東京オリンピック2020の聖火リレーの各都道府県のコースとスタート・ゴール地点、日程などはすでに決まっています。
東京オリンピック2020は復興五輪を旗印にしており、聖火リレーは東日本大震災の被災地である福島県からスタートします。
約4か月(121日間)にも及ぶ聖火リレーですが、岩手県のコースはどこになっているのでしょうか?
今回は、聖火リレーのコース岩手県はどこか、日程とスタート・ゴール地点などについて見ていきます。
聖火リレーのコース岩手県はどこ?
広い岩手県ですが、聖火リレーは3日間かけて岩手を1周します。
主な地域は、ほぼ網羅しているコースなのではないでしょうか。
1日目は県北、2日目は沿岸を北から縦断、そして3日目は内陸部を北上して県庁所在地の盛岡に到着するというコースです。
大会組織委員会が定めた「ルート選定の基本的な考え方」を、最大限に満たしたコースといえるでしょう。
聖火リレーのコース岩手県の詳細は、以下の通りです。
聖火リレーのコース岩手県
1日目 2020年6月17日(水)
雫石町→滝沢市→八幡平市→岩手町→一戸町→二戸市→洋野町→普代村→野田村→久慈市
2日目 2020年6月18日(木)
岩泉町→田野畑村→宮古市→山田町→大槌町→釜石市→大船渡市→陸前高田市
3日目 2020年6月19日(金)
一関市→平泉町→奥州市→金ケ崎町→北上市→花巻市→遠野市→紫波町→矢巾町→盛岡市
ルート選定の基本的な考え方
聖火リレーのルートは、基本的な考え方として、
「日本全国47都道府県を回り、できるだけ多くの人々が見に行くことができるルート」、
「安全かつ確実に聖火リレーが実施できる場所」
を原則として、さらには、
「地域が国内外に誇る場所や地域の新たな一面を気づかせる場所」、
「聖火が通ることによって人々に新たな希望をもたらすことができる場所」
に基づき今後決定してまいります。
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会公式サイトより引用
聖火リレーのコース岩手県のスタート・ゴール地点
聖火リレーのコース岩手県のスタート地点は個人的には県北を予想していました。
理由は、聖火リレーは岩手県の前は北海道を回って来るからです。
しかし、予想は見事に外れ、スタート地点は雫石町に決まっています。
ゴール地点の盛岡市の盛岡八幡宮は、県庁ですし、順当なところではないでしょうか。
聖火リレーのコース岩手県のスタート・ゴール地点
スタート地点
雫石町
ゴール地点
盛岡市(盛岡八幡宮)
2020年東京五輪聖火リレーのルートが決まりました。
岩手県内を通るのは20年6月17~19日の3日間。
今年の夏にも聖火ランナーの募集が始まります。#聖火リレー #2020https://t.co/kay4ZLyLE2— 朝日新聞盛岡総局 (@asahi_morioka) June 2, 2019
聖火リレー岩手県の日程など概要
聖火リレーの1日の最終市区町村では、各日最終聖火ランナーの到着時に聖火到着を祝うイベントとしてセレブレーションも開催されます。
セレブレーション会場では、1日の最終聖火ランナーが聖火を聖火皿に灯すセレモニーが行われます。
その他、会場のステージにおける各プログラムの披露や聖火リレーパートナーの展示ブースなどさまざまなイベントが開催されます。
聖火リレー岩手県の日程など概要は、以下の通りです。
聖火リレー岩手県の日程など概要
日程
2020年6月17日(水)~19日(金)
セレブレーション会場
久慈市:久慈市文化会館アンバーホール(6月17日)
陸前高田市:アバッセたかた多目的広場(6月18日)
盛岡市:盛岡八幡宮(6月19日)
岩手県の「復興の火」日程と展示場所
「復興の火」は、復興に尽力している被災地の方々に、聖火リレーに先立ってギリシャで採火した聖火を見ていただくというものです。
復興オリンピックとして、東日本大震災の被災地である宮城県・岩手県・福島県の3県で各2日間「復興の火」が展示されます。
岩手県の「復興の火」日程と展示場所は、以下の通りです。
「復興の火」日程・展示場所
2020年3月22日(日)
岩手県「三陸鉄道・SL銀河車内(宮古駅~釜石駅~花巻駅)」
2020年3月23日(月)
岩手県大船渡市「キャッセン大船渡エリア」
岩手県の聖火ランナー
聖火ランナー数は、1日あたり約80名から90名が、聖火ランナー1名あたりの走行距離は約200m、走行時間は約2分間の予定です。
また、聖火ランナーは原則1人で走りますが、一部ルートではグループで走行(グループランナー)する場合もあります。
オリンピックの聖火リレーには、たいてい地元出身の有名人・スポーツ選手・芸能人などが聖火ランナーとして参加します。
岩手県の聖火ランナーは、以下の方々になっています。
のん(女優)、武田双雲(書道家)、小林陵侑(スキージャンプ)、大井利江(砲丸投げ車いす)、岩渕麗楽(スノーボード)、八重樫東(プロボクサー)、高田延彦(格闘家)など
岩手県の聖火ランナーは、以下の条件に沿う方が候補にあがります。
ランナー選定の基本的な考え方
東京2020オリンピック聖火リレーのランナーは、すべての人々を対象としつつ、下記の考え方に基づき、各都道府県やスポンサーが選考した候補者を含むすべてのランナーを組織委員会がとりまとめ、IOCの了解を得て決定いたします。
・国籍、障がいの有無、性別、年齢のバランスに配慮しながら、幅広い分野から選定し、開かれたリレーとする
・地域で活動している人を中心に選定聖火リレー検討委員会での3つの視点
・日々の生活の中でも、家族、仲間、同僚などお互い支え合って、あきらめずにどんな困難にも立ち向かう人[復興・不屈の精神(支えあう心)]
・様々な人々との違いを認めあいながら新たなものに取り組んでいる人[違いを認めあう包容力(認めあう心)]
・ランナーとして走ることで、地域の一体感を高め合うことができる人[祝祭による一体感(高めあう心)]
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会公式サイトより引用
岩手県の聖火リレーの見どころ
岩手県の聖火リレーの見どころとしてまずあげなくてはならないのが、東日本大震災の被害から復旧を進めている沿岸部です。
そんな沿岸部の中でも最大の見どころとなりそうなのが、陸前高田市「復興祈念公園」に残る復興の象徴「奇跡の一本松」でしょう。
また、内陸部に目を向けると、岩手県の最高峰「岩手山」、世界遺産「平泉・中尊寺」、一戸町の縄文遺跡群「御所野遺跡」などが見どころとしてあげられます。
聖火リレーのコース岩手県~まとめ
今回は、聖火リレーのコース岩手県はどこか、日程とスタート・ゴール地点などについて見てきました。
岩手県の聖火リレーは、6月17日(水)~19日(金)の日程で、コースは雫石町をスタート地点にゴールの盛岡八幡宮まで広い岩手県を網羅するものになっています。
聖火ランナーがだれになるのかも注目されますが、岩手県の見どころ満載の素晴らしい聖火リレーコースといえるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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