今回は、テニスボールの大きさ(直径)などについてです。テニスボールには硬式と軟式があるのはよく知られているところかと思いますが、大きさ(直径)を聞かれて即答できる方は少ないのではないでしょうか?
また、大きさ(直径)以外にも硬式ボールと軟式ボールの素材や重さなども気になります。
今回は、テニスボールの大きさは直径どれくらいなのか、また硬式ボールと軟式ボールの素材や重さなどについても見ていきたいと思います。
テニスボールの大きさは直径どれくらい?
テニスボールはもともとは羊やヤギなどの動物の腸を毛皮や羊毛などで包んで、それをロープなどで巻いてボールとして使っていのが起源といわれています。
テニスボールは、一般的には硬式ボールと軟式ボールが使用されることがほとんどかと思います。硬式ボールと軟式ボールは色が違うのは一目瞭然ですが、大きさはというとほとんど同じに見えるのではないでしょうか。
プロテニスの試合で使用されるテニスボールは、国際テニス連盟(ITF)によって規格があり、大きさも決められています。
硬式と軟式のテニスボールの大きさは直径で、以下のようになっています。
硬式ボールの直径:直径6.54~6.86cm
軟式ボールの直径:直径6.6cm
このように、硬式と軟式のテニスボールの大きさ(直径)は実際にはほとんど同じ大きさです。
テニスボール~硬式と軟式の素材・重さ
硬式のテニスボールと軟式のテニスボールには、直径など大きさの他にも素材や重さなど、さまざまな違いがあります。
それぞれ見ていきましょう。
テニスボールの素材や重さ~硬式ボール
硬式のテニスボールは、正式名称ではローンテニスボールとも呼ばれ、テレビ中継や観客の見やすいようにと一般的に黄色が採用されています。
ボール内部に空気圧が加えられており、ボール内部の気圧が変化しないように缶など入れて密閉された状態で販売されていますが、開封して使用していくうちにボール内部の空気が徐々に抜けていきます。
どれくらい弾むのか、どれくらい変形するのかなどが国際テニス連盟によって規定されており、コンクリート上で25cm(100インチ)±0.3cmの高さからボールを落下した時に、バウンドの高さが135~147cmの間でなければなりません。
硬式テニスボールの素材と重さは、以下の通りです。
素材:ゴム(中)、フェルト(表面)
重さ:56.0〜59.4g
テニスボールの素材や重さ~軟式ボール
軟式のテニスボールは、「軟式テニスボール」「軟式ボール」「テニスの軟球」とも呼ばれ、発祥の地はここ日本です。
テニスが日本に伝わったといわれる明治時代は日本でテニスボールを入手することは非常に困難だったため、ゴムのボールが製造されました。それが、現在の軟式テニスボールとなっています。
軟式テニスボールの素材と重さは、以下の通りです。
素材:空気の入ったゴム
重さ:30~31g
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テニスボールと野球ボールの大きさ
では最後になりますが、テニスボールと野球ボールの大きさを直径で比較してみましょう。
どちらが大きいでしょうか?
野球ボールの大きさは直径で硬式では7.293~7.484cm、軟式では中学生以上で7.15~7.25cm、小学生で6.85~6.95cmです。硬式テニスボールの大きさは直径で最大6.86cmですから、大きさは硬式と軟式の中学生以上では野球ボールのほうが大きいことになります。
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テニスボールの大きさは直径どれくらい?~まとめ
今回は、テニスボールの大きさは直径どれくらいなのか、また硬式と軟式の材質や重さなどについても見てきました。
テニスボールの大きさは直径で、硬式で6.54~6.86cm、軟式で6.6cm、材質や重さなどをまとめると以下のようになります。
硬式ボール | 軟式ボール | |
直径 | 6.54~6.86cm | 6.6cm |
重さ | 56.0〜59.4g | 30~31g |
素材 | ゴム(中)、フェルト(表面) | 空気の入ったゴム |
また、テニスボールと野球ボールの大きさ(直径)を比較すると、一般的には野球ボールのほうがやや大きいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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