最多安打:5回(1994~1998年)
最高出塁率:5回(1994~1996・1999・2000年)
表彰
MVP:1回(2001年)
新人王:2001年
シルバースラッガー賞:3回(2001・2007・2009年)
ゴールドグラブ賞:10回(2001~2010年)など
イチローの年俸推移などは、こちらをご参照下さい↓↓
イチローの安打数など日米通算成績一覧~まとめ
今回は、イチロー選手の安打数など日米通算成績一覧をNPBとメジャーリーグで年度別に見てきました。
イチロー選手の安打数など日米通算成績は3604試合に出場して、打率.322、安打数4367、ホームラン数235本、1309打点、盗塁708でした。
安打数4367本はギネスにも認定されている堂々の世界記録で首位打者も日米通算9回、2004年にはメジャーリーグ(MLB)のシーズン最多安打記録となる262安打をマークしており、史上最高の安打製造機といえます。
また、イチロー選手は安打数だけでなく日米で通算2回の盗塁王も獲得、守っては「レーザービーム」と呼ばれる強肩で走攻守の3拍子が高次元で揃った名選手です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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