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ボクシングのファイトマネーの最高額は?日本人やヘビー級の場合など

ボクシングファイトマネーを見ていると、まるで桁外れの金額で目が点になってしまうことがあります。

マイク・タイソン、モハメド・アリなど強くて有名な選手が多いヘビー級ですが、迫力では間違いなく全階級ナンバー1ですね。

やっぱりファイトマネーも一番高いのでしょうね。

いったい一試合でいくらぐらいのファイトマネーを稼ぎ出すのでしょうか?

今回は、ボクシングのファイトマネーの最高額を日本人・ヘビー級などに分けて見ていきます。

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ボクシングのファイトマネーの最高額は?

ボクシングではヘビー級のファイトマネーが最も高額というイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、実はそうではありません。

モハメド・アリやマイク・タイソンなど有名な世界チャンピオンはヘビー級に多いですが、意外にもファイトマネーとなるとそうでもないんです。

では、これまでのボクシングの歴史の中で、史上最高額のファイトマネーはいくらなのでしょうか?

それは、2015年5月2日にアメリカ・ラスベガスで行われたフロイド・メイウェザー・ジュニア(アメリカ)対マニー・パッキャオ(フィリピン)戦で、メイウェザーのファイトマネーが推定約200億円、パッキャオのファイトマネーが約150億円で、総額350億円を超えるファイトマネーだったといわれています。

200億円とは凄いファイトマネーで、驚くほかありません。

WBA・WBC・WBOウエルター級の3団体統一戦でした。

この試合などは、まさにアメリカン・ドリームでボクシングがまさに夢のあるスポーツだと納得させられるものです。

ボクシングのファイトマネー~日本人の史上最高額

では、日本人の史上最高額のファイトマネーは、どうでしょうか?

日本人の史上最高額のファイトマネーは、2022年4月10日に行われたWBA・IBF世界ミドル級王座統一戦の村田諒太vsゲンナジー・ゴロフキン戦で村田諒太選手が手にした6億円(推定)です。

“日本ボクシング史上最大のビッグマッチ” と銘打たれた2団体王座統一戦で、結果はゴロフキンが9回TKO勝ちで王座を統一しました。

村田諒太vsゴロフキン戦までは、1994年に行われたWBC世界バンタム級王座統一戦の辰吉丈一郎vs薬師寺保栄戦で、両者のファイトマネーは1億7,000万円(推定)でした。

当時、バンタム級正規王座だった薬師寺保栄と暫定王座の辰吉丈一郎の王座統一戦をWBCが両命じた試合で、戦前の予想では辰吉有利でしたが結果は薬師寺が2−0の判定勝ちで王座を統一しました。

「世紀の一戦」と謳われた試合は、試合内容も試合前から舌戦もすさまじく、記憶に残る日本人同士の世界タイトルマッチとして今もなお語り草となっています。

また、2023年7月25日に行われたWBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチの井上尚弥vsスティーブン・フルトン戦では両者のファイトマネーは合計約10億円と軽量級史上最大というものでした。

しかし、両者の具体的な取り分がはっきりしないため、村田諒太選手の6億円を上回るのかどうか、何とも言えません。

上回っていれば堂々の日本人の史上最高額のファイトマネーですが、届かなかった場合でも史上2位のファイトマネーになります。

ちなみにそれまでの2位は村田vsゴロフキン戦から約2か月後の2022年6月7日に行われたWBA・WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦の井上尚弥vsノニト・ドネア戦で井上尚弥選手が手にした2億1,000万円(推定)でした。

ボクシングのファイトマネー~ヘビー級の史上最高額

では最後に、ヘビー級の史上最高額のファイトマネーはどうでしょうか?

筆者はボクシング・ファイトマネーの最高額はヘビー級だと思っていたのですが、実はマイク・タイソンの時代をピークにヘビー級の人気が落ちてきたため、ファイトマネーにも影響を与えているのです。

例えば現在のWBCヘビー級チャンピオンのデオンテイ・ワイルダーのファイトマネーは、試合によって多少違うものの約1億円ほどといわれています。

低い金額ではありませんが、イメージよりは全然低かったのではないかと思います。

現在は人気選手の多い中量級のファイトマネーが高い傾向があります。

ちなみにこれまでのヘビー級のファイトマネー最高額は、1997年のマイク・タイソン対イベンダー・ホリフィールドの再戦での両者3,500万ドル(約42億円)です。

例の「耳噛み事件」の一戦です。

ボクシングのファイトマネーは人気のバロメーター?

こうして見るとヘビー級だからファイトマネーが高くて、フライ級だから低いと一概には言えないわけなんですね。

結局のところ、ファイトマネーの高い低いはどれだけ人気のある選手が試合をやるかにかかっているといえます。

当然、人気の高い選手同士の試合はファイトマネーが高くなりやすいといえるでしょう。

マイク・タイソンがいなくなってからは、主に中量級に人気の高い選手が多かったためにファイトマネーも跳ね上がったというわけです。

人気があれば、視聴率がアップし、スポンサーがつくのでファイトマネーも上がるという図式です。

つまりファイトマネーは人気のバロメーターのひとつになるといえます。

ボクシングのファイトマネーの最高額~まとめ

今回は、ボクシングのファイトマネーの最高額を日本人・ヘビー級などに分けて見てきました。

ボクシング・ファイトマネーの最高額は、2015年フロイド・メイウェザー・ジュニア(アメリカ)の推定約200億円、ヘビー級は1997年マイク・タイソン対イベンダー・ホリフィールドの再戦での両者約42億円、日本人では2022年村田諒太vsゴロフキン戦で村田選手が手にした6億円(推定)といわれています。

ボクシング・ヘビー級のファイトマネーはマイク・タイソンの時代がピークで、現在では中量級のファイトマネーが高額です。

ヘビー級だからファイトマネーが高いというわけではなく、いかに人気選手が試合をするかがカギといえます。

しかし、今はヘビー級にもすごい選手が出てきていますから、あとはマッチメイクと試合内容次第で人気が復活することでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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