プロ野球のペナントレースも中盤から終盤に差し掛かってくると、マジックという言葉が新聞やテレビで聞かれるようになります。
マジックが点灯すればもちろん盛り上がりますし、逆に消滅したとしても盛り上がります。
そんなマジックの意味はもちろんのこと、点灯条件や減り方などはどういう仕組みになっているのでしょうか?
今回は、プロ野球のマジックの意味とはどんなものか、また点灯条件や減り方などもわかりやすく見ていきたいと思います。
プロ野球のマジックの意味とは?
プロ野球のマジックとは、マジックが点灯したチームがあと何勝すれば優勝が決まるかという数字(勝利数)を意味します。
わかりやすく簡単に言うと、マジックとはあと何勝すれば優勝かを意味する数字です。
マジックは他のチームの自力優勝が消えた場合(残り試合を全勝しても優勝不可能な状態)に点灯し、他のチームの勝敗結果に関係なくマジック点灯チームがマジックの数だけ勝てば優勝となります。
言い換えると、マジックは自力優勝の可能性がリーグで1チームになった場合に点灯する数字ともいえます。
プロ野球のマジックは、マジックナンバーや優勝マジックとも呼ばれます。
プロ野球のマジック~消滅することも!
新聞などで、「○○のマジック消滅!」などという言葉を見たことがある野球ファンも多くいらっしゃるかと思います。
おもしろいことに、マジックは点灯しても消滅することがあります。
マジックが消滅するのは、マジック点灯チーム以外のチームに再び自力優勝の可能性が復活した場合です。
わかりやすい状況としては、マジック点灯チームが連敗などで負けが込んでしまい、他のチームが盛り返した場合などです。
シーズンの終盤ではちょくちょく見られ、かなり話題になるのでよりプロ野球が盛り上がります。
プロ野球のマジック~由来
プロ野球のマジックの語源は、ビンゴゲームに由来するといわれています。
ビンゴゲームでは、リーチ状態の時に、ビンゴ達成に必要な番号をマジックナンバーと呼ぶというのが語源とされていますが、それがプロ野球の優勝までに必要な最小勝利数という意味に使われ出したというわけです。
他にも、点灯したり消えたりするのがマジックのようだからという説やマジックで数字を消していくようだからという説が由来としてあります。
プロ野球のマジックの点灯条件
続いて、プロ野球のマジックの点灯条件を見ていきましょう。
上述したように、マジックは他のチームの自力優勝が消えた場合に点灯します。
通常、マジック対象チームは2位のチームですが、マジックはマジック点灯チームとマジック対象チームとの直接対決の残り試合数がマジック対象チームとのゲーム差より少ない時に点灯します。
(※消化試合数や直接対決の残り試合数などの関係によって、マジック対象チームが2位チームでないこともあります。)
また、開幕時点では残り143試合を全勝すれば優勝でマジック143のようにも思えますが、そうではありません。
しかし、開幕時点では6チームすべてに優勝(自力優勝)の可能性があるため、マジック点灯条件にはあたらないのです。
プロ野球のマジックの減り方などをわかりやすく
最後に、プロ野球のマジックの減り方などの計算方法などもわかりやすく見ていきましょう。
基本的にはマジックの減り方は、マジック点灯チームが勝つと1つ減り、またマジック対象チームが負けても1つ減ります。
つまりマジック点灯チームが負けても、マジック対象チームが同じように負ければマジックは1つ減ります。
同じ日にマジック点灯チームが勝ってマジック対象チームが負ければ、マジックは2つ減るということになります。
また、マジックは勝率が影響するので引き分けで減ることもあれば減らないこともあり、勝っても減らないこともあり複雑です。
プロ野球のマジックの減り方~引き分けの場合
引き分けの場合は、単純にマジックが減るというわけにはいきません。
マジック点灯チームがマジック対象チームとの直接対決の場合は、引き分ければマジックは1つ減ります。
しかし対象チームの試合がない場合は、点灯チームが引き分けた場合は減る場合と減らない場合があります。
最終的に、引き分けの場合は勝率を計算してみて、あと何勝で優勝かをみないとマジックが減るかどうはわかりません。
プロ野球のマジックの意味とは?~まとめ
今回は、プロ野球のマジックの意味とはどんなものか、また点灯条件や減り方などもわかりやすく見てきました。
プロ野球のマジックとは、わかりやすく簡単に言うと、あと何勝すれば優勝かを意味する数字です。
マジックの点灯条件は他のチームの自力優勝が消えた場合で、減り方は基本的にはマジック点灯チームが勝つと1つ、またマジック対象チームが負けても1つ減ります。
また、マジックは勝率で影響するので引き分けで減ることも減らないこともあり、勝っても減らないこともあり複雑です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント