野球の試合が何回裏まであるのかは、野球を知っている方ならよくご存知のことと思いますが、野球初心者の方にはそのルールがよくわからないということもあるでしょう。
通常の場合はともかく、雨などの影響で試合が続行困難になった場合や高校・中学・小学生の違いなど、いろいろなケースがあります。
そこで今回は、野球は何回裏まであるのか、また雨の場合や高校・中学・小学生の違いなどについてひとつひとつわかりやすく解説していきたいと思います。
野球は何回裏まであるの?
野球の試合には表と裏の攻撃がありますが、基本的に試合は9回裏まで行われます。
ただし、表の攻撃チームよりも裏の攻撃チームの得点が多ければ裏の攻撃チームの勝ちになり、9回裏は行われず試合は9回表で終了となります。
この場合は、スコアボードに「✕」のマークがつきます。
また、9回以降は裏の攻撃チームが表の攻撃チームより得点が上回った時点で試合は即終了となりますが、これはサヨナラゲームといわれます。
例えば9回表が0点の場合、9回裏の攻撃チームが1点でも取れば、裏の攻撃チームはもうそれ以上得点する必要がないため試合はそこで終了します。
また、9回裏を終了しても決着がつかない場合(同点)には延長戦が行われます。
延長戦が何回まであるのかは、プロ野球と甲子園の高校野球などで規定に大きな違いがあります。
延長戦が何回まであるのか、詳しくはこちらの記事をご参照下さい↓
野球は何回裏まであるの?~雨
野球が何回裏まであるのかはわかりました。
では、雨などの影響で試合の続行が難しい場合はどうなのでしょうか?
何が何でも9回裏まで行われなければ、試合は成立しないのでしょうか?
野球が試合の途中、雨などの天候や日没などの影響で続行困難となった場合、5回を終了していれば試合成立となります。
これには点差の関係があって、裏の攻撃チームが勝っている場合は5回表が終了した時点で成立、負けている場合は5回裏の攻撃を終了した時点で成立の条件となります。
裏表にかかわらず、もし負けているチームが5回の攻撃を終了していなければ、「ノーゲーム」の扱いとなります。
ただし、これはプロ野球における基本ルールで、高校野球や大学野球などでは7回成立だったり、9回成立だったりとルールに違いがあります。
選抜・全国選手権・全国軟式選手権では試合が悪天候などで中断した場合(何回で中断しても)、翌日以降に中断時点から試合の続きを行う継続試合が導入されることが決まりました。
継続試合は2022年の春の選抜大会から導入されます。
野球は何回裏まであるの?高校・中学・小学生の違い
ここまでは、プロ野球の試合が何回裏まであるのかを見てきましたが、最後にプロ野球以外の高校・中学・小学生の場合は何回裏まであるのか、違いを簡単に見ていきたいと思います。
野球もスポーツですから、当然体力的な問題があります。
まだ成長期にある子供たちには長いイニング(回)をプレイさせて故障の原因にならないようにとの配慮です。
まず、高校野球ですが、高校生ともなれば体力的に成人と遜色ないということでプロ野球と同じく9回裏までです。
次に中学生の場合は、7イニング(回)がほとんどです。
小学生の場合はさまざまで、7イニング(回)、あるいは5イニング(回)の場合もあり、さらに1試合1時間30分までといった時間制限を設けている場合もあります。
また、点差が大きく開いて一方的な試合展開となればコールドゲームもあり得ることとなります。
コールドゲームが何点差で成立するかなどは、こちらの記事をご参照下さい↓
野球は何回裏まであるの?~まとめ
今回は、野球は何回裏まであるのか、また雨の場合や高校・中学・小学生の場合などについても見てきました。
野球の試合は基本的には9回裏までとなっていますが、表の攻撃チームよりも裏の攻撃チームの得点が多ければ裏の攻撃チームの勝ちになり、9回裏は行われず試合は9回表で終了となります。
また、野球の試合が雨などの影響で続行困難となった場合は、負けているチームが5回の攻撃を終了していれば試合成立となります。(選抜・全国選手権・全国軟式選手権は継続試合)
負けているチームが5回の攻撃を終了していれば、その時点で試合成立となります。
高校・中学・小学生の野球は何回裏まであるのかの違いは、高校生は9回裏まで、中学生は7回裏までがほとんど、小学生は7回裏か5回裏まで、あるいは時間制限が設けられている場合もあります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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