東京オリンピックを締めくくる新体操が8月6日(金)~8日(日)の3日間の日程で、東京都の有明体操競技場を会場にして開催されます。
東京オリンピック新体操には個人と団体の2種目がありますが、個人は1984年のロサンゼルスオリンピックから、団体は1996年のアトランタオリンピックから実施されています。
日本代表メンバー(フェアリージャパン)は2016年リオデジャネイロオリンピックでは8位でしたが、2019年世界選手権の団体総合では44年ぶりに銀メダルを獲得しており、東京オリンピックでもメダル獲得が期待されています。
美しく華麗な新体操ですが、東京オリンピックにおけるルールはどうなっているのでしょうか?
テレビ放送予定や日本代表メンバーなども気になります。
今回は、東京オリンピック新体操のルール、テレビ放送予定、日本代表メンバーなどについて見ていきます。
東京オリンピック新体操のルール
東京オリンピック新体操は、13メートル四方のフロアマットでさまざまな演技が行われ採点により得点を競い合うのが基本的なルールです。
東京オリンピック新体操では個人と団体の2種目があり、どちらも手具と呼ばれる道具を使って行われます。
ルールはさらに個人と団体によって異なります。
演技時間は、個人競技は1種目1分15秒~1分30秒、団体競技は各種目2分15秒~2分30秒と決められており、長すぎても短すぎても1秒につき0.05点の減点となります。
また、体や手具の一部が場外に触れても減点となります。
個人は26名が予選に出場し上位10名が決勝に進出、団体は14チームが予選に出場し上位8チームが決勝に進出します。
次に個人と団体によるルールの違いをもう少し詳しく見ていきましょう。
東京オリンピック新体操のルール~個人
まず、個人は「ロープ・フープ・ボール・クラブ・リボン」の5つ種目のうち、東京オリンピックではロープを除いた以下の4種目が行われます。
個人総合(4種目)
クラブ:長さ40~50cmで2本1組
ボール:直系18~20cm
フープ:内径80~90cm
リボン:長さ6m以上
個人総合演技時間
各種目1分15秒~30秒
採点
得点=Dスコア(難度・上限なし)+Eスコア(実施点・10点満点)
東京オリンピック新体操のルール~団体
一方の団体は1チーム5人で2回の演技を行いますが、1回は5人が同じ手具を使って演技を行い、もう1回は2種類の手具を組み合わせて演技を行います。
東京オリンピックでの手具は、「ボール」と「フープ・クラブ」で、「フープ・クラブ」はフープ3本とクラブ2セットで演技を行います。
2種類の手具を使うことで表現の幅が広がり、技術だけでなく芸術面も見どころとなります。
団体の種目
ボール
フープ・クラブ:フープ3本とクラブ2セット
団体演技時間
各種目2分15秒~2分30秒
採点
得点=Dスコア(難度・上限なし)+Eスコア(実施点・10点満点)
東京オリンピック新体操のテレビ放送
続いて、東京オリンピック新体操のテレビ放送予定です。
テレビ放送はNHKを中心に民放各社で生中継・録画中継が予定されています。
東京オリンピック新体操のテレビ放送予定は、以下の通りです。
東京オリンピック新体操のテレビ放送予定
8月6日(金)
10:15〜13:15:NHK-Eテレ(生中継)
個人総合予選:喜田純鈴、大岩千未来
14:20〜18:00:NHK総合・NHK-BS4K(生中継)
個人総合予選:喜田純鈴、大岩千未来
8月7日(土)
9:15〜12:45:NHK総合・NHK-BS4K(生中継)
団体予選:杉本早裕吏、鈴木歩佳、竹中七海、熨斗谷さくら、横田葵子
15:20〜19:30:日本テレビ系(生中継)個人総合決勝
8月8日(日)
10:50〜13:00:フジテレビ系(生中継)団体決勝
10:55〜12:55:BSフジ4K(生中継)団体決勝
10:55〜12:55:NHK-BS1(生中継)団体決勝
15:35〜18:50:NHK総合・NHK-BS4K(録画)団体決勝
※放送時間は変更になる場合があります。
東京オリンピック新体操の日本代表メンバー
東京オリンピック新体操には、個人26名(1か国2名まで)と団体70名(14か国から5名ずつ)の合わせて計96名の女性選手が出場します。
フェアリージャパンとも呼ばれる日本代表メンバーは、個人2名と団体5名の以下の7名の女性選手たちとなります。
東京オリンピック新体操の日本代表メンバー~個人
喜田純鈴(エンジェルRGカガワ日中)2001年1月11日生まれ(香川県)
2017年世界選手権個人総合12位
2017年アジア選手権個人総合4位
2018・2019・2020年全日本選手権個人総合優勝
大岩千未来(イオン)2001年11月20日生まれ(千葉県)
2016年全日本ジュニア個人総合優勝
2017年全日本選手権個人総合4位
2018年アジア大会個人総合6位
2018・2019年世界選手権代表
東京オリンピック新体操の日本代表メンバー~団体
杉本早裕吏(トヨタ自動車)1996年1月25日生まれ(愛知県)
2015年世界選手権団体種目別リボン3位
2016年リオオリンピック団体総合8位
2019年世界選手権団体総合2位
鈴木歩佳(日体大)1999年9月27日(岐阜県)
2019年世界選手権団体総合2位、団体種目別5ボール優勝、団体種目別3フープ+2クラブ2位
竹中七海(トヨタ自動車)1998年12月2日生まれ(愛知県)
2017年世界選手権団体総合3位、団体種目別3ボール+2ロープ2位、団体種目別5フープ3位
2019年世界選手権団体総合2位、団体種目別5ボール優勝、団体種目別3フープ+2クラブ2位
熨斗谷さくら(日女体大大学院)1997年9月29日生まれ(東京都)
2016年リオオリンピック団体総合8位、2019年世界選手権団体総合2位
横田葵子(クラシエホールディングス)1997年5月11日生まれ(東京都)
2015年世界選手権団体種目別リボン3位
2016年リオオリンピック団体総合8位
2017年世界選手権団体種目別5フープ3位、団体種目別3ボール+2ロープ2位
2019年世界選手権団体総合2位
東京オリンピック新体操のルール~まとめ
今回は、東京オリンピック新体操のルール、テレビ放送予定、日本代表メンバーなどについて見てきました。
東京オリンピック新体操のルールは、個人と団体の2種目があり、個人は「フープ・ボール・クラブ・リボン」の4種目、団体は1チーム5人で2回の演技を行い、1回は5人が同じ手具(ボール)を使い、もう1回は2種類の手具(フープとクラブ)を組み合わせて演技を行い得点を競います。
テレビ放送はNHKを中心に民放各社で生中継・録画中継を予定しており、日本代表メンバー(フェアリージャパン)は、個人2名(喜田純鈴・大岩千未来)と団体5名(杉本早裕吏・鈴木歩佳・竹中七海・熨斗谷さくら・横田葵子)の以下の7名の女性選手たちとなります。
近年、確実にレベルアップして東京オリンピックに臨むフェアリージャパンのメダル獲得が期待されます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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