デラロサ、ビエイラ、メルセデスの各投手に続く巨人の新外国人投手となるマット・アンドリース投手の入団が発表されました。
先日、右の強打者候補のアダム・ウォーカー外野手の入団が発表されたばかりですが、2021年オフ2人目の補強で投打での大きな補強となります。
ロサンゼルス・エンゼルス時代には大谷翔平選手と同僚だったこともあるというマット・アンドリース投手ですが、キャリアも豊富で球速・球種から見ても上記3投手とはタイプが異なるようです。
そんなマット・アンドリース投手ですが、メジャーではどんな成績を残しているのでしょうかしんちょうしんちょう
今回は、巨人の新外国人助っ人のマット・アンドリース投手のメジャーでの成績、さらに球速・球種から年俸・背番号などプロフィールまで見ていきます。
マット・アンドリースのメジャーでの成績
マット・アンドリース投手は2011年にプロ入りすると、マイナーリーグでは主に先発投手として実績を積み重ね、2015年にメジャーリーグで初登板を果たしました。
そして、気になるメジャーリーグ(MLB)での通算成績は、2015~2021年の7年間で217試合(509イニング)に登板し、28勝37敗、474奪三振、防御率4.63でした。
キャリアハイの勝ち星は、2016年の29試合に登板(19先発)しての8勝でした。
メジャーリーグでは先発は50試合、マイナーリーグでは123試合中109試合で先発投手として起用されていますが、近年はリリーフ投手としての登板が中心で、2019年は自己最多の54試合登板、2021年も2チーム合わせて計34試合にリリーフ登板しています。
巨人では先発とリリーフのどちらで起用されるのかは微妙なところですが、先発でも十分いけそうな気がします。
マット・アンドリース投手のメジャーでの通算成績は、以下の通りです。
マット・アンドリースのチーム別通算成績~ニューヨーク・ヤンキース
年度 | 球団 | 登板 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 防御率 |
2015年 | TB | 25 | 3 | 5 | 2 | 0 | 4.11 |
2016年 | TB | 29 | 8 | 8 | 1 | 4 | 4.37 |
2017年 | TB | 18 | 5 | 5 | 1 | 0 | 4.50 |
2018年 | TB・ARI | 41 | 3 | 7 | 0 | 1 | 5.26 |
2019年 | ARI | 54 | 5 | 5 | 1 | 4 | 4.71 |
2020年 | LAA | 16 | 2 | 4 | 2 | 3 | 4.50 |
2021年 | BOS・SEA | 34 | 2 | 3 | 1 | 3 | 5.21 |
MLB通算 | 217 | 28 | 37 | 8 | 15 | 4.63 |
※TB:タンパベイ・レイズ、ARI:アリゾナ・ダイヤモンドバックス、LAA:ロサンゼルス・エンゼルス、
BOS:ボストン・レッドソックス、SEA・シアトル・マリナーズ
マット・アンドリースの球速・球種
続いて、マット・アンドリース投手の球速・球種について見ていきましょう。
まず球速は、2021年で平均約148.1km/hとのことです。
上背もあって体格に恵まれている割には平均的な速さでしょうか。
球種はストレートの他、チェンジアップ、カーブ、カットボール、シンカーの5種類を投げ分けます。
チェンジアップを得意としており、投球割合でもストレートの次に多く3割を超えています。
ストレートとチェンジアップのスピード差が約10km/hで落差も相当あるので、バッターはかなり打ちづらそうです。
球速を見ても力でねじ伏せるタイプではなさそうで、自らも「ゴロ投手」と称していることからも制球力が武器の打たせて取るタイプといえます。
マット・アンドリースの年俸・背番号
マット・アンドリース投手の年俸に話を移すと、巨人では単年契約で200万ドル(約2億2,000万円)です。(1ドル=110円換算)
これまでのキャリア最高年俸が昨シーズンの185万ドルですから、マット・アンドリース投手にとっては年俸面では最高の契約といっていいでしょう。
※年俸は推定です。
また、背番号は巨人では29を付けます。
ちなみに、これまでのメジャーリーグでのマット・アンドリース投手の背番号は以下の通りです。
マット・アンドリースの背番号の変遷
35(タンパベイ・レイズ~ボストン・レッドソックス時代・2015年~2021年8月16日)
27(シアトル・マリナーズ時代・2021年8月26日~9月27日)
29(巨人・2022年)
マット・アンドリースの身長・体重などプロフィール
マット・アンドリース投手は、1989年8月28日、アメリカ・カリフォルニア州に生まれました。
2008年にテキサス・レンジャーズからドラフト指名を受けましたが、プロ入りせずにカリフォルニア大学リバーサイド校に進学し、2011年ドラフト3巡目でサンディエゴ・パドレスに入団しプロ入りしました。
その後はマイナーリーグで登板し、2014年にタンパベイ・レイズに移籍すると翌2015年にメジャーデビューを果たしました。
2018年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスに移籍するとオフには日米野球で来日し、2020年にはロサンゼルス・エンゼルスに移籍し大谷翔平選手とチームメイトになりました。
その後、ボストン・レッドソックスからシアトル・マリナーズと渡り歩き、2021年オフに巨人と入団契約を結びました。
身長188cm・体重97kgの大柄な体格から多彩な変化球と制球力で勝負し、メジャーリーグでは当初は先発での起用が多かったものの近年ではリリーフでの登板が目立っています。
マット・アンドリース投手の身長・体重などプロフィールは、以下の通りです。
マット・アンドリースの身長・体重などプロフィール
名前
マット・アンドリース
生年月日
1989年8月28日
身長・体重
188cm・97kg
国籍
アメリカ合衆国
出身地
アメリカ・カリフォルニア州レッドランズ
出身大学
カリフォルニア大学リバーサイド校
出身高校
レッドランズ・イーストバレー高校
プロ入り
2011年
投打
右投右打
ポジション
投手
背番号
35(タンパベイ・レイズ~ボストン・レッドソックス)→27(シアトル・マリナーズ)→29(巨人)
経歴
タンパベイ・レイズ→アリゾナ・ダイヤモンドバックス→ロサンゼルス・エンゼルス→ボストン・レッドソックス→シアトル・マリナーズ→巨人
※2022年4月16日現在の情報です。
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マット・アンドリースのメジャーでの成績~まとめ
今回は、巨人の新外国人助っ人のマット・アンドリース投手のメジャーでの成績、さらに球速・球種から年俸・背番号などプロフィールまで見てきました。
マット・アンドリース投手のメジャーでの通算成績は、2015~2021年の7年間で217試合(509イニング)に登板し、28勝37敗、474奪三振、防御率4.63でした。
当初は先発での起用が多かったものの近年ではリリーフでの登板が多くなっています。
球速は平均約148.1km/h(2021年)で、球種はストレートの他、チェンジアップ、カーブ、カットボール、シンカーの5種類を投げ分けます。
力でねじ伏せるタイプではなく、制球力が武器の打たせて取るタイプです。
年俸は巨人では単年契約で200万ドル(約2億2,000万円)でキャリア最高額、背番号は29です。
巨人では先発とリリーフのどちらでもいけそうですが、変化球中心にバッターを翻弄するピッチングが期待されます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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