ボクシングのリングには4つのコーナーがありますが、そのうちの2つのコーナーは赤コーナーと青コーナーに色が分かれています。
リングアナウンスでもわざわざ赤コーナー、青コーナーと付け加えてコールしますが、このコーナーの色の違いにはどんな意味があるのでしょうか?
タイトルマッチなどではチャンピオンがどちらの色になるのか、気になります。
今回は、ボクシングのコーナーの色の違いにはどんな意味があるのか、チャンピオンは赤コーナーと青コーナーのどちらなのかなどについて見ていきます。
ボクシングのコーナーの色~赤と青の違い
ボクシングのコーナーの色の違いは、簡単に言うと格の違いを意味します。
通常は赤コーナーにはランキング上位(格上)のボクサー、青コーナーにはランキング下位(格下)のボクサーという風に分かれます。
例えるなら大相撲の東と西によく似ているのではないでしょうか。(大相撲では東が格上)
コーナーの色だけでなく、赤コーナーには赤い階段、青コーナーには青い階段が設置され、階段の色まで区別されています。
入場や選手紹介のアナウンスは多くの場合、青コーナーのボクサーが先で赤コーナーのボクサーは後からになります。
しかし、海外や試合によっては順番が変わることもあるようです。
ボクシングのコーナーの色の違いはあくまで通例であって、必ずしもそうしなければならないというルールではありません。
ボクシングのコーナーの色~チャンピオンは赤か青か?
続いて、世界戦などのタイトルマッチではどうでしょうか?
上述のように、ランキング上位(格上)のボクサーが赤コーナーとなるので、チャンピオンは赤コーナー、挑戦者が青コーナーということになります。
しかし、稀ではありますが挑戦者のほうが明らかに人気もキャリアも上である場合は、逆になることもあるようです。
また、王者統一戦などチャンピオン同士の試合の場合は話し合って決めることになりますが、ここでも人気やキャリアが考慮されます。
ボクシングのコーナーの色~ニュートラルコーナー
ボクシングのコーナーは赤コーナーと青コーナーだけではありません。
残りのコーナーは2つありますが、ニュートラルコーナーと呼ばれています。
ニュートラルコーナーの”ニュートラル”には、「中立」や「中間」という意味があり、どちらの選手のものでもありません。
2つのニュートラルコーナーのどちらかに白い階段がありますが、ボクサーやセコンド用ではなくレフェリーやドクターが使います。
ボクシングではダウンがあった場合は、ダウンを奪ったボクサーはニュートラルコーナーで待機する他、負傷などでドクターチェックが入る場合はニュートラルコーナーで行います。
ボクシングのコーナーの色の違い~まとめ
今回は、ボクシングのコーナーの色の違いにはどんな意味があるのか、チャンピオンは赤コーナーと青コーナーのどちらなのかなどについて見てきました。
ボクシングのコーナーの色の違いは格の違いを意味し、通常は赤コーナーにはランキング上位(格上)のボクサー、青コーナーにはランキング下位(格下)のボクサーとなります。
なので、チャンピオンは赤コーナー、挑戦者が青コーナーということになりますが、王者統一戦のようなチャンピオン同士の場合は話し合いで決めることになります。
ちなみに赤コーナーと青コーナー以外の2つのコーナーはニュートラルコーナーと呼ばれ、ボクサーやセコンド用ではなくレフェリーやドクターが使います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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